2003.5.31スカパラツアー「HIGH NUMBERS」@難波Hatch
【はじめに】
みなさんの初体験は何歳ですか?「えっ?初体験?」違います。そっちじゃなくて、スカパラライブの初体験。今回、おこちゃんは、滋賀県の片田舎から16歳の女子高生3名を連れて、大阪ハッチに乗り込みました。ライブの様子は、皆様にお任せして、スカパラライブ初体験の彼女の様子をレポしたいと思います。ネタバレの番外編として、つまらないかも判りませんが投稿させてもらいます。
【今回の女子高生】
最近の女子高生は進んでいると申しますが、おこちゃんが住んでいるところは、熊さんや猪さんやタヌキさんが車に轢かれて死んでいたりする田舎でございます。当然の事ですが、そんなところの女子高生ですので、ライブに行ったことはないということです。
ところで、今回何で女子高生をスカパラライブに連れ行くことになったのか?実は、おこちゃんは、田舎の町民バンドに所属しておりまして、そこにスカパラの好きな女子高生がいたのです。ならば、一度生のスカパラを体験させてあげようじゃないかということで、スカパラライブツアーが実現したのでした。
【お勉強?】
今回は、滋賀県を午後の1時30分に出発しました。車で3人の女子高生をお迎えに行きました。中には、ご丁寧にお母様までがお出迎え。「すいません。娘がお世話になりまして。」「いえいえ。大切な娘さんをお預かりさせてもらいます。」などと丁寧なご挨拶を交わして、電車に乗り込んだのでした。
電車の中では、「おやつ持ってきたの?」と遠足気分(^0^;)抹茶のお菓子やポッキーをもらいました。2人は、スカパラは知ってるのですが、メンバーまでは、知らない状態。そこで、この前発売された「ヒーンプレーアーズ」でメンバーのお勉強をしました。「この人がテナーサックスのGAMOさん。」「ガモウさんの名前っておでんの具みたい。」おいおい・・・そんな事、ライブ会場で話さないでよ・・・と思いながら、新快速は一路新大阪に向かったのでした。
・・・続く
【なんば到着】
新大阪から地下鉄でなんばに到着しました。到着時刻は、午後4時。さて、このままライブに突入するのは、若い娘には、ちと厳しい。ということで、なんばの地下街で夕食を取ることにしました。3人に「何食べたい?」と質問するも「何でもけっこうです。」と実に可愛い答え。(年を取ると自己主張が大きくなってくるんです)そこで、大阪のスカパラライブに参戦するときは、握り寿司と個人的に決めておりますので、握り寿司を食べる事にしました。
本当なら、生でキューとやりたかったんですけど、女子高生の手前、今回はじっと我慢の子でした。しかし、寿司屋さんに入った本当の理由は別にあったんです・・・。
【ハッチは何処?】
前回も結局、迷って公演ぎりぎりに会場に入ったおこちゃん。今回は、一度行ったので大丈夫だと思ったのですが、自分も田舎出身の方向音痴の人間。今回も見事に迷っていたのでした。しかし、そんな事を女子高生に話すことも出来ず、大阪のダイビング友達にメールで「ハッチの出口を送れ」とこっそり、メールを打ったのでした。(彼女は、ハッチの近くの会社に勤務している)メールを送って5分ほどすると「26番」との回答が帰ってきました。
さすが友達。お寿司を食べ終わり、26番出口を探すも見つからない・・・(^^;)結局、4人で26番出口を探して、なんばハッチに向かったのでした。(皆さん。ごめんなさい)
【ツアーグッズ鑑賞】
今回は、追加公演ということもあり、今までないTシャツも販売されているということを聞いていたので、全員でツアーグッズの鑑賞をしました。すると3人が急にもじもじと動き出しました。いったい何事?と思って質問すると「あの〜Tシャツ欲しいんです。」つまり、皆さんと同じようにツアーTシャツを着て、ライブに参戦したいとの事。
「なかなか筋がある!」ということで、まだロッカーも空いていたので、ツアーTシャツを3人は買いに行き、トイレで着替えてきました。3人おそろいのTシャツを買ったと思ったら、全員バラバラ(笑)まあ、それも個性。その気持ち、少女は確実にスカパラファンに変身していったのでありました。
・・・続く
【ところで台風は?】
そうなんです。滋賀県を出たときは、台風は熱帯低気圧に変わっていたとの事でしたので、心配はしていませんでした。実際に滋賀県は晴れていたんです。ハッチに到着したときも、天気は曇っていましたが、雨は降っていませんでした。「日頃の精進やね〜」と話しながら、入場を待っていました。
けど、今回のチケットの組番号は、18組。正直厳しい番号です。せっかくの初体験だし、思い出深いものにしてあげたい・・・そんな事を一人で考えておりました。入場が始まってしばらくすると、急に風が吹き出し、雨が降ってきました。ひさしがあったので、そんなに雨には降られなかったのですが、まさに台風の天気。入場も急遽、野外の階段から、ツアーグッズ販売の横に変更されました。今回のライブは、やはり大荒れ・・・。そんな事を天気は予言していたのでしょうか?
