エッセイ
♪♪♪♪♪私の楽器物語り(最終回)♪♪♪♪♪
音楽を志す者にとって楽器はとても大事な物です。
いい楽器を手にすると、まず扱い方に気を使います。
常に音を出していないと楽器がダメになってしまいます。
せっかく高いお金を出して買ったのに、
楽器がダメなってはお金も無駄になってしまいます。
ダメにしないためには毎日練習する事です。
練習すれば上達します。
弾けば弦もくたびれて来るので、
張り替えなければまた音に影響します。
弦を張り替える事で楽器もケアされ、
弾く事で上達もするのです。
いい楽器を購入すると物を大切にするようになるし、
自分を高める事にもつながるのですね。
もしあの時、野辺正二さんの楽器を購入していなかったら、
もしホセ・オリベを買わずに成人式の振袖を買っていたら、
ハウザーU世とめぐり合う事はなかったでしょう。
私のハウザーがブリームのコンサートで聴いた「枯れた音」になるまでには、
あと何年かかるかわかりませんが、
それまで演奏活動をして行く事が今後の目標になるでしょう。
「枯れた音」になった時がその楽器の本当の音なのかも知れません。
それを自分の手で作ることが出来たら、
こんなに素晴らしい事はないと思います!!
今回はだいぶ長くなってしまいました。
お付き合い頂き、ありがとうございました。