濱線ねっとワーク 3rd Live

2003/11/23(日)13:30〜
新横浜SPACE ALTA




Live Report by st2







〜はじめに〜

 2003年5月24日
よみうりランドイーストにて「CROSSOVER JAPAN ‘03」と題する
日本のフュージョンバンドが集結したライブが行われました。
これと前後して「Fusion Paradise」や「CROSSOVER JAPAN GOLDEN BEST」
といったジャパニーズフュージョンのコンピレ−ションアルバムも発売されるなど、
今年は1980年代以来のフュージョンブーム再来か?
とも思わせるような雰囲気の漂っている年でした。
そんなさなか、11月23日に新横浜SPACE ALTAにて、
「CROSS “C”OVER JAPAN 2003」と題された日本のフュージョンのコピーバンドを集めた
ジョイントライブが企画されました。
そして、僕たち濱線ねっとワークが恐れ多くもスクエアのコピーバンド代表として
参加することになったわけです。


#1.勇者(YUH-JA)〜アルバム“B.C.A.D”より〜

 会場が真っ暗になり、静寂の中シーケンサーによるイントロがスタート。
いい感じで始まったぞ……しかーし、暗すぎて手元が良く見えない!
というわけでいきなり頭からつまずいてしまいました。
この曲は10月のベストポケットジャズに出演した際にも演奏した曲ですが、
ベストポケットの時の方が上手くできた気がするのは気のせい??
…やはりメンバー一同緊張を隠せなかったようです。
でもなんとか勢いで乗り切って次の曲へ。

#2.宝島(TAKARAJIMA)〜アルバム“SPORTS”より〜

 濱線ねっとワーク結成当時から演奏していて、
今や濱線ねっとワークの十八番になった感のある曲です。
ライブでも3回目の演奏ということで、気持ちよく演奏できました。
今回はピアノソロの途中、ピアノ・ベース・ドラムで
本家スクエアの6月の韓国ライブ風のキメを入れてみましたが、みなさん気付きましたか?
我ながらなかなかカッコ良かったのではと思っています。
とてもノリがよくて心地よいメロディーを持った曲なので、今後も演奏していきたい曲ですね。

#MC1〜st2〜

 本家スクエアのMCはベースの須藤さんが担当することが多いという理由で
僕がMCをしました、
ていうかやらされました(笑)
何もそこまでスクエアをコピーすることないのに(ブツブツ…)
とにもかくにもメンバー紹介をして次のメドレーへ。

#3.メドレー:明日への扉〜TRAVELERS〜SABANA HOTEL
〜OMENS OF LOVE〜IT’S MAGIC

 今回のライブ用にメンバー一同頭をひねりにひねって5曲選び、
メドレー形式で演奏してみました。
わりと有名どころを集めてみましたが、選曲はいかがでしたでしょうか?
CROSS COVER JAPAN ‘03出演バンドの中でメドレーをやったのは
濱線ねっとワークだけだったので存在感をアピールできたのでは??

 1曲目の明日への扉は宝島同様、
濱線ねっとワーク結成当時から練習していた曲ですが、
今回初めてライブで演奏することに。
難産な曲でしたが今回のライブの中では一番落ち着いて演奏できたかも。
2曲目のTRAVELERSは5月のベストポケットジャズで演奏した曲。
3曲目のSABANA HOTELはシャッフルの曲でビートががらっと変わります。
というわけで2曲目と3曲目のつなぎは結構練習したのですが、
見事に転んでしまいましたね(哀)
気を取り直して4曲目はOMENS OF LOVE。言わずと知れた名曲です。
この曲も明日への扉に劣らず落ち着いて演奏できましたね。
そして5曲目のIT’S MAGIC。
4曲目まではメドレーということでテーマのみの演奏でしたが
この曲はフルバージョンで演奏しました。
最後のふじたんさんのSAXソロはいい感じで盛り上がって
10分以上に及んだメドレーは最高の形で終わりを迎えられましたね。

#MC2〜ふじたん〜

 濱線ねっとワークSax&EWI&爆笑MC!?
担当のふじたんさんによるMC。
10月のベストポケットジャズの際はMCの空振りっぷりにバンドのBBSに
苦情?に近いカキコもされていましたが(哀)、
このMCでは当日の衣装について語っていましたね。
「伊東たけしの衣装は安上がり」というフレーズに大ウケしたお客さんもいたようです。
良かったですね、ふじたんさん。

#4.風の少年〜アルバム“SPRITS”より〜

 イントロでドラムの中ちゃんさんとギターのきゃみ長さんの呼吸が合わず、
やり直しをするという濱線ねっとワーク結成以来の失態をさらしてしまいました(悲)
気を取り直してもう一度演奏開始です。
この曲は今年発売されたスクエアのニューアルバムの1曲目を飾っていた爽やかな曲です。
10月のベストポケットジャズに続いての演奏でしたが、
今回はタイトル通り“風”をイメージしたほりさんのストリングスの音色がいい味出してましたねぇ。