【何処で参戦する?】
ところで、皆さんが、自分と同じような状況だったら、何処で参戦しますか?
1・・・出来る限り前の方で参戦する
2・・・雰囲気だけ味わえたら良いので、安全な後ろの方で参戦
正直これには迷いました。おこちゃんは、ラッパ吹きですので、ステージ左側ということは、決まっていたのですが、前か後ろか・・・これには迷いました。しかし、18組では前の場所をゲットする事も出来ず・・・。けど、今回は元気な16歳の女子高生。多少の生傷は大丈夫だろうとい鵜結論に達し、出来る限り前の方に進む事にしました。
「ええか。離れたらあかんで」まるで迷子を防止する親の気持ちです。ドリンクチケットをまとめて購入し、エスカレーターで登ってるときに3人に渡し、会場に入りました。そして、強引に左側から前方を目指しました。前方約8列のところまで進出。ライブが始まれば、もう少し前に出ることが出来るので、まあまあの場所だと思いました。
【使用上の注意事項】
彼女たちは、ライブ初体験。怪我でもあったら大変なので「ええか。押されたりしたら、その力に逆らったらあかんで。流されたらええし。気分が悪くなったら、すぐに言うんやで。3人一緒にという気持ちは捨てなあかんで。離れたら、後で合流したらええし。」などなどと使用上の注意事項ではございませんが、簡単なアドバイス?を伝えました。
・・・続く
【ボディーガード】
最初は、4人横一列に並んでいたんですけど、どうも大阪最終日ということもあり、気になったので、自分の前にしょっとだけスペースが出来たので、3人を自分の前に押し込めました。これで、3人の様子はこちらからしっかり判りますし、倒れそうになったときも、サポートできる体制を作りました。
3人は、人の多さと熱気に「すごい、すごい」の連発。実は、そんな言葉を聞いているおこちゃんも心の中では、「すごい」を連発していたのでした。
だって、こんなに前でライブ見ることができるなんて夢のようです。はたして、いったいどんなライブが展開されるのか・・・。興奮の中で、ステージが暗くなり、スエーデンの城が響き始めました。
【やっぱり現役女子高生】
スエーデンの城と同時に、後ろからドドーと人の波が押し寄せてきました。そうして、8列目から何と5列目まで進出。これには、自分も含めて大感激。ステージが明るくなったところで3人は、「本物や〜!」と叫んでおりました。(^0^;) そして曲に合わせて、飛び跳ねる、飛び跳ねる。(スカパラ初心者とは思えないジャンプ力)おじさまには、真似の出来ない事でした。
・・・続く
【2人が行方不明?】
最初は、3人仲良く並んでいたのですが、最初はいくみちゃんが目の前から消えました。「ひょっとして倒れている?」踊りながらフロアの床を見るも発見できず。次にかなちゃんが行方不明。周りを見渡しても発見できず。結局、この2人はライブが終了するまで発見することができませんでした。
「きっと2人は、後ろに下がって見てるんだな。」と思いました。しかし・・・彼女達2人は、初心者であるにもかかわらず、常連様でも立ち入ることを躊躇する、中央トライアングルゾーンに移動していたのでした。(^^;)冷牟田氏の前でライブを観ていたとは、おこちゃんもびっくりです。
残るまなちゃんは、これも何と2列まで進出しておりました。当然、おこちゃんはその後ですので3列目まで進出。すごいぞ〜。本当に、手を伸ばせば届くような場所です。
【NARGO先生の笑顔】
左側ですので、狙いは先生。同じラッパ吹きとして、本当に勉強になりました。しかし、かっこいいですな〜。おこちゃんの周りは女性ばかり。先生が煽っていりときに、一人だけおっさんが「お〜」と叫んで手を振っているので、その姿がおもしろかったのか?先生は、笑っておられました。
