SIDE B - Writing Together -
Crosby,Stills, Nashはふるい歌をアトランティックのためにはじ
めのアルバムに書きました。
ここでNeal Youngといかにしてベストセリングのアルバムが生まれたかに
ついて話しています。
Neilははじめのアルバムには参加しなかったけど2ばん目の
アルバムで活躍する。(write songs)
|
York-
|
Graham君ぼくは君にアルバムにのせた曲のことについて
聞きたいのだけれど、どういうふうにこれらの曲が生まれた
のか又、君がその時なにをしていたのか話してくれないか。
|
Graham-
|
はじめに、マラケッシュ・エクスプレスは僕達の旅行の記録
なのです。我々はカサブランカから汽車にのり、マラケシュ
にそして(タンジール)に行きその後ラバトに着きました。そして
そのあと他の各地に行きました。こういう所に
行ったために我々の考え方に大きな影響を受けました。
私は7曲Brand-new Hollies' Album(butterfly)という
アルバムをモロッコで書きました。いい場所ですネ。
|
York-
|
レディー・オブ・ジ・アイランドはどうですか?
|
Graham-
|
レディー・オブ・ジ・アイランドはぼくの人生の中に出て
くる女です。
|
York-
|
プリ・ロード・ダウンズは?
|
Graham-
|
それも1人の女の子ですけれど、別人です。その彼女は今
私といっしょにいる女声です。
|
David-
|
Wooden shipsはぼくの舟の上で書きました。
Stevenと僕とPaul Cantner(Jefferson Airplane)と三人
で書いたものです。はじめはwooden ships on the water
という出だしでしたけれどまた新しいパートをその前に
つけました。
ミュージックは僕のものでしたけど”words”はポールと
スティーブンと僕の作です。
|
York-
|
Long Time Goneはどうですか?
|
David-
|
この曲はロバート・ケネディが撃たれたあの夜書いたもので
す。皆んなが感じた様な”恐怖”と”怒り”を感じていま
した。音楽で言えばストリング・リーダーがいなくなって
又セカンド・ストリンガーがいなくなったような感じが
しました。
John Kennedy も Robert Kennedyも完全な人たちではなかった
かもしれないけれど、人々が信じていたし又よきリーダ
ーであったと僕は思っている。
そんな思いの中で、よく朝怒りと恐怖のミックスしたフィーリング
の中であの曲を書き上げました。
|
York-
|
グエノビアは?
|
David-
|
グエノビアはlove songでちがった2曲のこたえです。
|
York-
|
この三日間にぼくが聞いた曲で、きみ達がBest songとい
っている曲はどうですか。
|
David-
|
リーショアーという曲です。
この曲はバハマ諸島の島々にいかりをおろした時に、僕達
が又原始人にもどったような感じで、近代社会からのがれ
はだかでBeachを歩き”今日はどこのビーチに行こうか。”
といった様な感じを現している曲です。
|
York-
|
二枚目のアルバムにのる他の曲を、今あなたたちは作って
いますか?
|
David-
|
それはちょっとわかりませんネ。というのはアルバムを
作る時はそのために曲を作るというのではなく、いろいろの
曲を聞いてその中でよりすぐれているいい曲をその中から
選んでアルバムにのせるようにしているからです。もう一
曲僕が作った曲で、デジャ・ヴというのをはりきってやろ
うと思っています。けれどもこの曲は非常にむずかしくA
のフレーズとBのフレーズのメロディーがまったくちがっ
たものですので、むずかしいのです。
|
Steven-
|
Suite Judy Blue Eyesの曲は、僕がいままで一番やりた
かった曲で又僕はやりました。
この曲はすごくrealです。又アルバムにのっている他の曲
も全部リアルです。
この曲は僕の経験からきた女の人との関係を現したもの
で、僕がどの様な困難にぶつかりそれをどの様に解決して
いったかということを現した曲です。
|
York-
|
Neal君、君はCrosby Stills と Nashのために曲を書いてい
ますネ。
|
Neal-
|
2曲か3曲ぐらいは次のアルバムにのるでしょう。
はじめのアルバムはよく出来たけれども、ぼくはギター・
プレーヤーよりライターとしてのイメージが自分では感じ
ます。このバンドでは僕はライターよりギター・プレーヤーの
役目の方が多いですネ。音楽の上でのゴールはありません。
|
David-
|
私は限界はないと思います。僕の知るかぎりに於いてこの
グループのメンバーはみな一人一人何かをもっているので、
ハプニングがおこるのは毎回のことです。
|
Steven-
|
初めの旅行が終わってから、僕らはもっともっと親密になり
おたがいの友情がふかくなったと思っています。(グループ
それぞれ)いっしょに経験して来たメンバー、ぼくらの
メンバーには北イギリスから一人イギリス人がいて、又カナダ
から一人又北アメリカから黒人のメンバーが加わりまし
た。黒人の音楽はすばらしいし、かれが加わったということに
一つの意義があると思います。
音楽の上に於いては、かなり一致するところがありますが、
(黒人と白人に於いて)又その中に違う味があると思います。
|
Graham-
|
この狂った進歩のない世界を救うという感覚からいっても、
われわれのメンバーはそれぞれそれを救うために一役かって
いるだけです。又このアルバムの中の曲はみな会いにつな
がっているので人々が嫌いなはずはないのです。
|
The Crosby,Stills, Nash & Young
as interviewed by Richie York
in Laurel Canynon, California
"Steven Stills house."
|