魚図鑑 page3

カジカ(トミカジカ)
キス
サバ(マサバ、ソウダガツオ、シビ・メジ、サワラ)
シイラ
スズメダイ


かじか科

とみかじか

とみかじか

2〜4月、水温が低く、口の大きいハゼのような魚ばかりが釣れてくる。図鑑で調べてもはっきりしないが、かじかの仲間の「とみかじか」ではないだろうか。普通は食べないようだ。刺身で食べたが、うまかったという記憶はない。天ぷらがいいかもしれない。

まはぜ

晩秋、沖で釣れたマハゼ(はぜ科)。

きす科

きす

しろぎす

生直(きす)・・・混じりけがなく、飾り気もないの意。
河口にもいて、河にも入る。
水温20〜25度で活発、冬は深場に移動。
30cmを超える大物(ひじたたき)が投げの釣り人の憧れのひとつ
(他に、あいなめの40cm超、かれいの40cm?超)。

引きは見かけ以上に強く、直線的にとんとんとーん どんどんどーん とくる。
鉄砲ギス。

焼き、天、刺身、揚げ、干。

サバ

さば

さば・・塩焼きと刺身
刺身と塩焼き

マサバ

さばの引きは以外に弱いのか、
上げてみると思ったより大きい。
サバ折で〆、エラと内臓をとり、血抜きする。
ボートの中が血の海にならないように。

刺身も食べたが、最高にうまかった・・・!

「さばの生き腐れ」・・・内蔵の強力な消化酵素が腐敗菌を急激に繁殖させてしまうため、外見はなんともないのに、中が傷んでいること。ときに、蕁麻疹などの中毒やアニサキスもあるので、生食は注意。


しめさば
しめさば

そうだがつお

ソウダガツオ

とにかく、よく走る魚で、血の気も多く、噴き出す。

パワーのある魚で、クーラーに入れると、ブーンとボートを振るわせるくらいに尾をふる。

さば科なので、さばと同じように〆る。
身をさいころに切って、やまかけ(すりおろしの山芋をかける)にして食べました。

血のしたたるような刺身が好きな方には絶品でありましょう。

30cm(2008/10)
釣った当日のサイコロ刺身は、上質の肉のよう。
身の固いうちに、刺身で、すぐ食べるとうまい。

シビ・メジ (クロマグロ・・・ホンマグロ)

まぐろ類中、最大の種類で、3m、400kg以上にもなる。
泳ぐ速さは、成魚で時速160km以上といわれる。
5〜6kg以下の若魚は、しび(志毘〜古事記、日本書紀、万葉集)、めじ(目近〜関東) などといわれる。

ビギナーズラックで、30cmほどのシビコを釣ったことがある。
味は「カツオのようだった」と思う。焼いたが、パサパサしていたかも。

鮪(しび)衝くと海人のともせる漁火のほにか出ださむ わが下念を

万葉の歌人・大友家持の作・・・当時は、夜に漁火をたいてマグロをついて獲っていたと想像される。

寿司、刺身、焼き、煮。

さわら

サワラ (サゴシ)

写真中ほどの細い魚。
流し釣りで、巻いているとき食いついた。
しっぽがでかい。

細い腹で狭腹・・・さわら。
細い腰で狭腰・・・さごし。
オス80cm、メス1m。瀬戸内に入ってくる春が旬で春告げ魚で「鰆」。
出世魚〜サワラゴ、狭腰、ヤナギ、サワラ。
とくに、よく動かす体の後半分がおいしいそうだ。

刺身、焼き、うおすき、味噌漬け(西京漬け)。

シイラ

シイラ(万力、万引、マヒマヒ)

しいら   

45〜50cmくらいの小物。
暖海性でハワイでは高級魚。
沖のルアー釣り、引きは強く、よくジャンプする。
大きさは1m以上になる。

左は、流していた仕掛けを巻いているときに、食いついてきたビギナーズラック。

右は、カタクチイワシでの泳がせ釣り・・・ナブラに突入、思い出の1つ。

鮮度が落ち易いので、すぐ調理、煮、焼き、揚など。
とろりとした刺身はうまい。


スズメダイ

SUZUMEDAI

スズメダイ

堤防でコマセを入れるとワッと寄ってくる。
茶色で、すずめっぽい、大きいものでも20cm未満。
すず・・・小さいもの
め・・・群れる様子
ネコノヘド、ナベコサゲ、アタンポ、
オセンコロシ(和歌山)
damselfish・・・乙女のような魚
「あぶってかも」・・福岡の干物。
沖縄では、カツオ釣りの活きエサとして、イワシの代用に使われるそう。広島では、「やはんぎそうめん」の出しにされるそうだ。

写真は、ボート釣りで釣れたスズメダイ、12cm位。
すぐに弱る魚と思う。
岩場があるということか・・・同じところでカサゴも釣れた。
塩漬け、唐揚げなど。

小さい魚が群れる様子を「すずうお」と言っている人がいましたね。