ANGRA                                  
[Vo] Andre Matos (-3rd), Edu Falaschi (4th-)
[G] Kiko Loureiro Rafael Bittencourt
[B] Luis Mariutti (-3rd), Felipe Andreoli (4th-)
[Dr] Ricardo Confessori (-3rd), Aquiles Priester (4th-)
 ブラジルのメロディアス・スピード・メタルバンド.VIPERを脱退したAndre Matosを中心として91年に結成される.その楽曲はブラジルの民族音楽・クラッシック・ヘヴィーメタルという三本柱が見事に融合した繊細かつヘヴィなものとなっている.Andre Matosの伸びやかで安定感のあるハイトーンボイスはライブにおいてもそのパフォーマンスは曇ることなく素晴らしい!サウンドの方も叙情的で特にKiko LoureiroのGソロが凄いっす!やっぱこんな感じの血沸き肉踊る疾走スピードメタルは最高ですなぁ♪
 2000年8月にAndre MatosLuis MariuttiRicardo Confessoriの脱退が発表され,今後はSHAMANというバンドで活動していくことになる.残された二人はSYMBOLSのボーカルであったEdu Falaschiを後任に選び新生ANGRAをスタートさせる.Edu Falaschiの歌声はシャープで透明感があり,パワーナンバーからバラードまでそつなく歌いこなす実力は文句のつけようがない.さらに注目すべきはそのソングライティング力で,今後新生ANGRAの追い風となることは間違いないでしょう.
2001/10/26

HUNTERS AND PREY
 [VICP-61825]
来日記念盤
★★★★☆

  01.Live And Learn
  02.Bleeding Heart
  03.Hunters And Prey
  04.Eyes Of Christ
  05.Rebirth [ACOUSTIC VERSION]
  06.Heroes Of Sand [ACOUSTIC VERSION]
  07.Mama
  08.Caca E Cacador [Hunters And Prey
     PORTUGUESE VERSION]
 REBIRTHで華々しく復活を遂げたANGRAが来日に際して記念盤ということでミニアルバムを出してきました! この心遣いが嬉しいですよねぇ. しかも,8曲中7曲が新曲・ニューバージョンというから・・・いやいや頭が下がります.
 一曲目Live And Learnでいきなり撃沈! Nova Eraに続けとばかりのスピードチューン. やっぱメタルはこれでっせ!と思わしてくれる一曲. 間奏のKiko LoureiroRafael Bittencourtのギターが鬼速です. 曲調もさることながら歌詞の内容,これはANGRA分裂と再生を歌ってるのかな? そしてそこから伝わってくるのは不安や悩みではなく,自信や勇気といったポジティブな感情でありこれからのANGRAへの期待が膨らみます.(勝手な解釈) 2曲目Bleeding HeartREBIRTHにも収録されていたバラード. 3曲目はタイトルチューンのHunters And Prey.2ndHOLYLANDを思わせるラテンの要素が色濃く表れた佳曲.4,5曲目はREBIRTHに収められていたもののアコースティックバージョン.特に6曲目Heroes Of SandEdu Falaschiのヴォーカルにも大幅にアレンジが施され優しいバラード調の楽曲になっていて個人的にはこっちの方が好き.7曲目はGENESISのカヴァー.8曲目はHunters And Preyのポルトガルバージョン.
 本作はおまけも充実しててPV,壁紙,PHOTO,スクリーンセーバーと盛りだくさん. PV見てたらライヴ行きたくなってきた・・・行けないんだけど(ToT) ヴォーカルEdu Falaschiも最初見たときは高原にすむ動物っぽいなぁとか思ったけど,フロントマンとして十分カッコいいっすよね!歌はもちろん上手いし♪
2002/05/01

