今日は、リトミックの創始者エミール・ジャック=ダルクローズの誕生日です。1865年生まれですから、生誕141年ですね。
今、ダルクローズに関する本をまとめ読みしています。彼は、リトミックの方法論は書物として残しませんでした。が、多くの論文を残し、また他の人が(彼と同世代の人も、後世の人も)彼に関しての本を書いています。
今読んでいるのは、彼の生い立ちから音楽家としての修行時代、作曲家としての功績や、リトミックを創案するまでの経緯などを書いた本です。
養成校の頃、何度か読まされ、講義も受けましたが、難しい言い回しも多くあまり頭にはいりませんでした。それに、リトミックをするために論文や生い立ちの記を読む必要性があまりわかりませんでした。
が、10年近くリトミックをやってきて、最近必要なのは、方法論でなく、彼の根本的な思想を理解することだということがおぼろげながらわかってきました。そうすると、以前は興味がわかなかった分厚い本も大変面白く読み薦められます。
それにしてもブルックナーやフォーレやどりーブに直接和声や作曲を学び、ドビュッシーらとも親交を持てる時代と地域に生きたダルクローズ。なんと華々しい時代、華々しい交友関係だったのかと驚くばかりです。
あ、ダルクローズって、蟹座なんだなあ。
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