このところ、反響が有るようで、あちらこちらからメールを頂くようになった。
みなさん、”ヒストリック”やら”クラシック”辺りをお持ちの様だ。
”トラ目レスポールはねぇ、高いだけでだめだよぉ”なんて強がっていたがやっぱり気になるサンバーストレスポール・・・。
で、なにげに感化されて、某楽器取引サイト(?)をのぞいてみる。
”えーっとぉ、GIBSONでぇ、サンバーストでぇ、年代は不問でぇ、価格は¥250、000以上でぇ”
なんて検索をかけてみる・・・・と現れるのは下は¥258、000から上は¥6,200,000(soldoutになっていた・・・ドーユー事なんでしょ?←坂本チャン風に)までが表示される。
で、見ていくとヒストリック等色々表示される。
めぼしい所を表示させていくとトラ目の幅が3cmくらい有るようなものもある。
一時のギブソンのトラ目はメイプルを機械で揺すって無理矢理作っているような(あまりにもトラ目のピッチが揃いすぎている)トラ目だったんですが、最近は機械が良くなったんでしょうか?(実はトップシークレットだったりして)
個人的にはあんまりトラ目が見えなくて光の加減でどーっていうのが好みなのだが・・・
その昔新大久保のくろさ○で58年のいい感じのトラのやつをみつけ、”弾かしてー”と頼んで弾いたことが有る。
生音(ボリューム0)だとたいした音がしないと言うよりも”何だこりゃ?”ってかんじなんだが、ちょいトーン絞り気味でmixにして上の方で(12フレットより上で)Dmで”ちゃりーん”ってやったらピーターグリーンの”ブラックマジックウーマン”どんずばのおとでぶっ飛んだことが有る。(で”330でいいよって言われたんですが・・・60回払いで8万円弱って言うので腰が引けました==;)
なにげに”Jimmy Wallace”が出ている。
”昔中野辺り(分かりますね?)で100万位で出てたんだよなー”
なんて思っていると1/3位の値段で出ている。でページを開いてみるとお腹の辺りのトラ目がやや少ないように見える。
”こっこれは・・・ひょっとして目が良いから見えてないんでは無かろうか?(Jimmy
Wallaceがセレクトしているもので目が出てないなんてあり得ない!)”
なんて勝手な解釈の元、出品もとを見ると秋葉原のイケ○楽器とのことで在庫確認&仮押さえ依頼メールを出す。出品の日付を見ると既に2ヶ月近く経過している。
”多分もう無いだろうなー”
なんて思っていると
”では仮押さえしておきますのでご来店下さい。”
なんてメールが帰ってくる・・・。
そこで頭の上に白い天使と黒い天使が現れる。
白い天使(以下白);いざって言うときお金がないと困るでしょ
黒い天使(以下黒);買っちゃえ買っちゃえ、どうせ銀行に預けてたって金利なんかつかないんだから
白;奥さんにはどう言い訳するの?
黒;イージャンか。自分の金で買うんだから。ホームページのネタも増えるし。
と喧々囂々の議論が始まる。
色々調べていくと某楽器屋のオヤジがギブソンの工場へ行き、良さげな目を見ると見えない所に
”じみをれす”とサインし、”トムたのむよぉ”なんてトムマーフィーに渡し、塗ってもらうらしい。
その証拠に明らかに目止め材の色が通常ラインと違っている。(らしい)
かみさんに”ねえねぇ、こんなのどうかな?”なんてページを見せると、”いーじゃん!”なんて答えが返ってきた。”自分で何とかなるんだったら買えばぁ〜”なんて言ってくれた。(白の形勢不利?)
とにかくマーチンの弦高が少々高くなってきてしまったため、アイロンがけするために東京へ行く用事を作り見に行ってみることにする。
”じゃあちょっくら行ってくるよ”と黒いケースを下げ家を後にする。
新大久保のくろさ○に立ち寄りマーチンを預け外回りの山手線に乗る。
”まあ音がダメだったらごめんなさいだな”と思いつつ、秋葉原に到着。
楽器屋さんで楽器を買うのなんてしばらく振りだなと思いつつ、足を踏み入れ有りそうな所をきょろきょろ見回す。壁に掛かっていると思い、見上げているとヒストリックやらエイジドやら”おおぅ!←くれよんしんちゃん風”とよさげなギターが並んでいる。でお目当てのJimmy
Wallaceは
”無い”。
白;ラッキー、売れちゃったんじゃないの?
黒;いやいや、裏に隠して有るんだ。
でとりあえずメールを頂いた中嶋さんを呼んでもらい、
”先日メールで御願いしたんですが。”
”はいはい、こちらです。”
壁に掛かってなかった・・・。
”いやー今月決算なもので値段落としてだしてるんですよぉ”と値段を見るとどうやら予算内、それも税込みでって言う所まで落ちている。
その時点で白も黒もどっかへすっ飛んでしまい頭の中は真っ白・・・。そうなんです、良いんです。
光の加減でお腹の辺りのトラが出たり消えたりするんです。(Thank You Jimmy!)
で弾いてみると”悪くないね”と思い価格交渉開始と思ったんですが、もう舞い上がっているから、膝の上に置いて、したり顔で
”う〜〜ん!”なんて演技は出来ません。
と言う訳でやっちゃいました。
家に戻ると
”暑くって気が付いたらケースの色がかわってたぁ”
と言うとかみさんが
”あー、うん○ケースだぁ!”(この辺のケースは接着剤のせいだと思うんですが臭いんですよ。)
なんて言っていました。 |
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この角度だとあんまりトラ目トラ目していない。 |
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角度を変えるとトラ目がドーっと浮き出てくる。 |
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角度を変えると赤い目止め材が浮き出て見える。 |
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ヘッドはこんな感じです。ブッシュはとがったタイプですが後々フラットタイプに変更しようと思っています。 |
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シリアルナンバーは”9 5007”です。このころは既にトム マーフィーは94年までしか居ないらしいんですが出荷遅れにより95年ものになったんでは無かろうか?との見解です。
7月7日に買った7番のシリアルです! |
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バックプレートにはMr.Jimmyのサインが入っています。 |
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プレート裏側にはjimmy wallaceシールが貼ってあります。ホントはキャビティー内に貼ってあるらしいんですが、既にこの時代はシールドプレートが付いているため此処に貼ったようです。シールドプレートを外すとトムマーフィーのサインが有るはずなんですが・・・。
コンデンサーは・・・っていうと・・・。
やっぱりウチで音を出してみたらそうゆう音でした。
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ジョイント部です。ディープジョイントでは有りません。
でピックアップ裏にはpafシールが貼ってあるところが笑っちゃいました。 |
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弦交換のためブリッジ・テールピースを外してみました。ブリッジはpat noもの様子。ブリッジは重いやつだったんでその昔ES○で”軽いやつなーい?”って聴いたら、単体の在庫が無かったので、”その辺のレスポールについてなかったっけ?”なんて言って2・3本ナビゲー○ー製の弦を外すので
”そこまでやらんでも・・”と言ったのですが
”いいの、どうせ弦換えるから”と、青いレスポールについていたやつを売ってくれました。(中央:オリジナル 右:軽いやつ) |