Right By You / Stephen Stills |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Atlantic : 80177-2 |
1980年代に発表された唯一のアルバムがこの『ライト・バイ・ユー』です。 日本盤LPは発売されましたが、CD化はされなかったようです。かと言って輸入盤CDもなかなか探さないとありませんでした。 なぜ過去形かと言うとこのレビューを書きながら、日本のアマゾンのサイトをみたらありました。。^^; 今考えると「あの苦労は何だったんだろう・・・」と脱力感がわいてきます。 私の持っているのはUSA盤ですが、アマゾンで販売しているのはUK盤のようですね。 ※ 2002/03/29 追記:現在は販売していないようですね とりあえず2001年の私の購入体験記を・・・ まずお決まりの?タワーレコードで検索しました。なんと検索したらあったのです。迷わず注文しました。 ところが後日「お客様のご注文の品はキャンセルさせて頂きます」とつれない返事が返ってきました。 そこで更にネット中を探したところ売っているショップを発見しました。HMVです。 日本でもアメリカでもなくイギリスのHMVです。 「問屋に発注しています」の連絡にワクワクすること約2週間・・・・ 全然来る気配なし。。 ある日演劇(キャラメルボックス)を観に行くために、サンシャイン・シティーに行った時のこと。。。 早く着きすぎてしまったので、趣味と化しているレコード屋(オイラはCDショップという言い方が嫌いです)を巡回していました。 そうしたら灯台もと暗し!。サンシャイン・シティー内の新星堂にビニールがヨレヨレの状態であったのです。これには狂喜乱舞しました。 帰宅後HMVの方はキャンセルさせて頂きました。 m(._.)m 日本盤LPは中古レコード屋を探せばわりとすぐ見つかると思います。 それにしてもこのジャケット。。 ロケットが飛んでいるのかと思ったらボートでした。裏ジャケ見るまでわかりませんでした。 よ〜く見ると二人の頭(オレンジ色のヘルメット)があるのがわかります。 松本零士かデザインしたのかと思ってしまいました。^^; ちなみにこのボートに乗った写真はCDにはありません。 手前がスティスル。その横に座っているのは一体誰でしょ? 前置きが長くなりました。 ^^; 久々のアトランティックから発表されたこの『ライト・バイ・ユー』は、スティルス作の曲は共作を含め6曲。8♪Only Love Can Break Your Heart は、Stills('75)、Illegai Stills('76)に続いて3度目のニール・ヤングのカバーです。 このアルバムの売り?は、スペシャルゲストのジミー・ペイジでしょうか。 1♪50/50、3♪Flaming Heart、10♪Right by You の3曲でジミー・ペイジがギターを弾いています。 それにしても、なんでスティルスという人は1stアルバム以来、ギターを他のミュージシャンに任せてしまうのでしょう。。 トップを飾るのは♪50/50でノリの良い曲。CSNのBOX('91)にも収録されているラテン調の曲で盟友ジョー・ララとの共作。結構好きです。スティルス自身も気に入っているからBOXに収録したのでしょう。後半の長いギターソロは、前記の通りジミー・ペイジだと思います。 2♪Strangerはクリストファー・スティルスこと、後にクリス・スティルスとしてデビューする息子さんとの共作です。 キーボードを軸にした曲で「80年代」を感じさせます。この2♪Strangerと4♪Love Again、5♪No Problem の3曲は全てスティルス作(2はクリスと共作)ですが、カットして聞いた方が良いかもしれません。^^; 2はギリギリセーフかな。 このような曲を古くからのファンの方が聞くには少しキツイと思います。 といいながらも、6♪Can't Let Goはマイク・フィニガンとのデュエットですが私はどうしても好きになれません。 9♪No Hiding Placeは、このアルバム唯一のカントリー。悪くはないですが、このアルバムでは浮いた感じがします。個人的には好きですけど。 このアルバムを締めくくるのはタイトル曲でもある♪Right by Youです。ジミー・ペイジとスティルスがブルージーなギターを弾いています。スティルスのボーカルもGOODです。 残念ながらこのアルバムではギターリストとしてのスティルスの姿はあたりません。。 何故なら、その役をジミー・ペイジに任せているのですから。。。 なんかスティルスのファンなのにあまりほめてないですねぇ。。困ったな。 だってアルバムにまとまりがないんだもの・・・ ^^; 「スティルスの好きなアルバムを1つ選びなさい」と言われると困るけど、その逆を言われるとカルタのように素早くこのアルバムをあげると思います。 存在を忘れなかったらの話ですが・・・(苦笑) 買う気が出るようなレビューを書かないとダメだよなぁ。。 それでもですね。一曲一曲は良いですよ。きっと!<必死 ^^;
|