エッセイ
〜〜〜私の中の「メルツの愛の歌」演奏記(2)〜〜〜
2回目を弾くチャンスがきて、
エイッ!っとばかり、少し思い切って演奏してみました。
このときに一回目とは違う、
なにか少し引っかかりを感じたと思います。
この曲がなぜ自分に、何を語りかけてくるのか・・・・。
具体的な言葉というのははっきり分かりませんでしたが、
何かそこに、今までとは違った感覚がありました。
2度目、さらに3度目と演奏していくうちに、
自分の中にこの曲に対するイメージというものがだんだんと湧いてきて、
練習もそれを表現するためのものに変わっていきました。
でも、そこからが本当に難しくなってしまって、
練習を始めてもすぐに立ち止まってしまいます。
指は動くのですが、どうも自分の感じている感覚と一致しないのです。
「う〜〜〜〜ん・・・・・」
難しいですね!
では、このときにどんなイメージが湧いたのか・・・・。
(これはあくまでも私個人が感じた事ですので、もちろんこれが全てとは申しません)。
まず、「愛の歌」というタイトルから何を連想されますか?
最初の一文字、「愛」という漢字にしても、
一口に言ってもいろんな「愛」があります、
(なんだか、この前どっかのキリスト教の牧師さんが同じような話をしていたような…)。
男女が愛し合う、母親が子供に注ぐ愛情、父親が娘を思う愛情、
なんていうのは極一般的に言われる部類ですが、
ちょっとわき道にそれると、
道ならぬ恋、秘めたる思い、
なんていうのもあったりして…。(←おっと・・・・バロック劇の世界ですかね)
私がこの曲に持ったイメージは、実は「初恋」なんです。
初めて人を愛する事を知った、
だれでも一度は必ず通るあの切ない気持ち…、これなんです。
では、ここで具体的に初恋の話を・・・・。
てなことはもちろんありません。
次回までには書けるかもしれません・・・・(乞うご期待・・・・???)