2004年12月24日(金)
すべての人を照らす
そのまことの光が世に来ようとしていた。
ヨハネによる福音書 1章9節
「あなたへのクリスマス」
メリークリスマス!
クリスマスおめでとうございます!
みなさんの上に、豊かな祝福があるように
心からお祈りいたします。
さて、なぜ、「クリスマスおめでとうございます」なのでしょうか。
何がおめでたく、クリスマスという時が自分にどう関っていて、
このように世界中で祝われているのでしょうか。
クリスチャンでない方も、
クリスマスがイエス・キリストの誕生日である、
ということはご存知である方も多いでしょう。
そして、西暦はキリストの降誕を基準にし、
キリスト誕生の年を西暦0年とするとして、
今2004年のクリスマスを迎えています。
いったいこれはどういう現象なのでしょうか。
クリスマスのこのとき、
イエス・キリストがどのような方であったかを見てみましょう。
聖書はイエス・キリストの誕生を指して、こう言っています。
「すべての人を照らすそのまことの光が世に来ようとしていた。
この方はもとから世におられ、世はこの方によって造られたのに、
世はこの方を知らなかった。
この方はご自分のくにに来られたのに、
ご自分の民は受け入れなかった。」
ここで言う光とは、前後を見ればわかりますが、
明らかにイエス・キリストを指しています。
そして、次にはなんと「世はこの方によって造られた」
と書かれています。イエス・キリストがこの世を造ったのでしょうか。
聖書には、天地創造についても書かれてあります。
あの聖書と呼ばれる分厚い書物の、
一番最初の一言目はこんな言葉で始まっています。
「初めに、神が天と地を創造した。」
神が天地を、そしてこの世を造られたのです。
ということは・・・・
聖書にはイエス・キリストの誕生に関連して、
こんなことも書かれています。
「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。
それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、
永遠のいのちを持つためである。
神が御子を世に遣わされたのは、世をさばくためではなく、
御子によって世が救われるためである。
御子を信じる者はさばかれない。
信じない者は神のひとり子の御名を信じなかったので、
すでにさばかれている。
そのさばきというのは、こうである。
光が世に来ているのに、人々は光よりもやみを愛した。
その行ないが悪かったからである。」
このイエス・キリストは世を創造された神様の一人息子なのです。
神様は人間が罪を犯し続ける姿に心痛め、
見かねた末、罪からの救いとして地上に送ってくださったのが、
神様の位にいるべき、御子イエス・キリストだと言っているのです。
イエス・キリストは十字架に架かられ、死なれました。
神様の子で、何も罪を犯さなかったのに、
私達が罪のために、とらわれないために、
神様の定めによって、私達の代わりに死刑判決を受けました。
このイエス・キリストが地上に来られた日を記念し、
お祝いするのがクリスマスなのです。
なんと神話的なお話でしょうか。
しかし、このことは実際に約2000年前に起きた、
既成の事実です。
それを信じるかどうかは、皆さんの問題です。
しかし、前のコラムでも分かち合いましたが、
神様はあなたを愛しています。
あなたを造られた神様があなたを愛し、
あなたが近づいてくるのを待っています。
是非クリスマスを教会でお過ごし下さい。
苦しみ、辛さ、嘆き、憎しみ、悔しさ、思い煩い、罪
それらを抱えて苦しんでいるならば、
どうぞ教会でお過ごし下さい。
イエス・キリストはあなたに喜びを持って欲しくて、
あなたを救いたくて、今日もあなたを待っています。
みなさんの上に恵みと平安がありますよう、
お祈りしています。
すべての人を照らす
そのまことの光が世に来ようとしていた。
ヨハネによる福音書 1章9節