それと、話題の赤いTpもしっかり観察してきました。どこのメーカーなんでしょうか?昔は、ヤマハもレッドブラスと言ってベルの部分が赤いTpを販売していましたが、今では販売されていないんじゃないんでしょうか?ジュピター?けど、ジュピターのチビTpのカラーバージョンは知ってますが、あのTpはどこのメーカーなんでしょうか?誰か教えて下さい。
アドリブのところも、「ちょっと遊びすぎた?」という意味で、アドリブが終わった後、ペロッと舌を出したり、親指立てポーズを間近で拝見したり、最高。それと、ピアニカにジャスタのシールが貼ってあるのを発見したりと、日頃目にする事ができないものを見ることができて感動一杯。
Tpのピンマイクを客席に向けて、前列のお客さんに慈愛目線ビームで横移動。このビーム攻撃を受けた2列目のまなちゃんは、金縛り状態で両手を合わせていました。(この後、まなちゃんが先生を好きになったことは、言うまでもありません)ピンマイクを戻した後、ベルからマイクが離れていたのでマイクから音が拾えてなかった状態がちょっとだけあったんですけど、それが逆に先生の生音を聴くことができたので、これまたラッキーでした。
先生の新しいアクションは、お相撲のドスコイポーズ。中央に移動した、かなちゃんといくみちゃんは「ナーゴさん、お相撲さんのポーズやってはあたわ。」とこれまた喜んでおりました。この「ドスコイポーズ」は先生のパフォーマンス?
【加藤氏の体調】
加藤氏の体調の話は、過去にも出ていたのですが、今回のライブも本当に間近で見て感じたことは、体調は完全復活してないんじゃないのかなということでした。加藤氏の定番のハイジャンプも数が少なかった(というより、自分は今回見ていない)ように感じましたし、煽りもおとなしかったような感じがしました。アンコールでも一番最後に登場。ステージ終了後も精根使い果たしたような感じがしました。
その姿を見ていた、いくみちゃんは「加藤さんってクールな人なんですね」とコメントしていました。当然体調万全の時の加藤氏のステージパフォーマンスと最近のツアーでの体調不良を3人に説明したところ「大変なんですね。」と納得しておりました。
そうそう、加藤氏のギター。初めて間近で見たんですけど、思いっきり生傷が一杯付いていました。今までギターにこんな傷が付いているとは思いませんでした。
・・・続く
【過激な谷中氏のMC】
さて、今回の谷中氏は、いったいどんな説法をしてくれるのでしょうか。女子高生が感動するようなMCを与えてくれるのでしょうか。おこちゃんは、期待していました。最近は、詩人としても大活躍の谷中氏。期待に胸ふくらませた谷中氏の第一声「SEXが・・・」おいおい。いったい・・・(^0^;) SEXという言葉が10回以上は飛び出したでしょうか?これには、参った・・・(笑)会場から「谷中とSEXやりたい〜」と会場から叫び声。(この叫び声は、男性だった)「全員の性癖聞くわけにもいかないしな〜」なんて調子にMCは進んでいきました。
SEXのMCの要点は、「俺はSEXやってる。SEXでも夢中になってしまう。ステージでも同じ。お互いに感じあるのが良い。夢中になって自分だけ気持ちよくなってしまう。熱中すると自分が見えなくなる・・・。」なんて内容だったような・・・。良く覚えておりません(^^;) その後、クラブに行って酒呑んでたら、いきなりスカパラの歌物の曲がかかり「これは俺の呼び出し?」とブースに行って踊ってたという話から、結婚式話題に発展。
会場で酒に酔っぱらって新郎新婦に向かって「新郎新婦に注目。はっぴばすてーつーゆー」と歌った後、意識不明。ホテルのスタッフに車椅子で運ばれた話題など絶好調のMCが展開されました。結婚式の司会者の方がお開きのところで「新郎新婦、そして谷中さんに盛大な拍手を・・・」なんて司会をされたそうです。その話を聞いて場内大爆笑。
帰りの電車の中で、3人の女子高生は、自分の感想を一生懸命語っていましたが、誰一人として谷中氏のMC話題だけには、触れませんでした。彼女達が今回のMCの意味を理解するのは、いったい何年先になるんでしょうか?
