Stephen Stills (1st) / Stephen Stills
Stephen Stills / Stephen Stills
1.Love The One You're With (Stills)3:03
2.Do For The Others (Stills)2:52
3.Church (Part Of Someone) (Stills)4:05
4.Old Times Good Times (Stills)3:38
5.Go Back Home (Stills)5:56
6.Sit Yourself Down (Stills)3:05
7.To A Flame (Stills)3:10
8.Black Queen (Stills)5:28
9.Cherokee (Stills)3:25
10.We Are Not Helpless (Stills)4:17
east west japan : AMCY-3163


1971年に発表されたスティルスの記念すべきファースト・アルバム。
(1)[邦題:愛への賛歌]がシングルヒットしたようです。
(ビルボードシングルチャート # 14 )

(4)[邦題:追憶]ではジミ・ヘンドリックス、(5)ではエリック・クラプトンがギターで暴れ回っています。 スティルスはそれぞれオルガンやキーボードを演奏していて、彼らの好きなようにやらせています。
リンゴ・スターなら「さすが!」と言われる豪華なゲスト陣も、人柄のせいか?「目立ちたがり屋」と言われてしまったりします。なんて損な人でしょう。。。
そのリンゴ・スターも(7)と(10)でドラムスをたたいています。

スティルスのソロ名義として最大のヒット曲を収録、そしてジミヘンとクラプトン参加が大きく目立ってしまっています。

スーパーギタリスト2人が参加しているのが理由かもしれませんが、スティルスのソロアルバムでは一番日本盤CDが手に入りやすいアルバムです。
最近ヨーロッパではリマスター盤が発売されているようです。

(1)は「スティルスがCSNに出すのを拒んだ」と言われるデビット・クロスビー、グラハム・ナッシュ、リタ・クーリッジらが重厚なコーラスを付けている曲です。
この曲が彼の代表曲と言われるのが、個人的に納得がいきません。スティルスはどう考えたのかしりませんが、これはクロスビーとナッシュも参加している事を考えるとCS&Nの曲と私は考えてしまいます。
♪4+20はスティルス一人のギターの弾き語りでCSN&Yのアルバムに納められ、今度は彼らが参加しているのにソロ扱いです。
楽曲的には好きですが、、 やっぱり納得できません。 (変に細かいことにこだわっているかも・・ ^^;)
デジャヴ('70)のオープニング曲の為にキャリー・オンを作ったように、アルバムの最初の曲はインパクトがある曲を置くのが好きなようです。確かにこの曲はインパクトがあります。だからヒットしたのでしょう。

(3)は、ゴスペル調の曲でこのアルバムに収録されている中でオイラはどうも苦手です。
(5)でのクラプトンは、ビートルズ(ジョージ・ハリソン)の♪ギターが泣いている 以来の名演奏ではないでしょうか?
まぁクラプトンのソロ以外はあんまり聞いたことないんですけどね。 ^^;

Jose Cuervo Gold Label Tequila(8)はアコースティック・ギターの弾き語り。このアルバムの最高の曲だと思います。
思いのままにギターを扱っている感じがします。
この曲がなかったらこの Gold Hill というHPは存在しません!

しかしこの曲。。 酔っぱらって(泥酔状態)で演奏しているようです。本人も認めています。^^;
クレジットにも『ホセ・クエルボ・ゴールド・ラベル・テキーラに捧げる』と書いてあります。たぶん左の写真に写っているテキーラだと思います。
エリック・クラプトンとこのテキーラを飲んで、お互いベロベロになったところでクラプトンが帰ったので、「いっちょブラッククイーンでもやるべ!」という感じで演奏し、後日録音を聞き返したら良かったのでそのまま使ったそうです。どうりでボーカルもいつもよりカスレているわけです。散々騒いだ後で喉がガラガラだったことは容易に想像できます。

(10)最後を締めくくるこの曲は「ニール・ヤングの『ヘルプレス』へのアンサーソング」と言われていますが、本人は『Failsafe』という核戦争を題材にした小説からの引用と言っています。この話が本当かどうかはわかりませんが、多少はニール・ヤングの曲が頭の片隅にはあったでしょう。

どうやらスティルスは、CS&NやCSN&Yなどのグループ内の活動とは違い、ソロアルバムでは自分の好き放題やる主義のようです。
一曲一曲をよぉ〜く聞いてみると、まとまりがないような気もしますが、次の曲への強弱もうまい具合に配列されていると思います。
スティルスのアルバムと言えば、ロック、ブルース、ラテンなどさまざななジャンルを器用に手がけるアーティストですが、このアルバムは見事にスティルス・ワールドが詰まっていると思います。
後にも先にも全ての曲がスティルス単独名義なのはこのアルバムだけなのですが、誰もそんなところには触れません。
それを考えると(1)もスティルスの守備範囲の曲なのかもしれません。
なんせこの人は起用なのですから。


HPの作成が一段落したら加筆致します。。 m(._.)m
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