ライヴレポート
2000/1/21(SUN)
at DRUM SON


出演
Brain Wash/Velvet Cover/THE FAKES /seaph


多忙な俺、ライヴを観てから1週間も経ってしまったぜ。
昨年末オープンした徒楽夢グループの末っ子
ドラム参に初潜入してライヴ観てきたぜ。
(SONはBE-1の3階ちゅうのと、どら息子の意味があるらしい)
お店はバンドとお客が近くて丁度いい大きさで、
音もバランスが良くて気に入ったぜ。

今回の目当てはフェイクス!
対バンのブレイン・ウォッシュも以前自分のバンドと対バン
だった時に観てサウンドと曲の良さで
気になっていたので好カードだ。

BRAIN WASH

3ピースバンドバンドでエフェクトを多用した
ノイズギターが印象的なバンドだ。
ディレイ、フランジャーを多用した音
が鼓膜を突き抜けて、頭ん中ぐるぐる
のトランス状態にさせる様は、
バンド名そのまんま。

この手のサウンドはコアすぎて好き嫌いが
別れがちなのだが、ポップとは違うどこか
親しみやすさを感じる楽曲とサウンドの良さがあります。
ひと曲の間の緩急・動静の変化の落差が激しく、
詩的な世界から狂気的に一瞬に変わって行く
所が一番印象的だ。
左ききのドラマーも妙に印象に残った。
大注目バンド。

お勧め度 ☆☆☆☆☆

写真提供:東京花子

THE FAKES

俺の今日のお目当てのフェイクス。
60'Sブリティッシュスタイル一筋、博多の伝説バンド。
今日はオルガン抜きの3ピースだ。

007のテーマのSEで登場。
この曲、俺がやると失笑を買いかねないだろうなー
クールに決まってしまう所がフェイクス。

↑ギターのストラップが2本も切れるアクシデント
にオルガンがいないのと、ギターアンプが
いつものと違うっていう大変なステージだったが
中盤以降お客を最前列まで引きずりだしグイグイと乗せる。
ビートルズの"スローダウン"のカバーもやってました。

前回のレポートでも書いたけど、
ヴォーカル・ギターの武田さん(↑)のステージングは、
何回観ても美学が感じられてカッコ良いです。

今回オルガンがいなくて俺自身は4人でのサウンドを
聴いた事があるので物足りなさは正直感じたのですが、
初めて観た俺の友達2名(ブリティッシュ大好き女の子)
は1発でファンになってしまいました。(年甲斐もなく...)
やっぱただ者じゃないバンド。

クール度 ☆☆☆☆☆

seaph

平均年齢18歳くらいかいな?若いバンドです。
ドラムは16歳って高校1年生(!)だとか。
バンド名は「セラフ」って読むそう。
セーラー服で覚えてげな。(個人的にキタ)

サウンドは若さのせいか、まとまりに
欠ける所はあるんだけど、
やりたいことが満載で詰めきれない
っていう感じのいい意味の粗さで、
曲そのもののクオリティーは高く、
才能のすごさを感じたです。

ヴォーカルの声、かなりいいです。
繊細さがあって良く通る声で、
ビジュアル系(良くわからんけど)とか
好きな人に受けそうな歌い方だ。

ヴォーカルがギターを初め色んな楽器を
持ち替えるんだけど、キーボードは始めて2ヶ月
でブルースハープは今朝買ってきたとのこと。
オトナは初心者でステージするなんてって思うかも
しれないけど、不器用な中に新鮮で光る部分が
あって若さってすごいって思ったぜ。

若くて才能のあるseaph!
1、2年で化けるよ、みんな覚えとけよ。

ホームページがあるそう。
(打ち上げの時割り箸の袋にアドレス書いてくれた。)

将来有望性 ☆☆☆☆☆

(文と写真 SHO-G)
(BRAIN WASHの写真 東京花子)