今年の1月から、ネバダ州立大学ラスベガス校(以下UNLV・・・University of Nevada Las Vegasの略。)という学校に留学中ですが、先週でようやくSpring Semesterが終わりました!(こっちの学校はたいてい、1〜5月の春学期と8〜12月の秋学期に分かれています。) 4ヶ月があっという間だった気もしますが、特に最後の1ヶ月はいろいろな事があり、それからまだひと月ほどしか経っていないかと思うと、長かった気もして、なんか複雑な感じです。 でも、その中でものすごくたくさんの事を学んでいると思います。これからの3ヶ月間の練習や勉強の合間に、なるべくいろいろな情報を書ければと思います。来学期が始まったら、また更新が出来ないと思うので・・・とりあえず身近な所(衣食住etc.)から書いていきます! ラスベガスは、ロスアンゼルスから飛行機で1時間、車で4時間ほどの所にあります。年間300日位は晴れなのですが、砂漠の真ん中にあるので、空気が乾燥しているのと、夏が暑すぎるのが難点です。僕はまだ夏を経験していないのですが、5月の今でも、昼は相当日差しがきついです。今年は少し雨が多いのですが、僕のせいだと言う噂があります。自称「晴れ男」なのですが、ここに来る前の旅で、行く先々に雨や洪水をもたらし、完全に「雨男化」してしまいました!(サンディエゴで180日振りの雨を降らし、降り過ぎて洪水になり、ロスでも洪水でがけ崩れが起き、その他の各地でもかなりの雨風をもたらし、2本の傘が他界されました・・・笑)
僕の通っているUNLVは、ストリップから車で10分程度、アパートからも徒歩10分位の所にあります。国際空港からも近いので、上の写真のように、キャンパスの中からも飛行機が結構デカく見えます。 真ん中の写真は、ESL(English Second Languageの略)のビルディング(左)とライブラリー(右)で、下の写真は、コンサートホール(左)とミュージックのビルディング(右)です。他にもたくさんのビルディングがあるのですが、だいたいこの辺りを中心に活動していました。(英語のクラスが4クラス、ミュージックが、個人レッスン、ビッグバンド、コンボ、吹奏楽、ブラスアンサンブルの5クラスがありました。) 少しずつ、この学期の出来事や、夏休みの出来事などをアップしたいと思います!今回はこの辺で・・・
6月14日(Tue.)「キャンパスライフ」
ロスに来ています!Walt Disney Concert Hallでのクリーブランド管弦楽団の演奏や、ハリウッドボウルで行われたPlay Boy Jazz Festivalなどに足を運びました。これらのレポートはまた次回という事で、まずは先に、UNLVでの春学期の活動の様子を書こうと思います。 そもそも僕がこうして留学出来たのは、UNLVの吹奏楽、指揮の教授であるTAD(タッド)鈴木先生のおかげです!中学、高校時代にお世話になった世界的なユーフォニアム奏者、外囿祥一郎先生の紹介によるものでもあり、(外囿先生は鈴木先生が高校の先生をなさっていた時の生徒にあたります。)もっと言えば、僕の通っていた小平六中に外囿先生を呼んで下さっていた、顧問の緒形まゆみ先生のおかげでもあります。縁、人間関係などが不思議なモノであり、かけがえのないモノである事を考えさせられますね… 鈴木先生は、尚美、芸大でトロンボーンを専攻し、佼成ウインドオーケストラや日フィルに参加。その後、指揮者、バンドディレクターとして、福岡工業大学付属高校や尚美の先生を歴任された後、UNLVの教授になられました。タッド・ウインドシンフォニーの音楽監督でもあり、日本でもアメリカでもご活躍されています。 こんなページでは、とても鈴木先生の凄さを表現しきれないのですが、とにかく器の大きいすばらしい先生です。世界レベルのアーティストであるにもかかわらず、僕らのような生徒の一人一人の事まで本当によく考えて下さっていて、さっきも書いたように、ここに僕がいられる訳です。(アメリカは一般的にヨーロッパに比べても学費が高く、とても僕が稼いだ小銭で留学なんかは出来ません。)音楽家としてすばらしいのはもちろんですが、お酒を飲んでいる時の話などもスケールの大きいモノで、時に授業より(イイ意味で)ためになったりします。鈴木先生の奥さんである敏子先生もまた、とても器の大きいすばらしい方で、お二人はこっちでの両親のような方々です。遠く離れたアメリカでも、この様なすばらしい先生、両親のような方々に見守られながら留学生活が送れる事は、本当に幸せな事ではないでしょうか…
11日、12日の土日は、ハリウッドボウルで行われたPlay Boy Jazz Festivalに足を運びました。全然知らなかったのですが、このイベントはLAでも有名なジャズフェスだったらしく、土曜のチケットはすでに売り切れ。「ジャズフェスなんかで売り切れるわけがないっ!」とたかをくくっていた僕は、17ドル50セントのチケットを、ダフ屋から40ドルで買うハメになってしまいました。 しかし、内容はすばらしく、ジョシュア・レッドマン、Gordon Goodwin's BigPhatBand、ジョン・ファディスのビッグバンド、ジョージ・ベンソン、などを聴きましたが、どれも凄かったです! トロンボーン的には、やはりAndy Martin氏がすばらしかったですね!(2日とも出てました。) ラスベガスではなかなか聴けない音が、ほんの飛行機1時間の所で聴けるのはうれしい事です!