照和 Saturday 5th May
2001
【イマイチ】さだゆうじ・林秀紀
アーチ
僕を見下ろした日
残り火
涙はどこへいったのだろう
笑えたなら
忘れないで
MomoCanDo(RKB毎日放送毎週深夜0:50から放送中)の“イマイチ”です。ストリートでは見たことがあるのですが、ライブハウスでは一体どんなイマイチをみせてくれるのでしょうか?
まずは「アーチ」と「僕を見下ろした日」の2曲で結構パワフルに滑り出しました。林さんの曲はかなり早口&高音が要るので、さださんは合わせるのが難しそう。でも林さんとさださんが交互に歌うところは息が合ってて良かったです。3曲目のさださんの曲はやっぱり詞がいいので、その響きを大切にしてるような感じがしました。それに、さださんの丸みのある声に林さんのコーラスとなるとバランスをとるのが大変なようですが、いい具合に林さんのコーラスが入ってました。終わりの2曲は私のお気に入りなんですが、ギターの音が二人分あると感動もひとしおでした。
ところが恐るべきは二人のMC。これがまた“イマイチ”で、面白くないところが面白くもあり、客をドーンとひかせた後、歌で連れ戻してくるような感じでした。策略家イマイチめ・・・・。
しかしこれはいずれ女の子のボーカルが入って完成するはずのユニット。その点ではまだ“イマイチ”という段階でいいのかも。女の子ボーカルも照和で聴けるのでしょうか?期待してます。
【長野美佳子】
未来
自分のうたを歌い続けること
恋の最後のルール
ただのあたし
許しの日
私が鳥だった頃
長野美佳子でまいります!
私には今まで、自分が他人を許す時の“許し”しか考えられませんでした。でも、“許し”にはもう一種類あるんです。それは“自分を許す”ということ。長野さんが歌う「許しの日」の“許し”は自分を許すことなんです。「わたしは ゆるされてる」なんていう歌詞、今まで聴いたことありませんでした。それまで私は「自分はこうでなきゃいけない、今のままじゃいけない」っていう変なコダワリがあって、周りの人に合わせようとして焦ったりしてたんですが、この言葉を聞くと気持ちが楽になって、「こういう自分もありかなあ」と思えるようになりました。人それぞれ、許しに至る道には様々な困難があるでしょう。でも、その“許し”を経て人は大人になるのかなあ・・・・なんて思ったりする今日この頃なのです。
【あかおかずのり】
男たち
コーンフレーク
吹き抜ける風の中で
日曜日の憂鬱
だから時々その手を離して
おやすみ
ラズベリーとシースナイフ
悲しむことはないさ
霧の中のホーム
「吹き抜ける風の中で」、久しぶりに聴きました。思えばこれは私が初めてあかおさんのライブに行った時に聴いた曲(ライブレポ書いてます)。あの時はお客さんが私を含めて2人しか居なかったはず。でもあれから確実に新規あかおファンは増加してます!既あかおファンは益々はまってます!この日は東京レタスのリクエスト曲「ラズベリーとシースナイフ」、ぶんぶんさんが大好きな「悲しむことはないさ」、そして最近のライブでは定番になってきた「霧の中のホーム」も歌ってくれました。「おやすみ」はあまり聴いたことのない曲でした。あかおさんの「おやすみ♪」という囁くような声が素敵。とてもじゃないけどこんなの聴いてたら眠れません。お休み前のあかおかずのりさんには十分ご注意ください!
文:東京レタス