【謎の会話?はじめ氏】
普通、谷中氏の説法の時は、他のメンバーは笑いながら聞いていたりするんですが、今回は、はじめ氏と北原氏が横に並んでヒソヒソ話。いったい何の話をしてるんでしょうか?耳をすましましたけど、聞こえませんでした。しかし、谷中氏のMCの話題とは、全く別の話題のような気がします。そのヒソヒソ話は、けっこう長く続いていました。たしかルパン三世は、読唇術をマスターしていましたよね。誰か読唇術をマスターしてる人はいませんか?
・・・続く
【北原氏が拉致・・・?】
先生に気を取られていたので一部始終を見ることは出来なかったのですが、何と北原氏がステージから突如と消えた? 拉致された? その後、ステージの下から這い上がってきたと思えば、目を大きく見開いて、いきなりスーツのジャケットを脱ぎ捨て、今まで以上にパワフルな演奏を始めました。
近くで見ていた、いくみちゃんとかなちゃんの目撃情報によりますと「落ちやった。」(変形関西弁)ということらしい・・・。そういえば、最近北原氏の足を触ると幸せがやってくるのかどうかは判りませんが、マニアの間では、北原氏の足タッチがブームになっております。想像ですが、足タッチの千手観音様に引っ張られた?それとも自分で、下に降りたのでしょうか? 今まで何度となくステージを見てきましたが、北原氏がステージの下に降りたのは初めて見ました。
はたして、これは事故かアクシデントか北原氏のパフォーマンスなのか?この件も誰か目撃者の方がいらしゃいましたら、教えて頂きたいです。
そうそう、言い忘れましたが、トロンボーンの立ち回り。スライドを大きく振り回す北原氏の姿を間近で見ましたが、迫力満点です。トロンボーンは、曲によって数回持ち替えしておられました。
この前、ピストントロンボーンとノリコ様にお話したんですが、訂正します。あのトロンボーンは、ロータリートロンボーンです。ピストンではなかったです。そういった楽器があると言う話は聞いていましたが、目の前で見たのは初めてです。
ロータリートロンボーンとNARGO先生のフリューゲルホルンの音色が実にマッチして心地よかったです。
【沖氏は世界一のキーボード奏者】
ホーン隊が袖に下がった後、世界一のキーボード奏者の沖氏を中心として、美しく燃える森が演奏されました。関係ありませんが、加藤氏はけっこう厳しい顔。(頑張って)
沖氏と言えば、キーボード抱っこチャン奏法。今回も出ましたね〜。思いっきり、抱きかかえてステージを走り回っていました。今回はいつもになく、抱っこの時間と動き回る範囲が大きかったです。きっと今度のユーロツアーであの抱っこチャン奏法を見たら、ユーロの人はびっくりするでしょう。驚く顔が見たいものです。(^0^)
【欣氏のMC】
これまた定番となってきた、銀河と迷路の前の欣氏のMC。今回は「ビキニ、ビキニ、ビキニ・・・・」と叫んでいたような・・・。(^0^;)阪神タイガースの話題になったら、ステージの照明が急に黄色いタイガースカラーに急遽変わったりと、大阪らしいステージでした。機転の利いた照明担当のスタッフの方に座布団1枚。(笑)
それと、アンコールの一声では、腕からスティックの先に向かって指でなぞりながら「一打一打魂を込めて叩いている・・・」なんて内容の一言だったと思います。この言葉を聞いて嬉しく感じました。というのも、ここの大家さまのノリコさまに過去のスカパラのビデオを見せてもらったんですけど、青木さん(スカパラ初代ドラマー)が映ってました。青木さんも欣氏の活躍を暖かく見守ってるんだな〜なんて思いました。魂イコール青木さんと自分は理解していました。青木さんの魂を引き継ぎつつも、自分自身の可能性を大きく育てている欣氏に拍手を送りたいと思いました。
・・・続く
【冷牟田氏を囲んで】
今回のステージでは、冷牟田氏のお言葉はなし。他の人のMCの時も表情を変えずにじっとしておられました。その姿を見て、おこちゃんは「道祖神」が頭の中に浮かびました。ステージの上から無言のMC。それを別の言い方で表現すると「気」とでも言うのでしょうか?しっかりと感じる事ができました。
