これぞ地方!! 東日本の新幹線乗りまくり。
〜T.M.Revolution Joker Type 2 tour〜


9月5日

当日の朝未明に一緒に行く純ちゃんと電話で打ち合せ。ホテルは彼女に任せてあって、今回は飛行機を使わないということで、ぎりぎりでも大丈夫。今回はダイヤ関係も彼女に任せっぱなしにしている。純ちゃんの話では、午後2時過ぎ以降、米沢発の電車がない(!)ということで、最悪朝9時36分発、でもそれに遅れると恐いので8時発のに合わせて7時45分待ち合わせということになった。

 ところが、眠ったのが午前2時すぎ。目が覚めたら午前6時半。今すぐ家を出ないと待ち合わせには間に合わない…相変わらずの寝坊(苦笑)。純ちゃんに「今起きた!」と電話をして、支度が出来しだい待ち合わせ場所の東京八重洲南口へ行くということに変更。やー、待ち合わせ早めにしておいて良かった〜。9時半すぎので寝坊やったらライブ見られないところだった。

 9時36分発の山形新幹線に乗っていざ山形へ。生まれて初めての「つばさ」である。東北新幹線や東海道新幹線は1両の横が3人、2人と5人がけになっているが、つばさは横が2人、2人の4人がけ。朝ということで、太陽の向きを考えて西に窓がくる方の座席に乗る。

 あっと言う間に山形到着〜。途中「米沢牛」の看板も見かけた。そこから特急「こまくさ」に乗り換え。お昼時なので駅弁を買う。みのは「ローストビーフ弁当」を食べた。…ちょっと高かった(笑)。1200円であの牛はなぁ…。

 そうこうしているうちに湯沢駅に到着。ぞろぞろとグッズのTシャツを着た女の子など、どう見てもファンって人たちが電車を降りていくのを見送る。みのたちは終点の横手まで行って、ホテルにチェックイン。

 というのも、湯沢はホテルが1件しかなく(ホテルガイドには2件あったが、1件は電話してもつながらなかったとか)、電話をした頃にはすでに和室で大衆浴場の部屋しかなかったため、そこから特急で10分の横手に場所を移動。ベッドに身を投げちょっとうとうとしているともう4時。急いで横手駅に戻り電車で湯沢駅へ戻る。

 今回のツアーは、T.M.Revolutionの所属レコード会社のアンティノスが全会場の座席図と会場までの地図などをアップしてくれていたので、(みのもこれ前からずっとやりたいんだけど、未だ実現できず。ちきしょー先越された〜って、オフィシャルに張り合う気か…)それを便りに会場へ。

 途中、「水まんじゅう」の旗に惹かれて(笑)、ふらりと和菓子やさんへ。水まんじゅうは、何げにみのの大好物。それを買った時についでに「稲庭(いなにわ)うどんのおいしいお店ありませんか?」と尋ねる。すると、ホテルの近くにおいしいお店があると教えてもらう。湯沢は早くお店が閉まってしまうが、そこは居酒屋でもあるので結構遅くまでやっているとのこと。

 おばさんにお礼を言って、いざ会場へ。途中はもう、ずーーーーーーっと田んぼ。水も抜かれてもうじき稲刈といった感じ。とんぼもたくさん飛んでいて、東北はもう秋なんだな〜と感じた瞬間でした。

 ライブはもう、めちゃめちゃ盛り上がりまくり。みの大満足。触れる距離だったんだけど、ここで腕とか掴んでパニックになっても仕方ないので、触りたいんだけど届かない振りをして、ライブも無事終了。田んぼの真ん中を通って駅へ戻る。

 電車が1時間に1本しかない湯沢駅。駅に到着したのがちょうど9時。次に来るのが9時30分すぎ。その次は最終で10時15分。30分待つか、1時間で食事をするか悩む。終電を乗り損ねると泊まるところがないのでちょっと不安だったが、お腹が空いたのには勝てず(笑)、昼間和菓子やのおばちゃんが教えてくれた稲庭うどんのお店を探して、すっかり真っ暗な町を歩く。

 駅の前に大きな通りがあって、サンロードという商店街があるんだけど、ほんとにどこも開いてない。電気がついているのはスナックくらい。人通りもほとんどない。地方の町に来たんだなぁという実感が妙にわいた。

 稲庭うどんのお店は、思ってたよりわかりやすかった。ざるうどんを頼み、純ちゃんと軽くつまめるものをちょっと頼んで半分こしてふたりで2000円弱。サワーとかが白木屋みたいな安い居酒屋並みだった。あ。日本酒飲んでくりゃ良かった。お米がおいしいんだから、お酒もおいしかっただろうに。

