巡る季節

作詞:佐野
作曲:佐野
編曲:HADIRAI


ああ あの日と変わったこの手でこの街を色付けよう

冷たい空気を絡ませて一人この街を歩いてく
また同じ季節が巡って懐かしさが心に沁みる
歳の数だけこの季節を生きて感じた筈なのに
夏の間は冬の寒さを思い出せないのはなぜだろう

繰り返して繰り返していつの間にか大人になって
あの時あの場所の記憶もいつの間にか薄れていって
それでも今ここに在るもの
風の音 空の色は
霞んでたあの頃の情景を呼び覚ますようで

ただ 渇いた土の上で立ち尽くし空を見上げて
あの日と同じ体温で髪の毛を揺らしている


冷たい空気を絡ませてずっとこの街は流れてく
季節の香りを感じてまた一つ大人になって
雲の動きも雨の匂いも生きて感じた筈なのに
あの日の僕と今の僕との変わったところはどこだろう

この寂れた世界の中で行き場のないこの想いを
あの日と変わったこの手でこの街を色付けよう