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Helicopter World    2000年 5月19日





 僕は この R22 という機体の整備に関わるテスト飛行 及び 耐空検査飛行のため 群馬県を訪れました。普段 それほど飛ぶ訳でもない自社ヘリ AS350B 所有会社(建設会社)に勤めながらも、飛行経験を積みたいハングリーな若者としては、こういうアルバイトがあるのは嬉しいです! 群馬県のほか、三重県や、鹿児島県へも行きました。とにかく 飛行経験を積んで 事業会社への就職を目指します。

 2000年 5月、今年もやってまいりました、関東へ。1999年は写真を撮っていなかったので紹介できなかったんですが、コレ!スゴくないですか? わからない人は下の写真を見てください。なんとこれはロビンソンR22専用のキャリア・カー! どこへ行ってもこんなモノ売られていません。このJA788○のオーナーさんの自作なんです! 軽トラのシャーシ、サスペンション、タイヤ、デフなどが使われていて、ロビンソンを載せて走るとちゃんとロールするし衝撃も吸収するという、乗り心地の良いゴージャスなキャリアカーです。 しかも、電動ウインチがあるので一人でも載せられるうえ、走行中ブレードがブラブラしないようにするためのスタビライザー・バーまで装備。考えつくされた仕様になっています。

 
※1行目 耐空検査とは、年に一度の検査の事。定められた整備を実施後、国土交通省の検査官を乗せて飛行し機能を検査し、合格であれば1年間の耐空証明が貰えます。自動車の車検のような物。実はこういう小さな機体での飛行は怖がる検査官も少なくないので 僕はできるだけ優しく操縦します。特に R22でのオートローテーションは急激にやると怖がられるので、スーっと柔らかく入れた後にスロットル・オフします。










 格納庫は会社の中にあって昼間は従業員の方々もうろうろしているので、いくら小柄なR22でも離着陸には少し無理があります。 そこで、このキャリア・カーを使って格納庫から100mほど離れた場外離着陸場までの間を往復するのです。 僕もその姿を拝見しましたが、段差、カーブ、勾配と、このキャリアカーの走りはとても安定していました。 スキッドを4ヶ所で固定しているので、転がり落ちることもありません。 高級車のようにフワフワとロールしながら、スムーズに走っていくのです。 400kgちょいのR22の空虚重量と、軽トラの足回りが絶妙にマッチしているのですね。











Helicopter World    1999年 10月 記事 (写真は2000年)



館林飛行場 の 紹介






 GPSが普及していなかった当時は、よく冗談で 「日本一見つかりにくい」 なんて言われることも多かった大西飛行場(群馬県・館林)。 風に向かって ランウェイ 08 を離陸したあと、右旋回しダウンウィンドに入ったところ。 高度は1000フィート(約300m)。 このまま西向きに離脱するダウンウィンド・デパーチャー。 煙突のケムリが東から西へ(左へ)と流されているのが見える。

 滑走路の中央には白い線が3本引かれているが、この少し手前に細い道が南北に走り、滑走路を横切っている。 これがよく話題になる「踏み切り」で、一般車が滑走路を横切ることで有名。今回は、このあと車でここを走ってみたけれど、ナント、踏み切り前の小屋には誰もいなかった。つまり、無人化していたのです。 誰でも勝手に入れる状態 (^_^;












群馬県の館林の市街にある、別名 「大西飛行場」。
どこか、アメリカの片田舎にあるような、小飛行場を想い起こさせる雰囲気。
(この写真の R22 は 別の日に飛ばした別の機体です)







航空無線はここを管理する新中央航空が担当し、コールは「館林ローカル」または
「館林フライトサービス」。 周波数は129.9MHz。 皆さん親切です。
あいにく、撮影時の天気はよくなかった。(紫炎さんと東京で会った日)
この写真を撮っていると、「そこは着陸帯ですから〜」って怒られた。(^^;








なんと、「一般車が滑走路中央を横断する飛行場」としても有名?(笑)
この横断道路には踏切りが設置されていて、管理の人が航空無線を傍受している 「らしい」 んだけど・・・
僕のヘリがファイナル・アプローチ中に 何台もの車が 横切っていました(笑)
(滑走路に接地する必要もないヘリコプターだから 実際 問題ないけど、飛行機ならちょっとびびる)











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