FREAKS GO GO! #2 DRUM Be-1 30th.June 2001
Be-1に入るとまず目に止まったのが右側壁面の白いスクリーン。そこに、アメリカの古い映画や
ミュージックビデオが開演まで流れています。そして、開演時間になると突然画面がCNNニュースの
ような番組に切り替わって、外国人キャスターが「皆さんこんばんは。FREAKS
GO GO#2は・・・」
などと英語でニュース読みを始めるんです。「なんじゃこりゃ?」と思っているうち、古い洋画の
タイトル画面に切り替わって、オープニングアクトの大石敬喜さんの名前が現れ、それと同時にス
テージの幕が開くという、ものすごくかっこいい演出で始まりました。
[大石敬喜]
さようなら
きらきらひかる
桜
これからロックバンドが出てくるということを忘れてしまいそうなアコースティックサウンド。遠
くから優しく響いてくるような音です。バラードをかなりゆっくり歌いますが、それだけに一曲一曲
を大切に歌っている感じがします。でも曲の割にMCが早口です。『ぱるこ』の林忠司さんとのコン
ビの相性も抜群。大石さんの透明感のある声が引き立ってました。
[Candy
Frolic]
玉子鉄砲
リング
雨の降る街
嘔吐
人間カンサツ
女性Vo.Ba.、男性G.、男性dr.の3ピースバンド。疾走感のある曲もいいけど、突き抜けるような
女性Vo.が可愛くて、なおかつかっこいいです。ライブの雰囲気をぐいーっと引っ張っるパワーを感
じました。途中、機材の故障(というより破壊?)というハプニングもありましたが、勢いを途絶えさ
せることなく、威勢のいいライブを見せてくれました。今の若い世代の抱えているモヤモヤを力いっ
ぱい歌ってる感じです。
[AIR
LOOSE]
ミラーボール
脱出モード
ミクロマン
カムフラージュ
miss the crazy, now
Gu.、Ba.の男性2人と打ち込みによる男らしいライブ。ドゴンドゴンと胃にくる震動そのものも、
AIR LOOSEの音楽の一つなんじゃないかと最近思います。JAJAや吉本劇場でも聴いたことがあります
が、Be-1だと音の広がりがすごく心地よかったです。音の渦にぐいぐい巻き込まれるような気分でした。
[Little Red Corvettes]
イントロ
風
空
フラッシュバック
ドラムのryujiさんが脱退されたそうで、ドラムには違う人が入ってました。リトルレッドコルベ
ッツといえば、キイイーンと耳をつんざくギターの音に、あの機関銃みたいなドラムが加わって・・
・・・というのが私のイメージだったのですが、今回は今までライブでやっていた曲もアレンジが全
く変わっていてびっくりしました。機関銃ではなく、流れるような感じの音でした。ボーカルが以前
より大きくなっていたような気もします。でもライブの厳しい雰囲気は相変わらずでした。
怖いけどかっこいい、新生リトルレッドコルベッツです。
[OZONE
BABY]
きっと会えるさ
ドラゴン
チャンネル
地球(ママ)
うちならせ
実は「ふわリズム」とは何なのかを最近やっと知った私。ライブを見たのも初めてです。でも今ま
で知らなかったことを後悔するくらい心を揺さぶられました。感想を一言で言ってしまうとすると、
“エモーショナルな迫力”といったところでしょうか。ライブの前半はゆったりした感じで、「太古」
のイメージでした。後半になるとテンポのいい曲が出てきました。パーカッションの音が心臓の音みた
いに聴こえて、ドキドキしてきます。それまで座ってライブを見ていたのに、気が付くと立ち上がって
ふわふわと踊っていました。
[Android Feedback]
I
don't know 〜勝利者のピストル〜
People
are strange
Storker J
次元の旅人
ミサイル
Shining Sun
この日一番「波]のあるライブでした。一曲一曲の中に「静」と「動」があって、静から動へ転調する
時に大きな波がぶつかってくるような感覚があります。海辺で波が来るのを待っている時のように、心
がザワザワします。歌詞が感覚的で毒々しいけれど、ステージの雰囲気は「かっこいい」の方が強いです。
たたみかけるように話す絶妙なMCのせいでしょうか。あのMCはきっと誰にもマネは出来ないはず!
いや、アンドロイドフィードバックのライブ全体、どこをとっても真似出来ないはずです!!
見終わった後、すごく満足感の残るライブイベントでした。
主催のアンドロイドフィードバックさんはじめ、出演バンドの皆様、お疲れ様でした!
そして、すてきなライブを見せていただいてありがとうございました!
文:東京レタス