はじめに
このページをご覧いただいているあなたは、少なからずGibson Firebirdというギターに興味をお持ちになっていることでしょう。あなたがFirebirdに感じている魅力は何でしょうか。他のどのギターにも似ていない独創的なデザインでしょうか。ミニハムバッカーから生み出される独特のサウンドでしょうか。ネックスルーボディによる抜群のプレイヤビリティでしょうか。それともお気に入りのアーチストが使っているからでしょうか。もちろんそれら全てと答えられる方も多いでしょう。
しかしこのFirebirdというギター、好きな人にとっては本当にカッコいいし、使用したアーチストも数多いのですが、継続して愛用しているアーチストというのは極めて少ないのも事実です。最近では椎名林檎のサポートギタリストである西川進氏が、ポラリスホワイトのリイシューをハイワットの100(ボトムはオレンジ)にプラグインし、キレたプレイを聞かせてくれていますが、他のアーチストは数年使って手放してしまうという例が多いようです。唯一ジョニー・ウインターだけはヴィンテージのカスタムカラーを数本、バイブローラをストップテールピースに改造して永年愛用していたようですが、80年代以降は他のギターに持ち替えています。
本サイトではそんな「不遇」とも言えるFirebirdというギター、中でもオリジナルの美しいスタイルであるリバースボディの新旧モデルにスポットを当て、さまざまな角度からその本質を追求していきたいと思います。またFirebirdを愛用中の皆さんやご協力いただけるプレイヤー、リペアマン、ビルダーの方などからもご意見をいただきながら、さらにFirebirdサウンドのグレードアップを図りたいと考えています。
もちろんUnofficialなサイトですので、製造元であるギブソン社、日本総代理店である山野楽器の許可はいただいておりませんが、Firebirdの愛用者が増えることを祈っての内容ですので、ご理解をいただけたら幸いです。
尚、Web Galleryには、出展が不明なため使用許可を取れていない画像も一部掲載しています。上記の通り著作権を侵害する意図は全くございませんので、ご容赦ください。万一何らかの問題がある場合は、ご一報いただければすぐに削除いたします。
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それではオリジナルFirebirdのディープな世界へ足をお運びください。