譜面台の陰から
>足台と譜面台<
最近は必ずしも足台というのは使わずに、
ギターレストを使う人も増えてきた。
それも一つ腰に不安を持つ人には有効な手段だと思う。
若干クラシックギターを弾く年齢が上がってきていることを考えると、
ギターレストの効果は大きいと思う。
従来通り足台こだわり派ももちろん多いわけですが・・・。
足台、ギターレストを使うのは極めて良好なスタイルで、
これが練習の時に常時使われているならとにかくは問題はない・・・。
プラス譜面台が目の前にセットされていれば言うことなしの練習スタイルだ。
ところがちらっとした会話に、
この二つとも使わないで練習している話が出てくる。
ちらっとした会話なのでそれ以上追及することもなく聞き流すわけですが、
実はこれは大きな問題をは含んでいる事柄です。
ちらっとした会話でなければ多いに追求されてしかるべき話なわけです。
代替畳に座って胡坐をかいたり、
いすまでは歩いていってとりあえず座るのですが、
足台を使わず足を組んで練習・・・。
自宅でどういう姿勢で練習していても、
そこまでレッスンの範疇ではないので、
わざわざ出かけていって注意はしませんが、
レッスンをしてみるとなぜか練習しているというわりには、
ぎこちなさ80パーセントなわけです。
一週間ほとんど毎日練習したとしても姿勢が伴っていないと、
ほぼレッスンで好成績を残すことはできないですね・・・。
レッスンではいきなり足台を使って姿勢を正し、
譜面台を前にしてのレッスンです。
自宅で練習してきた姿勢とはまるで違ってきます。
そうなるとフレット感覚は大いにずれます。
三弦の3フレットを押さえてるつもりが、
いきなり目の前で四弦の3フレットを押さえていたりするわけです・・・。
こうなるとなかなか家で練習しているようには弾けないと思います。
姿勢が大きく自宅練習の時と変わると、
特に左手の感覚がズレるようです。
その場のレッスンでは当然結果は残りません。
特に最初の段階ではこの自宅とレッスンの時の姿勢の変化は、
結果に大きく作用するようです。
見ているほうでも、
一週間ほとんど練習しているといわれると、
なんだかダメとも言いにくいわけですが、
内心はダメだこりゃと思っているわけです。
せっかく練習してきた労力はここで無駄になるわけです。
特に始めたばかりの人とも言えないわけで、
ギターの練習をするときは足台、もしくはギターレスト、
譜面台を目の前に置いて練習することが、
結果をより大きくすることができるようです。
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