#5.TWILIGHT IN UPPER WEST〜アルバム“TRUTH”より〜

 爽やかな前曲からうって変わってバラードをお送りしました。
ふじたんさんのリバーブの効いたサックスと
ほりさんのピアノが泣きのメロディーを奏でていましたね。
星空の演出も加わり、お客さんのハートにぐっと迫る演奏ができたのではないでしょうか。
ちなみに僕はフレットレスベースを使ってみましたが
やはりバラード系の曲にフレットレスは合いますねぇ。

#6.RADIO STAR〜アルバム“NATURAL”より〜

 10月のベストポケットジャズでも演奏したアグレッシブな曲です。
キメが難しく最も時間を割いて練習した曲でしたが、
本番の出来は…!?
個人的にもベースソロもあるということで最も気合を入れて弾いた曲でしたが
練習不足を痛感…まぁ、とにもかくにもメンバー一同ノリノリで演奏できたことは
間違いありません。

#MC3〜ふじたん〜

 最難関のRADIO STARが終わり、メンバー一同ほっとしたことでしょう。
濱線ねっとワークのロゴについて語っていたふじたんのMCも
いつも以上に(いつも通り?)流暢でしたね。
そして宴もたけなわになったところで、
「行くぞー!1、2、3、ダァ〜」のコールで最後の曲がスタートしました。

#7.TRUTH〜アルバム“TRUTH”より〜

 スクエアのコピーバンドである以上、この曲を演奏しないわけにはいきません。
お客さんの中にもスクエアあるいはフュージョン自体を知らなくても
この曲は知っているという方も多かったと思います。
演奏のほうは、きゃみ長さんのギターソロはカッコ良く決まっていたし、
ほりさんのオーケストラヒットも良い味出ていましたし、
ふじたんさんのEWIソロも伊東たけしもビックリなほど気合入ってましたし、
中ちゃんさんのドラムもEWIソロのところで気持ちよくブレイクしていましたし、
僕も勢い余って左手を突き上げながら演奏した…
てな具合にこれまでの練習や5月のベストポケットジャズの時の演奏を超える
ベストな演奏が出来たと思います。
定番の曲とあって会場のみなさんも盛り上がっていましたね。
やっぱりTRUTHは最高です!

〜おわりに〜

 …という具合に約50分間のステージをこなしました。
濱線ねっとワークは結成して1年と少し、楽器歴の浅いメンバーもいるということで
演奏面では??なところも多々ありましたが、
楽しく演奏できましたし、
お客さんにもきっと濱線ねっとワークの演奏を楽しんでいただけたものと思っています。
 そして今回のライブをもって、
きゃみ長さんとほりさんが濱線ねっとワークを卒業することになりました。
今後も新メンバーと共に今まで同様、頑張りますので応援よろしくお願いします。
 
最後に、ライブを見に来てくださった皆様、
ライブには来れなかったけど陰ながら濱線ねっとワークを応援してくれている皆様、
今回のイベントを企画してくださった高中正義バンドのαcruxの皆様・他の出演者の皆様、
そしてきゃみ長さん、ほりさん、ありがとうございました!!



<最後に・・・メンバーのコメント!!>

♪ FROM ふじ★たん (SAX&EWI) ♪
いやぁ〜楽しかった
サックスをやり始めた頃から自分の中で
理想形として描いていたライブがほぼ実現したような一日でした
あと足らないのは自分の技術力(MCのトーク力も含めて)ですね
演奏をCD-Rに焼いたのを後でもらって聴いてみたのですが・・・う〜ん
今後に向けて課題が山積みですね、確かに前より少し良くはなってると思うのですが
まだまだ発展途上な演奏であることには変わりありません
ちなみに今回はMCで少し笑いが取れたので
自分的には手ごたえありですが、こちらもまだまだですね
会場まで足を運んでくださったみなさん
どうもありがとうございました
もしかしたら来年もやるかもしれないですよ、この企画



♪ FROM 中ちゃん(どらむすこ) (Drums) ♪
来て頂いた皆さんありがとうございました。
いろいろ失敗はしましたが満足のいく内容となりました。
特に自分としては「TWILIGHT IN UPPER WEST」の完成度は
かなり高かったのではと思います。
ただもうちょっとライブ慣れは必要だと思いました。
出演した他のバンドを見てもライブ慣れしているらしくかなりの余裕を感じましたので。
サッカーで言えばわれわれは日本代表で
世界の場をもうちょっと経験していく必要があるというところでしょうか。
あとはもう練習あるのみですね。
個人的にはテンポキープとリラックスを心がけこれからもがんばります。



♪ FROM ほり (Keyboard) ♪
濱線ねっとワークでの初の屋内演奏ということで、
凄く楽しかったです。
このライブを最後に私は卒業しますが、今後の濱線ねっとワークの飛躍が楽しみです。
今後も頑張ってください。
追伸:ライブには呼んでね。(笑)