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20030608(日) STRATOVARIUS@新宿リキッドルーム

電車を乗り継いで新宿へ。
何気にストラト初体験^^;
思えばストラトはRAGEと共にメタルを聴き始めたころに愛聴していたバンドだった。
VictorのMetal Sampler vol.4に収録されていた Against the Wind をはじめて聴いたときの衝撃は、今もよく憶えている。
そんな思い出のバンドをはじめて見るということで、前日はSHOW-YAを聴きまくり、電車内でもまちゃさんに頂いたNEGAROBOを聴いて万全の態勢を整える(整ってないぞ!^^;)
正直、ストラトを聴きまくっていたあの頃の熱狂は影を潜め、新譜の聴き込みもそこそこに、半ば
「まぁ来日するから見とくか」
という程度の思いだった。

ストラト見るのも初なら、リキッドルームへ出向くのも初めて。
HPで場所を調べ、
「あぁ、LOFTの近くか」
どこへ行くにも既知のライヴハウスorCD屋を目印に新規プレイスポット?を開拓。

やけに昇らされる(7Fにしたって随分階段の段数があるな・・・)階段をトコトコ行くと、パダワンが既に待っていた。
このパダワン、2,3年前には殆どこういう音楽を聴かなかったのだが、俺の粘り強い薫陶の結果、遂にはメタルのライヴにまでついて来るようになった。
この調子で行けば、「デスのライヴに連れてって」とせがまれる日も近い・・・かもしれない。

17:00過ぎに開場。流石に最終日だけあって、マーチャンに品切れが目立つ。
本当は半袖が欲しかったが、仕方ないのでロングスリーヴを購入。

「飲み物がない」
と言うので、水を一本くれてやる。
・・・今度から持って来いよ・・・

18:00開演。予想通りEagleheartから。
イントロが始まった瞬間、
「お〜お、おお〜お〜」会場全体がイェンスのプレイをなぞる!
サビも全員で大合唱!しょっぱなから大爆発だ。
コティの調子も良いようで、心配していた高音パートも問題なし!
オーディエンスの煽り方もつぼを心得ており、堂々たるフロントマン振りだ。
巷の評判が高いイェンス、ヨルグのパフォーマンスは言うに及ばず、大ティモ、ヤリのプレイも凄い!
中でもヤリの六弦を自在に操る様にはかなりo(^-^)o
大ティモも余裕のあるバッキング、ネックに一瞥もくれることなく紡ぎ出されるエモーショナルなソロ&アドリヴプレイがキレまくる!
The Kiss of Judasではイントロから手拍子で観客が一体となり、7thの表題曲Destinyを中盤までプレイした後、新譜収録のFantasiaへ鮮やかな切り替え。
Speed of Lightの途中、モニターの調子が悪いのか、コティのヴォーカルが楽器隊とずれる。
「あぁ〜まずい・・・」
刹那、ヨルグと大ティモのアイコンタクトから、シンバル一発でコティのずれたパートへチェンジ!
凄い・・・凄すぎる・・・
Father Timeでは全員が拳を振り上げシンガロング!
コティが袖にハけ、ニューアルバムからの激烈インスト Stratofortress
一糸乱れぬアンサンブル、ライヴならではの大ティモとイェンスの掛け合い。
Foreverでは大ティモとコティがしっとりと聴かせ、オーディエンスも控えめに、だがしっかりとコーラスを入れる。
アンコールのHunting High and Lowでの大合唱、そして大団円のBlack Diamond
全てが素晴らしい!
「これなんだよ!俺が求めてるものは!」
家でスタジオ盤を聴いているだけでは決して求め得ないもの。
それがここには、ある。
ストラトにはそれが、ある。
本当に来てよかった!

終演後、大ティモのピックをGet(^-^)

帰りは中華料理屋に寄って皿を突きつつ、ライヴの話に花を咲かせる。
今日もいい日だった。


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