『ルララ』 　　　　　　　　　　　　　　


僕の隙間を満たしていた言葉は　忘れやしない
はじめて泣いてくれたあの日のメロディー　まだ聴こえるよ
歩いた道も　通い合った笑顔も　消せやしない
思い出　爪を立てて抱きしめながら　受け入れてみせるよ

心に描いてきた　ありふれた幸せな景色
古いスケッチみたいに消えそうで
それでもまだ　捨てられなくて

涙の行方　今も　わからないまま　消えていく
せめてここにあるすべてを体中にしまって
また笑ってみせるよ


マジメな振りして「くだらねぇ」とつぶやける強さが欲しい
僕は僕のままだよ　うんざりするくらい　変われはしなかった

「君を笑わせたいよ」
なんて　背伸びしてたのかな
だけど青い空に響くような　どうしようもなく純粋な愛情

希望のイメージは『ルララ』　幾重の声に混じって
僕の明日を造ってく　果てしない回り道だとしても


涙の行方　今も　
わからないまま　だけど

希望のイメージは『ルララ』　消せない記憶を辿って
どれだけ僕が汚れても　きっと生きているから
受け入れてみせるよ

受け入れてみせるよ