皆さんもご存じだとは思いますが、スカパラの歴史は決して平坦な道のりではなかったと思います。
ノリコさまからのビデオの中にも、冷牟田氏がルイさん(ギムラ氏の弟でスカパラの元ボーカル)とテレビ出演してる場面がありましたが、その時の冷牟田氏の会話から、必死になってスカパラの未来について考えていたように思いました。ステージでは、目立ったパフォーマンスも少なくなった冷牟田氏ですが、今回のこうしたスカパラの活躍の陰には、冷牟田氏の努力があったからだと思います。
サングラスですので、その表情を読み取る事は出来ないのですが、きっと
・ スカパラを卒業していったメンバーのこと
・ お客さんの熱い声援と未来のスカパラへの期待
を感じつつ、「道祖神」のようにステージから「愛と絆」の無言のMCを発信し続けているのだと思いました。
最近、足の具合が悪く、椅子を持ち込んでのステージですが、今回は愛を感じる一場面がありました。ホーン隊が冷牟田氏を中心に横一列に並んで演奏を始めたんです。そして順番にリレー形式に曲のフレーズをバトンタッチ。何だかスカパラのメンバーの愛を感じました。
テレビのインタビューの中で欣氏が「みんな本当に優しいんだよな〜。何というか・・・そう愛、愛を感じる・・・」なんて話をしていました。スカパラは一つ。冷牟田氏を囲んでの「絆」を見たような気がしました。そして、一旦ステージの照明が落ちたと思ったら、次の瞬間、全員が冷牟田氏を囲んでのキメのポーズを取ってました。(かっこよかったよ!)
・・・続く
ちょっと不満の川上氏】
さて、3列目にいると、見てはいけないもの見てしまうのです。これもネタバレなのでご了解を・・・。アンコールで川上氏がエレキベースを持って登場。「さあ、これからやったるで〜」と気合い満々。その時、川上氏がふと左側の袖を見ました。すると、スタッフが申し訳なさそうに、両手を上下させ「押さえて、押さえて」というポーズを取っていました。そのシグナルを見た川上氏「ちぇっ」という顔をしておられました。その時、時計を見たら午後9時前でした。奏者と会場管理者との難しい関係、ジレンマもあると思うんですけど、個人的には、大阪でのファイナルですので、川上氏の気持ちを理解してあげて、思いっきりやらしてもらいたかったと思ったのは、おこちゃんだけでしょうか。
川上氏の一言では、6月に行われる川上氏のイベントの紹介をしておられました。(この部分誰かフォローして下さい)
【打倒世界禁煙デーのGAMO氏】
さて、一言のコーナーでは北原氏が「ところで今日は世界禁煙デーって知ってる?」なんて話から、禁煙を訴えておられました。ラジアンリミテッドでもスカパラの禁煙組vs喫煙組の話は出ていましたが、谷中氏も「スカパラの楽屋は、禁煙組と喫煙組の2つあるんだよ。楽屋が一つしか無いときは、喫煙組は廊下でたばこ吸ってる・・・」なんて話をしていました。
谷中氏の「さてこの男の時代がやってきました・・・」という紹介で、GAMO氏の一言の始まりです。GAMO氏は「世界禁煙デーとか何とか言ってるけど・・・」とポケットからタバコを一本取り出し口にくわえました。その姿を見た北原氏は「おーい。こらこらこら」と大きな目をぱちくりさせて、GAMO氏のところに駆け寄ってきました。その姿、関東の人には理解できないと思いますが、まるで吉本新喜劇の世界でした。(^0^;)
その後、GAMO氏は火のついていないタバコを会場に投げ込みました。
【薔薇の花】
定番となった、冷牟田氏の薔薇の花の投げ込み。おこちゃんには縁遠いものでした。ところが、いくみちゃんかなちゃんの目撃情報によりますと、その薔薇の花が彼女達の2人前の人のところに飛んできたそうです。おいおい、いったい何処行ってるの・・・(^^;)そして、GAMO氏のタバコも近くに飛んできたそうです。ひょっとすれば、初体験の2人が薔薇の花をゲットした可能性もあったんです。本当にスタンディングは、何が起こるか判らないものです。番外編ですが、2人の情報によりますと、倒れていた人もいたとか。さすがは、三角地帯です。いくみちゃん、かなちゃん、よくぞご無事で戻ってこられました。