REBIRTH
 [VICP-61568]
4th ALBUM
★★★★★

  01.In Excelsis
  02.Nova Era
  03.Millennium Sun
  04.Acid Rain
  05.Heroes Of Sand
  06.Unholy Wars
  07.Rebirth
  08.Judgement Day
  09.Running Alone
  10.Visions Prelude
  11.Bleeding Hear
 衝撃のAndre Matos脱退から一年と少し,新生ANGRAが帰ってきましたぁ☆ Andre Matosの存在が大きかっただけに一時はその存続さえ危ぶまれましたが,残された二人のギタリストKiko LoureiroRafael Bittencourtと新たに迎えたヴォーカリストEdu Falaschiによって至高のメロディ達は前にもまして輝きを増しています.
 本作は,再生をテーマにしたコンセプトアルバムであり,それはANGRA再生にとどまらず,現実世界への再生というポジティヴなメッセージも込められています.またほとんどの詞をRafael Bittencourtが担当していることから,彼らの苦悩や希望がダイレクトに伝わってくる・・・とても重い,しかし不思議と励まされ,力が湧いてくるような作品です.
 一曲目In Excelsis(ラテン語で天国の意),定番ともいえるインストゥルメンタル.荘厳なコーラスの中,心臓の鼓動が鳴りANGRAの復活を知らせ,これぞANGRA!というスピードナンバーNova Eraへと繋がっていく(泪) また,クラシカルかつドラマテックなMillennium SunKiko LoureiroRafael Bittencourtが苦悩の中から作りあげた力みなぎるスピード・ナンバーRunning Aloneあたりは泪もんです.またAcid RainUnholy Warsといった曲はANGRAらしさともいえるブラジルのグルーヴ感が散りばめられた秀作であり,アルバムを通して捨て曲なくANGRAを超えた新しいANGRAを堪能できます.2001年必聴の一枚 ! !
2001/10/26

Fireworks
 [VICP-60432]
3rd ALBUM
★★★★☆

  01.Wings Of Reality
  02.Petrified Eyes
  03.Lisbon
  04.Metal Icarus
  05.Paradise
  06.Mystery Machine
  07.Fireworks
  08.Extreme Dream
  09.Gentle Change
  10.Speed
  11.Rainy Nights
 シンフォニックさが色濃かったAngels Cry,民族音楽色の目立ったHoly Landに比べ,よりバランス良くさらにヘヴィになったと言える3枚目.これはThin LizzyJudas Priestなどのプロデュースを手掛けたChris Tsangaridesを迎えたことに大きく影響していると思われますね.全編を通して,三本柱を軸にバラエティーに富んだ楽曲が詰まっていて飽きのこないアルバムです♪ 個人的には、やはりヘロディアスでスピーディーなWings Of RealityMetal IcarusMystery MachineSpeedあたりがたまりませんです!
2001/05/05

Holy Land
 [VICP-5633]
2nd ALBUM
★★★★☆

  01.Crossing
  02.Nothing To Say
  03.Silence And Distance
  04.Carolina W
  05.Holy Land
  06.The Shaman
  07.Make Believe
  08.Z.I.T.O.
  09.Deep Blue
  10.Lullaby For Lucifer
 本作2枚目は,前作Angels Cryに比べシンフォニック・民族的な曲が増加し,ブラジル出身のバンドである彼らの音楽のルーツ(ブラジルの文化、人の過去・現在・未来)を主張したコンセプトアルバムになっている.全体的には前作の方が好みなんだけど、ヘヴィでスリリングなNothing To Sayと超絶にGソロが早いZ.I.T.O.はすべてのANGRAの楽曲の中でもかなりのお気に入りです.
2001/05/05

Angels Cry
 [VICP-5692]
1st ALBUM
★★★★★

  01.Unfinished Allegro
  02.Carry On
  03.Time
  04.Angels Cry
  05.Stand Away
  06.Never Understand
  07.Wuthering Heights
  08.Streets Of Tomorrow
  09.Evil Warning
  10.Lasting Child
 デビュー作だがメンバーのテクニックは本物,そのクォリティーは高くすでに完成していると言っても過言ではなーい!レコーディングにはHEAVENS GATESascha Paeth,6曲目のNever UnderstandではGAMMARAYKai Hansen・Dirk SchlachterSascha Paethがゲストとして参加しています.
Carry OnAngels CryEvil Warningと言ったANGRAを代表する曲の良さは周知のことと思いますが,楽曲中にあるアレンジされたクラッシックフレーズとスピードメタルのヘヴィさがかなり私のツボにはまっています.
2001/05/05