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イガラシコラム

コラム

左足の良い話。

電車の中、法事帰りのおじさん二人が、足でゼスチュア。
二人とも昔は運転主だったらしく、「クラッチがなくなったから、左足が遊んで具合が悪い」という話だった。

「遊んじゃうでしょう」「こう、巻きこんでさ」「足のっかる所もあんだけど落ち着かね」…そう、文句を言ってるのではなく、楽しそうなのだ。

こういう会話は僕も大好きで、何故なら「身体の記憶」の話だから。
身体の記憶は、意識して初めてつかめるものなので、人と共有できるのが喜びになるのだよ。

「昨日見たテレビの話」とは違うのだよ。

2004.03.07
イガラシツヨシ

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