【シミ付きTシャツ】
今回も、定番となった聖水(ペットボトル)も投げ込まれました。今回の目玉は、はやりはじめ氏のTシャツ。左側に投げ込まれたので、ひょっとして・・・と思ったんですけど、違うところに飛んで行きました。匂いと汗のしみ込んだTシャツ。はじめファンの人がゲットしたら、洗濯するのでしょうか?それとも、枕元において匂いを楽しむ・・・(すいません。脱線しました。)
【参戦が終わって・・・】
今回のアンコールは1回のみでしたが、満足でした。女子高生3人組も「最高〜。かっこいい〜。痛かった〜(踊った手があたった?)べちょべちょに濡れちゃった(汗です)」などと興奮冷めやまぬ状態でした。
会場でもまだ興奮が続いていました。今回のライブの健闘をたたえ合い、1階席と2階席のお客さんが互いにエールの交換やってました。ええ感じでした。その後、中央では、聖水がばらまかれておりました。聖水を浴びながら中央では、さらなる盛り上がり。(我々は、左端に避難)
【助け合い】
中央で参戦していたいくみちゃんが「途中で何回か手を引っ張られたの」と話しておりました。その言葉を聞いた、かなちゃんが「友達と間違えていたのと違うの?」なんて会話をしていました。スカパラライブに参戦する人は、過激な中でも助け合い、慈愛の精神をもっています。
おこちゃんは、「間違えてないと思うよ。いくみちゃんが危ないと思って、きっと誰かが助けてくれたんだと思うで。スカパラのファンは、みんな優しい人ばかりやし。冷牟田さんの薔薇の花をゲットしても、隣の人にあげてしまう人もいるみたいやし。」などと説明しました。3人は、「スカパラのファンの人ってすごいですね。」と関心していました。
いくみちゃんを助けてくれた方。どうもありがとうございました。
・・・続く
【電話】
3人の女子高生は、「携帯で写真撮ってください」と、なんばハッチをバックに記念撮影。おこちゃんは、順番に3人の家に電話をかけました。「あっ。お母様ですか。おこちゃんです。今日は大切な娘様をお借りしまして本当に申し訳ありませんでした。おそらく帰るのが、午後10時を回ると思いますので、どうがご了解だけお願いいたします・・・。」などと丁寧に電話を入れました。こういった電話って本当に緊張しますね。
【誰がかっこよかった?】
帰りの電車の中では、人気投票の始まりです。一番人気は、やはりNARGO先生。あの目で見つめられたら、やられますよね。後は、谷中氏やはじめ氏の名前も上がっていました。いくみちゃんは、うちのバンドでテナーサックスやってるんですけど「テナー辞めてトランペットやりたい〜」なんてわがままを言い出す始末。(^^;)
【帰宅時間】
さて、そんな話をしながら滋賀県に帰った訳ですけど、3人を送り届けたのは、何と午前0時でございました。別に寄り道はしておりません。いかに田舎に住んでいるのか?この時ばかりは、大阪在住の方が羨ましく感じました。
3人は「今度も行きたいです」という事でしたので、7月の平安神宮ライブに行くことを約束してお別れしたのでございました。
【おわりに】
誰にでもある初体験。その初体験の良し悪しで彼女達の人生が大きく左右されるという重圧と闘いながらの、スカパラ初体験ライブ。3人は、わずかですが今回の初体験で少女から大人へと脱皮したのでありました。
彼女達に興奮と感動を与えてくれたスカパラのメンバーそして、スカパラのライブに快く送り出してくれたご両親に感謝でございます。
最後になりましたが、貴重なスペースを提供してくださった大家のノリコさま。最後まで読んで下さった皆さんに心より御礼申し上げます。<(_ _)>