組曲「ひろしまの夏」を普及する会 公式サイト
組曲「ひろしまの夏」が誕生するまで
1945年8月6日、7歳の時に広島で被爆した神戸美和子さんが、1984年の母親大会の分科会ではじめて世間に被爆者であることを明かした。翌年の1985年の母親大会では神戸美和子さん本人が被爆体験を壇上から語った。同じ会場で講演を行った早乙女勝元氏(作家)がその話に感動し、1987年には合唱組曲「いのちの賛歌」を作詩した。そして寺原伸夫氏が作曲し、翌年の1988年に五十嵐健作の指揮で東京公演が行われた。
1993年、早乙女氏の勧めもあり、神戸美和子さんは被爆体験「ひろしまの夏」を書籍出版(草の根出版会)した。
2003年、イラク戦争反対の運動が全世界で巻き起こる中、戦争の悲惨さ、惨たらしさを二度と繰り返してはならないという思いから「ひろしまの夏」の中にある「6つの詩」に五十嵐健作が独唱曲として作曲する。同年8月5日(火)「ひろしまの夏」組曲を大志万明子(ソプラノ独唱)今野恵子(ピアノ演奏)両氏により新宿角筈区民ホールに於いて初演した。
2003年9月、広島市秋葉忠利市長および長崎市伊藤一長市長より「ひろしまの夏」の活動をさらに広めてほしい由のメッセージが届いた。
2003年11月、CD、楽譜制作が完成した。(各1500円)