魚図鑑 page5

ひめじ
べら(カンダイ、キュウセン、ササノハベラ)
ぼら(メナダ)
めじな

ひめじ科

 

ひめじ

ひめじ

沿岸の砂泥底に生息する赤い小魚。全長10〜15cm。
あごの下に黄色い2本のひげをもつ。
このひげには、味覚細胞があるそうで、
砂の中を忙しく探るのだろう。
魚の味覚細胞は、舌よりも、ひげ、くちびる、ひれなどにあるそうだ。。
しろぎすの外道として釣れるが、味もよいらしい。
鮮やかな黄色のヒゲが、ごにょごにょと動くのは、
ちょっと気持ち悪い。

天ぷら、煮もの。

べら科

かんだい
2006年9月


2007年2月

かんだい(こぶだい)

30cmほどの幼魚。引きは強く、重い。オスでは大きくなると額にこぶが出てくる。1mにもなる魚だが、数が減ったそうだ。
大きな赤い魚で、南方の魚だと思っていた。

夏場は美味とのこと。白身で身が多く、淡白な味。昆布じめもいいと思う。鍋にすると、ゼラチン質の皮がいい。

刺身、あらい、鍋、揚げ、味噌漬け。


2005年1月

べら

きゅうせん(九線)

ホトケノウオ。
小さな群れをつくり、一番大きなオスがリーダーになる。このオスがいなくなると、一番大きなメスが性転換してオスのリーダーになる。冬は水温15度以下で冬眠する。

サヨリねらいで、小さいハリに5mmほどのオキアミの身を付ける。

しばらくすると、ウキが引き込まれた。
・・・10cmほどのぼやけた色の幼魚が釣れた。

べら キュウセンのメス(アカベラ)、13〜4cm。

ベラは、夜は砂にもぐって寝る。
関東では、単なるエサとりだが、
関西では、ギザ三と呼び、専門に釣る人もいる。
高級魚で白身の淡白な味。
30cmくらいまでになる。
塩焼き、煮付け。
べら

キュウセンのオス(アオベラ)
オキアミを一匹ちょんがけにしたら、
いきなり22〜3cmの大きいのが釣れた。
これなら焼いて食べれる。

英語名は、multicolorfin rainbowfish、
多彩な色のひれをもつ、虹の魚。

ささのはべら

15〜25cm、昼間に活動する。
冬は砂にもぐって、冬眠する。

が、釣ったのは1月だった。
プリプリとうまそうだった。
かなり味は良いとのこと。
白身で淡白な味。

ぼら科

めなだ

めなだ

昔は、すりみ(かまぼこ)にしたそうで、
「青いぼらがうまい」そうだ。
脂瞼(目を守る脂)はぼらほどには発達しない。

鍋で食べたが、あらいもいいのではと思う。

刺身、焼き、鍋。

めじな科

めじな

めじな(目仁奈)

目近魚(めじかな)・・・目と口が近い魚

30〜40cm位で、60cmのもいるそうだ。

九州出身の友人はめじなを「クロ」といい、
「クロダイ」というとめじなだと思っていた。
黒鯛は「ちぬ」といっていた。
「クロ」の刺身は焼いて食べるといっていた。
「かつおのたたき」みたいな感じか?