ノア心霊写真出回る

実はですね、告白いたしますと、私が写っている、私が自分で投稿した心霊写真が今でかでかと世に出回っております(苦笑)。またビデオになったやつにも写真コーナーで掲載されちゃっています。こういうことじゃないことで世に出回りたいもんですがなー!

 

2年程前、某霊能者Y.Hさんのところへ鑑定を依頼した写真があります。5枚送ったうち4枚はカメラの不具合など物理的なもので、残り1枚は本物だったということで、これは除霊をさせていただくかたわら、封印してHP、あるいは書籍に使用することがあるとのことで。

まーねー、この残り1枚というのは、本物じゃなかったらどんな不具合なんじゃ!というくらいの、一度気が付くと二度と忘れることはできない、ものすごい強烈な写真だったので、これは本物だろうとは確信していました。

 

どんな写真かというと、私が大学時代のサークルの合宿での写真で、女の子4人立って並んでいるうち、左から2番目の私と3番目の女の子の間に、知らない男の子が写っているのですが、この男の子は顔を私のうしろに隠し、頭だけが見えているため顔はわかりません。よく、頭隠して尻隠さず、って言うように、顔だけ私の後ろに隠して、そして横向きに(私の方に)立って、こっそりピースしてるんです。右手を。で、左手はどうなっているかというと、私達女の子たちのひざくらいのところが肘になっていて、要するにとにかく長い手なんですわ。しかしですね、その異常さに気付かなければ、普通に一緒に写った人って感じなんですよ、今思えば全然知らない男の子ではあるんだが。少し動いたためにぶれちゃったのかな?と思えば思えるような感じの輪郭で。白いTシャツにズボンを履いていたと思う。

ある日友人が私の家に遊びに来て、私の昔のアルバムを見てひやかしたりしてたんです。で、

「心霊写真ないかなー、探そう、ノアが写っている写真がこれだけあって、心霊写真がないはずがない。」とかぬかすんでした(笑)。

 

で、しばし心霊写真探しをしながら遊んでいたら、友人が、

「これノアー?大学生の頃?18?えー!」

と言って、英語のサークルの合宿の時に女の子4人並んでいる写真を指差したんです。この写真の私は、黒ブチのメガネをかけ、偉そうに腕組みをしていて、今のスチャラカな私からはちょっとイメージ違う写真だったから目に止まったのでしょう。それで私も、

「我ながらこんな時代もあったものかなーと思うねえ」

などと言いながら眺めていました。そうしたら友人が、「む?」と言って固まりました。

 

「なに!?」

「この男の子、一緒に行った人?」

「この人?知らない。誰だかな。」

「うしろでピースしてるじゃん。知らないの?」

「うーん、誰だろう。顔がわからないから何とも言えないけど、男の子は少ないサークルだったから、いた人は覚えてるよ、この子はあれらのうちの誰かな。。思い出せないな。いたかなこんな人。」

「この写真もうずっとかなり持ってるんだよね、気付かなかったの?」

「男の子がいることはわかってた、写ってるんだから。でも誰か、とかは別に気にした事なかった。改めて言われてみると、不思議だよね。勝手に入ってきた感じだわね。。」

「。。。あーのーさあー、言いにくいんだけど、この子、霊だよ。」

「。。。。 なにゅーん?!」

「よく見てみ。この世の人かね、これが。」

「え゛。。。」

しばしこの写真をじっと見つめる私。

「あ、あ゛ーーー!!」

一度全体像を把握した私は、もう二度とこの写真を直視することはできませんでした。

 

フツーに溶け込んでいるところが余計に怖い。普通心霊写真というと、集合写真の誰かの肩に手だけがあり得ないところから出ているとか、顔だけぼんやりと浮き出ているとか多いですが、この写真の場合、現実にいる人と大差ないから恐ろしさ倍増です。上から下まで、ちゃんとそこに居るは居るんです。しかし他の4人よりは少し影が薄くて輪郭がぼやけていること、左手が異常に長く、私達のひざあたりに肘があること、またピースをしている右手は不自然に太いこと、片方の足はよく見てみれば無いこと(全然気付かなかった。ただの空間かと思っていた。)。などなど、実際見ると衝撃の映像なんです。

 

気が付いた以上、アルバムにおさめておくわけにもいかず、友人と相談して写真を鑑定する霊能者を探して送る事に決めました。

数日後、インターネットで見つけた霊能者に鑑定を依頼し、他に可能性のある写真と混ぜて郵送しました。

 

1か月ほどたって結果が来ました。鑑定結果は。

 

この男の子は、私達と同じように大学の合宿にここへは来て、その後自殺をした方だそうです。4人並んだ女の子が全員とも霊感の強い体質が揃ってしまったため、反応して写ってしまったとのこと。もともととてもおとなしい性格で、霊になってからも危害を加えるということはなく、寂しいので仲間に入ったと思われると。しかしこのようにはっきりと写っている以上、成仏はしていない。

 

そして、最後の文章が気になるんですね。。「微妙です。怨念を残しておりこの4人の女の子の誰かに憑依しているのかどうか。微妙です。」

 

霊能者ならば微妙とか言うなー!と思いましたが(苦笑)。

 

そしてその写真も掲載された心霊写真集がおととしコンビニを中心に発売されました。これも偶然なのですが、ある日コンビニに買い物に行ったとき、レジが混んでいたのでしばらく立って待っている間、なんとなく後ろを振り向いたら本コーナーで、「新・心霊写真集 著者Y.H」というタイトルが目に付いたので、「あ!この人写真鑑定してくれた人だ」と思い即座にカゴに入れたんです。なんで入れちゃったんだろ、通常の私なら立ち読みするところなのに。

で、家に帰って来て読み進めていったら、すぐ見つかりました。あの写真。。(汗)

 

すぐにあの友人に電話して、

「送った写真が掲載されてる本買っちゃったよ!なにげに買ったら載ってんの!」

と言うと

「。。。戻ってきてしまったか、ノアのところに。。」

うげー。。ですよ。寒くなりました、この一言は。

 

そして友人のアドバイスで、その本は古本屋にソッコー売りに行くべし、というわけで数日後古本屋に行き手放しました。

 

そして今年、友人から電話が来て、

「実録・心霊ビデオ」というのが出たんだけど、写真コーナーのところで、あの写真また載ってたよ!」

と言うんです。もう買いませんよ、私は。。

 

なおかつ、私の顔も出回ってるというわけじゃないですか!それも18才の時のすっぴん若者ノアが(笑)。目隠しされてるかな、それだったらいいのですが。。