hidebooがWAHを換えた理由
”ぽっきん事件”のお陰(?)でオークションを利用し、色々な人たちと知り合いになり、たまたまs.cortと言うブランドで個人的にWAHをカスタマイズされる方と知り合いになった。
日本ではこの人だけではないだろうか?
で、悪い病気ついでに1台オーダーしてみようということになった。
今回のオーダーは
  • 見てくれは気にしません(ストロークと音の関係で”これが一番良いのだ”というのが良いです)色も黒でOKです。
  • トランジスタはゲルマニウム(いやいや、こっちの方がって言うものが有るんであればあえて拘りません)
  • 基本的に前後にエフェクトはつながず、ギター→ワウ→アンプと言う構成で使います。
  • インダクターは相談しましょう。
  • 予算は・・・・っていうとで相談しましょう。
  • s.cortさんが”これがワウでしょ”っていうところに興味が有ります。
  • えげつなく効くけど音程感の無くなってしまうような感じはイヤです。
  • 多少ノイズには目をつぶります。
(ほぼオーダーのメールのまま)
で、”white room”みたいな音が欲しい等とわがままを言ってみました。
又、オークションで手に入れた"kester no44”が有るんだけど使ってくれませんか?との問いに

”半田の件ですが、キースターNo.44は私も持っています。私は、WAHには使っていません。(音は他の半田よりは、良いですが)私は、半田もOLDを使います。’66S物と’58Sものを持っています。WAHには、66年ものが個人的には一番良いと思い使用しています。特注品で製作する物にはこれを使っています。どうしてもキースターを使えというのであれば、使用しますよ!お任せ致します。また、全部が全部同じ半田を使うことはいままでになかったです!半田で音を調整したりしています。”

参りましたm(_ _)m
結局、半田は
”半田は3種類使いました”
と言うことに落ち着いたようです。

チョット本気でチェックしようと言うことになり、アンプのチューブを交換し、持っているギターを総動員(?)しチェックしてみた。

クラプトンスイッチをオンにし、"wheels of fire”をcdのトレイに載せ、何年かぶり(高校以来だから・・・ひえー!そんなに経つの?)に"white room”を弾いてみる。
とアンプから出てくる音は”まんまやないけ!”(いきなり大阪弁)
いやー驚きました。
ノーマルスイッチも程々の感じ。ノイズも”静か”何しろゲインがキッチリ出ているので音が小さくなったりとか変に歪んだりとかがほとんどない。
ややスルーで音質が変わるものの、多分これ以上望むべくもない(エフェクトをつなげばどうしても音質が変わるのは避けられないっていうのはこのページを見ている人は分かってるはず・・・)し、トレブルで十分補正出来る程度になっている。
”すっごいよー!”
これが問題(?)のクラプトンSW(WAHのトーン切り替え)。これをonにしてWHITE ROOMを弾いたら爆笑物でした。
NO. 種別 値・型番・耐圧 備考
配線材 - 70年代の古い単線です。結構音が柔らかいのを使用しています。
コンデンサー 0.022MF/400V マロリー製を使用。国内では、売っているのをみたことないです
コンデンサー 4MF/50V 国産物ですが、かなり古い?(70年前半)です。これは、ノンポーラで、ビンテージのWAHに使われていた数値と同じです。
(VoxクライドなどNP 4MF)今は、この数値(4MF)は作られていません。今はたいてい4.7MFです。
トランジスター 2N3415 トランジスタは現行品を使いました。
トランジスタも選別しました。ビンテージWAHと同品番です。ローノイズなトランジスタです。
コンデンサー 0.01MF フィリップスのスチロールコンデンサーです。(すでに、廃品種です)スチロールは安定性がよく、音が、ふくよかです
コンデンサー 0.22MF ヨーロッパのEVOXというメーカーです。ポリカーボネイトコンデンサーです。こちらも、安定性がよく、WAHのおいしいところの音が出ます。(こちらも現行品です)
抵抗 - アーレン・ブラッドレイなどのソリッド・カーボン1/2W抵抗を使用。抵抗もなるべく、古く、数値のくるいのない物を選別して使いました。
インダクター - 特注品で、どこでも手にはいらないです。(あと、5つしかなそうです)
ジャック - ジャックはスイッチ・クラフトです(耐久性などで、無難です)
比較用にと入手したWAHの内部写真。違いは比較していただくまでもないが、やっぱり音の感じはまるっきり違う。
ロゴのアップ。
尚、シャーシの色のオーダーもできます。色は見本があれば、たいていの色は塗装可能です。但し、マジョーラなどの特殊な色はご勘弁をとのことです。