ゴージュ ライブレポ 〜他人の事なら何とでも〜
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※読む前にちょっと注意
俺は、基本的に辛口です。
でもそれは、やたらめたらに人を批判したいんじゃなく、
「俺はこう思ったよ」ってのを伝えたいからです。
あくまで俺の個人的見解で書いてます。
そもそも音楽というものは人によって好き嫌いは全く違うものですから。
だから、ひどい事言っても怒らないでね★
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はい、どーも。ゴージュです。
初のライブレポは何故か熊本から。
友達に誘われて、ちょっとした知り合いに逢いに、
また、俺のバンドの営業も兼ねて行ってきました。
まず、熊本駅の小ささにビビる。
博多駅みたいなのを想像してた俺には、プチカルチャーショックでした。
あと、福岡はそこそこ寒かったのに熊本は何故か蒸し暑い。
さすが、ランド・オブ・ファイヤー(火の国)。
熊本駅から市電に乗って、いざライブ会場へ。
このイベントは福岡発のフリーペーパー『TimeMarket』が主催となってるイベントの熊本版
です。福岡の方は見た事あるんですが、さて熊本はどんな感じなんでしょうね?
【TimeMarket005】at
熊本Django
■CAST
パンダ兄妹
ハウリング補聴器
アルツ(from大分)
The Symphonics
INDOOR MARKET(ファッションショー)
NUMBER 03(from佐賀)
NO TITLE
ADAMOSTE KINGS(from北九州)
以上、出演順
■1.パンダ兄妹
到着が遅れてしまい、見れず。
ごめんなさいです。
■2.ハウリング補聴器
ちょうど始まった時に着きました。
まず思ったのは、ベースの音が素敵!バィンバィンいうような感じで。
で、曲の感じとかは、結構重くてグワグワしてるんだけど、
コード進行とかメロとかはポップで、何か違和感がありました。
あと、ボーカルスタイルが、基本的にデスっぽいんだけど、
急に気の抜けた感じになったりで、
例えるなら「デス系奥田民生」ってな感じでした。
(俺なりの誉め言葉っす。ユニコーン大好きだし。)
一番思ったのがですね、見せ方を考えた方がいいじゃないかなと。
音源とライブの一番の違いは、視覚が有るか無いかですから。
■3.アルツ
始まってイントロ部分のみで「あ、スーパーカーだ」って思ってしまいました。
編成(ツインギターで、Ba+Voが女の子)も立ち位置も、
全く同じですから仕方ありません。
聞いていくにつれ、何かちょっと違うとは思ったけど、
最初のイメージを崩す事はありませんでした。
曲調もタイトルの付け方も似たような感じだったので。
ただ、ドラムがやたらアツかったのと、Ba+Voの女の子が可愛かった
(来て良かった:その1)のが印象に残りました。
ライブ3回目って言ってたんですが、その割には全員リラックスしてるようで、
見た感じは良かったです。
■4.The Symphonics
このバンド目当てのお客さんが多かったみたいで、
前の方まで一杯詰まってたんだけど、みんな座ってたんで、
お遊戯会を見てる人たちみたいでした。
曲的には…
う〜ん、これもやっぱり影響を受けたアーティストがすぐ分かってしまう感じで、
UKロックはUKロックなんだろうけど、もうちょっとバンドの持ち味というか、
オリジナルをやってる(多分)んだから、出した方がいいと思いました。
テクニックがいくらあっても、そういうのが伝わらないと、
オリジナルをやってる意味が無いと思うのです。
せっかく演奏力もライブの見せ方もルックスもいいのに、もったいないと思いました。
■5.INDOOR MARKET(ファッションショー)
インディーズブランドのファッションショーというものが、
おそらく最近になって出てきたので、しっかりとした土壌みたいなのが無い所為でしょう。
どうしても内輪受けになってしまう(少なくとも俺にはそう見えた)のは。
