魚図鑑 page1

あじ科

アジのいろいろ
カイワリ
カンパチ
シマアジ
ブリ


55cmのガンドブリ・・・ブリの味がした、つまり、アブラが少しのってきています。
2009年9月


59cm ヒラマサか、ガンドとは、味が違った
2009年10月

胸びれが黄色の線にかかっているので、ヒラマサと決定しました(2012年8月)。
ややスマートで小顔。味は、全然違ってました、ブリのくせがなかった。

 

あじ

味がいいので、「あじ」、また、「あ」は愛称で「じ」はさかなの意とも。
大分県豊後水道の佐賀関漁港に水揚げされる真アジは「関あじ」として有名です。
アジには、マアジ、アルアジ、ムロアジ、クサヤモロ、モロなどあるらしい。

まあじ・・・黄アジ(定着性)と黒アジ(沖)がいる。稚魚は、沖合いの表層で生活し、成長するにつれ、岸によってくる。側線の全体にゼンゴがある。離れびれ(尾の付け根の小さいヒレ)はない。〜40cm。

まるあじ・・・側線は、やや強く湾曲し、直送部全体にゼンゴがある。えらぶたの上角に1黒班。離れびれは1つ、ムロアジの仲間。〜30cm。秋から冬にかけ、マアジは、味が落ちるが、マルアジは、グッと味がよくなるそうだ。

アジ
上から2番目のアジは、細い


離れびれは一対、側線の直送部全部にゼンゴ

マアジには、離れびれはないが、ムロアジ仲間にはあるので見分け易い。

むろあじ・・・側線の湾曲はゆるく、直送部の3/4にゼンゴがある。生きているときは、体側に黄色の一縦帯がある。えらぶたの上角に1黒班がある。尾びれの上は黄色、下は暗黒色。離れびれは1つ。〜40cm。写真は、和歌山から輸送されたもの。ウロコが大きい。私自身は、釣ったという記憶・意識がないのです。下右写真は、ハナレビレで、WEB図鑑さんからの転載です。

   HANAREBIRE.JPG - 64,950BYTES

おにあじ・・・側線の直送部に大きなゼンゴがある。胸びれは長く、頭部の1.2倍。えらぶたの上角に1黒班がある。〜50cm。「 おに」というのは、大きいという意。焼き物がいいと思うが、なかなか釣れない。やや、沖目70mくらいの中層で釣る。ゆらりゆらりと上がってきた。一緒にいたSさんが、「こんなのも、いるのか」と驚いていました。釣ってから数年後、あれは、たぶん「オニアジ」だったんだ、と思いました。

おにあじ?


カイワリ

15〜25cm、まれに40cm超、高級魚 とのこと。
たくさん釣れてもいいと思うのだが、たいてい1〜3匹しか釣れてない。さびきで、小気味よい引きで釣れる。

小さいが塩焼きにするとクリーミーな濃い味、美味である。


名前の由来は、しっぽがかいわれ大根の葉っぱに似ているからとのこと。釣り期は9〜11月か。たくさん釣りたい魚であります。

 


かんぱち(しょご)

かんぱち

アジ科、暖流系。ブリの仲間では最高級魚とのこと。
潮の流れるところにいるので、シオ、シオゴ、ショゴ、掛かると根に入るので、ネイリという。
幼魚(しょご)では頭に八の字があり、間八、勘八。2mの大カンパチもいるそうだ。

美味で刺身、塩焼き、照り焼き、寿司だね、など。

引きは強烈で、9月に釣れた。釣れた時は、少し黄色っぽい、ずんぐりしたフクラギだなあ と思っていた。さっぱりしたしたくせのない味で、よく食べているハマチとはあきらかに違う味。

富山湾には、能登半島を回って入ってくるのであろう。1ヶ月ほどの短い間に一気に釣れるようで、待ち遠しい・・こない年もあるようだ。


シマアジ

店で売っていたので買いました(2500円)。

活き〆してあり、血も出ず、さばくのが楽でした。刺身、鍋、照り焼きに。あら鍋はとくにうまかったが、脂が乗りすぎ・・・か?

体型も似ているが、味は、カンパチの幼魚に似ているか。

オセアニアでミナミシマアジというのが、養殖されているそうで、ひょっとしたら、このシマアジはそれかもしれない。45cm。


 ぶり(はまち・ふくらぎ・つばいそ・こずくら)

はまち

刺身では、ぶり(60cm超え)は、脂が乗りすぎ、敬遠する人もいる。

照り焼き・・・厚めの切り身に、6〜7mm間で切れ目をいれ、2本の串を末広で打ち、強火の遠火で、7,8分火が通ったら、醤油、味醂、酒を煮詰めたたれをつけて、乾かすように3回ほど焼く。

あらの煮付け・・・水洗い、霜降りしたあらと大根を水と半量の酒で、落とし蓋をして15分ほど煮、味醂、砂糖、醤油を加え、煮汁が1/3になるまで煮付ける。

ぶり皮なます・・・皮に塩をふり、焼く。大根、人参、皮を千切りにし、二杯酢にゆずなどを入れ和える。

 なお、釣りの対象としては、ガンドブリは60cmを超えるものをいうと思われる。

春〜夏に日本列島を北上し、北海道、オホーツク海に達し、秋〜冬に南下する。

関東・・・ワカシ、イナダ(伊奈多 30〜40cm)、ワラサ、ブリ。

関西・・・ツバス(津波須)・ワカナ(和加奈)、ハマチ(波万智)、ワラサ・メジロ(眼白 40〜60cm)、ブリ。

脂(あぶら)が多く、あぶらの上をとった「ぶら」が転じて「ブリ」になったと貝原益軒は書いている。

引きは強烈で水面に来ても走る。40cmを超えると、より精悍な顔つきになる。50cm以上はまだ釣ってない。

寒ぶり、鰤街道が有名。

富山のブリ出世表 (市場でのもの)

呼び名 大きさ(体長、体重) 年齢
コズクラ・ツバイソ
フ ク ラ ギ
ハ  マ  チ
ガ ン ド ブ リ
ブ     リ
約32cm 500gまで
約40cm 1kgまで
40cm級 1〜2kg
50cm級 約4kg台まで
60cm級 5〜6kg台
70cm級 7〜8kg台
80cm級 9〜10kg以上
当歳
当歳
当歳〜満1歳
満1歳
満1歳〜満2歳
満2歳
満3歳〜

がんど(木挽き鋸)
がんど(木挽き鋸、60〜70cm)
ガンドブリの名の由来
写真はヤフオクからの転載です