 稲庭うどんというのは、みのはアンティノスのライブ用の掲示板で知ったんだけど、秋田の名物らしい。うどんといっても、麺が細い。手打ちそばくらい。赤いきつねのうどんより細い。細いので、玉になってざるに乗っているとそれほど量は感じないけど、食べてみると結構お腹いっぱいになった。味もコシはそれほど強くないけど、食べやすい感じ。値段も安かったし。(メニューみたら、天ざるでも780円とかだった)さすが秋田。

 最終の特急「こまくさ」に乗ったら、自由席の禁煙席は、純ちゃんとみの以外誰もいなかった。「貸切みたい〜!」「賢ちゃんみたい〜!(去年、リアルロックスのツアーダイアリーに、松山から倉敷へ移動した特急で、賢ちゃんとツアマネさん以外いなかったとあったんです)」とはしゃぐ(笑)。嬉しくて思わず車内でTMR歌を歌いまくり(笑)。ライブふたたびの勢い。

 駅を降りてからも、誰も歩いてないのをいいことに、レボの歌を歌ったり、ライブであった新しい振りを復習したりしながらホテルへ戻った。

 ホテルでは、テレビをつけたら「クレイマークレイマー」という映画をやっていたので、途中からだったが思わず見てしまった。映画は12時に終わり、翌日に備えておやすみなさい〜。

 全然関係ない話だけど、ここのホテル、アダルトのチャンネルが無料でした(笑)。

9月6日

 純ちゃんがこの日16時からバイトということで、早めに東京へ戻ることに。8時48分大曲発の秋田新幹線「こまち」に乗りたい、ということで横手を出るのは8時13分。そこから逆算して7時に起床。久しぶりにまともなベッドでゆっくり眠れる。目覚めは快適。

 朝ご飯も食べずにチェックアウト。横手から秋田行きの普通電車に乗る。こっちの電車は、2両編成でドアが1車両で1つだけ自動で、あとは手動という、東京の人間からすれば慣れないヤツだった。電車のいちばん後に乗り込む。びっくりしたのが、椅子に座れなかった人が電車の床に平気で座っていたということ。それほど混まないのと、目的地まで時間がかかるせいなんだろう。

 後に流れていく景色を見て気がついたんだけど、線路がどこまでもまっすぐなんです。駅を出て10分くらい走っても、さっきの駅が見える! 思わず後ろの窓に張りついて見入ってしまった。

 そうこうしているうちに大曲駅へ到着。新幹線のホームに乗り換える。が、「ここ、ほんとに新幹線止まるの!?」「うちら騙されてる?」という感じの駅だった。東海道新幹線や東北新幹線に乗ったことがある人ならわかると思うんだけど、普通はホームも長いしドアが来るところにひとつずつ電工掲示板がある。だけどこの駅にはなかった。前にテレビで見たんだけど、「新幹線」とひとくちに言っても、いろいろな種類があるとか。規格によって線路の幅が違ったり速度が違ったりするんだそう。秋田新幹線も、おそらくほんとの新幹線のワンランク下の部類になるんだろうな、と思った。

 新幹線に乗り込んだところでご飯タイム。駅弁を食べる。お魚がメインのものが多かったんだけど、みのはハンバーグと海老フライのを食べる。ハンバーグより卵焼きの方が大きかった(笑)。

 途中、盛岡で東北新幹線「やまびこ」と連結。盛岡、実は父の実家があるところだが、10年前に行ったっきり行ってないな〜。しかも、こうやって盛岡駅を素通りするのは4年前のaccessのサードツアーでもあって(その時は青森−仙台の移動だった)、これが2回目だったりする。

 そこからは一気に東京へ。途中純ちゃんとわっぱ飯を半分こした。東京駅にて解散。ちなみに今回、行きに新宿を出てから、新宿→東京、東京→湯沢などすべての電車がJR東日本。土日は16000円で、JR東日本の新幹線自由席までなら乗り放題の『ウィークエンドフリーきっぷ』が出ていて、今回はそれを使用したため旅費は調布→新宿の京王線往復460円合わせて16,460円でした。東北は土日がおトク!!

JR東日本には、東北新幹線、上越新幹線、山形新幹線、秋田新幹線の4種類の新幹線が通っている。今回、山形新幹線と秋田新幹線に乗ったが、東京−大宮間は上越新幹線、東京−盛岡間は東北新幹線も乗り入れている。今回、2日間でJR東日本のすべての新幹線を一応制覇(笑)。