しかし、福岡のTimeMarketでも同じ事はやってるんですが、熊本の方がハコが狭い分、
イベントと融合してるように見えました。福岡より良かったです。
エンターテイメント性に欠けるところを直せば、もっとよくなるはずです。
肝心の服については、僕はよく分かりませんが、ワンピース系が可愛かったです。
スカートの裾にワイヤーが入ったような感じの服も可愛かったです。
あと、花柄のワンピ着てた子が可愛かったです。(来て良かった:その2)
■6.NUMBER 03
アノラック直系の「これぞギターポップ!!」って感じでした。
もう、可愛い可愛い。オジサンは嬉しいよ。酒飲みながらニコニコ見てました。
(来て良かった:その3)もし俺に娘が出来たら、こういう音楽をさせるね。
この日が初ライブ+解散ライブだったそうで。残念です。
けど、厳しいことを言えば、
ここも「多分あの辺りの音楽が好きなんだろうな」っていうのが、
かなり伝わって来てしまいました。
途中でストラップが外れるアクシデントもありましたが、
会場の雰囲気を和やか〜にさせる、そんなバンドでした。
解散は惜しいです。
■7.NO TITLE
久しぶりにああいう音楽を聴いたね。メタル?ハードコア?そんな感じ。
(ま、音楽のジャンル分けなんてあんまり知らないし意味ないんだけどさ。)
最近、RadioheadやらMyBloodyValentineやらCureやらの、
ノイジーでダウナーな感じの音楽ばっかり聴いてる俺的には、結構ツボにきました。
ボーカルやギターのエフェクトの細かいところまでこだわってる感じでした。
一緒に行った友達も(アシッドジャズ、ポップス、テクノetcを好む)
「かっこいいね」って言ってました。
全く違う音楽が好きな人にも受ける。これが一番です。
■8.ADAMOSTE KINGS
ルーツよりのスカコア(?)。ベースがウッドベースでした。
勢いもあって演奏力もかなりすごいんだけど、最初の方は音が薄い感じがしました。
途中でギターの弦が切れて、その後は何故か音の厚みも増し、かなりいい感じでした。
本人達もかなり楽しんでるみたいで、ベースの人に至っては、すごいフラップかましながら、
ずーっと笑ってました。かなり爽やかに。スゲぇ。
残り4〜5曲はかなりすばらしかったです。
スカっていう音楽の持ってる「多幸感」がビシバシ出てて、良かったです。
☆全体を通しての感想☆
何回も書いたと思うけど、「まんまじゃん!」ってバンドが多かったです。
曲の一部で「おっ、ここであの曲パクるか」って感じはいいんだけど、
(俺も自分のバンドでよくやる)曲全体が、しかも全曲がそんな感じじゃ、
バンドでオリジナルをやってる意味が無いと思うのです。
俺が元ネタ知らなかったらこうは思わないんだろうけど、
そういうのって自分達が一番分かると思うのね。
オリジナルをやってるっていうプライドが傷つかないかなぁ。
意識せずに「滲み出ちゃった」のなら、仕方ないですけど。
ま、他人の事は何とでも言えるんですけどね。
あと、MCをきちんとやるバンドが多かった。
俺が今まで見てきたバンドはMCを意図的にしなかったり、
やってもモゴモゴ何言ってるかわかんない感じ(あ、俺のバンドもじゃん)
だったので、すごく新鮮に見え、見習わなきゃいかんと思いました。
出てるバンドがジャンルばらばらで、
しかもファッションショーまでやっちゃってるから、
客層もばらばらだったんだけど、福岡よりまとまって見えました。
(福岡も内容はほぼ同じ)
きっと、ハコがちょうど良い大きさだったのと、
お客さんがお目当てのバンド以外にも興味を持って見ていた所為だと思います。
いろんな意味で、暖かいライブでした。
また行きたいと思います。
最後に、TimeMarketのFANCYさん、アトウさん、小さいアナミさん、
T.A.N.Eのタカシマ君、フナト君、ColourFieldの大きいアナミさん、
お疲れさまでした&有り難う御座いました。
そして、僕を熊本に連れて行ってくれたノリ君、ホントに有り難う。
君の働きには、心から感謝してるよ。
皆さん、此れからも宜しく。
ではでは、ゴージュでした。