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コラム

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私は今、二十歳の大学生です。

この間「日本は、まだまだ学歴社会だから大学は卒業しておきなさい」と言われました。
その後は、こちらが何を言っても「いいから卒業しなさい、何年かかってもいいから」と言われるばかりでした。

そりゃあ私だってせっかく行った大学ですから、卒業したいですよ。でも様々な事情で困難な事もあります。
「今は若いから分からないだろうけど」とも言われました。一番嫌いな言葉です。えぇ、分からないです。若いから。

じゃあ、そう言う人って、若い私の気持ちが分かるんですかね。
私は、そう言う人の気持ちは分かりません。そう言う人と同年代ではないですし、そう言う人、本人でもないですから。
あなたはあなた。私は私。違う人間なんだ。分かる筈がない。

でも、分かろうとすることは大事です。きっと、そう言う人と同じ年になって初めて、なぜ卒業しろと言ったか、少しは分かると思います。
私には今のところ、大学を卒業しろと言った人の理由が、就職に有利で、収入が良いのと、世間体がどーのこーのにしか聞こえなかったんですよ。

あまり身内を出したくはないですが、親兄弟、親戚含め大卒はほとんどいません。
でも、みんな立派に定職なり何なりついて生活しています。結局、学費なんですよ、問題は。私は恵まれている方です。

実は、今、大学を辞めれば、少なからず自分のやりたい職業に就職できる状態にはあるんです。
でも、大学に行ってるのは、それらが一番やりたい仕事ではないのと、まだ勉強したいことがあって、行かせてもらえてるからです。

私は「学生は辛い」と言いました。そうしたら、「そんなんじゃ、あと20年は社会に出られないよ。学生ほど楽なものはないよ。」と言われました。

訂正します。確かに学生は楽です。私が言いたかったのは「学生である自分が辛い」です。早く収入が欲しかったんです。低くてもいいから。
学歴社会ならば、日本を出ようか！実際、兄はフランスで料理人になったし。海外には行きたいと思っている。

散々、色々言いましたが、春から大学には通いますよ。辞めるだ、休学だ言ったけど。収入もバイトですが、今より5倍くらいになるんで。今回のコラム、だいぶマジな話になってごめんなさい。
でも、その人にも言われたのですが、ある意味、人生の分岐点だと言うことで、自分の気持ちを全部書きました。

2004.03. 17
ヤノアケコ

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