VOL.11
HARDWARE06/RICHIE RICH(HARDWARE)
・OLIVER HO/WESTWORLD  ・UMEK/VOLTAREN
・JOHN THOMAS/UNDISPUTED LIFE(TECHNASIA REMIX 2)
・DEVILFISH/MAN ALIVE[PAST]
・HEIKO LAUX/SENSE FICTION(SERGEON REMIX)
・THE TRINITY AKA JOHANNES HEIL/A DREAM
・G FORCE/MODULE 687  ・COLD DUST/ENEMY WITHIN
・MONIKA KRUSE & VOODOOAMT/WAVES
・JOEL MULL/B2 他全18曲(DISC 1) DISC 2も18曲
*** キレイ系ハードテクノ ***
オーストラリアのDJ、リッチー・リッチによる2枚組ミックス。この人素晴らしい選曲をしますなぁ。て言うかねぇ…ジョントーマスのテクネジアリミックスからデビルフィッシュにつないで、更にそっからハイコラウの[SENSE FICTION]サージョンリミックスって…そら反則ですよアンタ!! このコンボにすっかり僕は撃沈(笑) まあそれはさておき、全体的に綺麗目でハードな曲を中心にセット組んでるみたいで、個人的に高感度大。それが時には丁寧に、そして時には荒っぽくつないでミックスされていく、流れるような70分。かなりオススメっす。ちなみにDISC 2の方はガルニエやらハードフロアやらSLSなんかを使って、全体的にハウスな感じでまとめたミックス。そっちもなかなか良し。
Salon de Mezclas/CHRISTIAN VALERA・TONY VERDI(SKCD)
・TONY VERDI/Too Much For Rain For One Day
・UMEK/Voltaren  ・BEAT HACKERS/Funtastik
・JOHANNES HEIL/Die Eigene Achse "Laux Remix"
・ROK/Cycle Sluts  ・TONY VERDI/Savage Sequensex
・CHRISTIAN MORGENSTERN/Hawaii Blue
・MONIKA KRUSE@VOODOOAMT/Stringrise
・TONY VERDI/I Wanna Dance
他全15曲(Tony Verdi Side) Cristian Varela Sideは全20曲
*** スパニッシュ・テクノ・ミックス ***
スペインのDJ2人組による2枚組DJミックス。このミックス、DISC 1のクリスチャン・バレラ目当てで買う人が多そうだけど、僕は断然DISC 2のトニー・ヴェルディをプッシュします。自身の曲からUMEK、クリスチャンモーガスタンにヨハネスヘイルにDJロック、挙句の果てにはモロダーまですごくいろんな音を使ってるんだけど、でもそれが一つとして浮いてない。全体として何ともハウシーで綺麗で心地の良い音にまとまってます。特にヨハネス[DIE EIGENE ACHSE]の使い方にはただただ感嘆。本当はすっごいダークな曲なハズなのに全然ダークに聴こえない。よほどのテクと構成力がないと出来ないミックスっすよ。あ、ちなみに、クリスチャン・バレラの方は普通〜にミニマルです(笑)
IT'S NOT JUST ABOUT SKIING/MARAL SALMASSI(FORTE)
・URAL 13 DIKTATORS/DIREKTION URAL(DMX KREW REMIX)
・C.MORGENSTERN/LITTLE GREEN APPLE
・C.MORGENSTERN/STEIGREIDER(ALTER EGO REMIX)
・C.MORGENSTERN/TONIGHT YOUR MINE BABY
・C.MORGENSTERN/NIGHT OF THE LIVING DEAF PART4
・CODEC & FLEXOR/BREAKOUT-ORIGINAL
・URAL 13 DIKTATORS/TOTAL DESTRUCTIOON(J.HEIL REMIX)
・RONNY PRIEST/TRACKED ROMANCE PART1 他全17曲
*** FORTEコンピミックス ***
MARAL SALMASSIによるDJミックス仕立ての[FORTE]コンピレーション。C.モーガンスタンとウラル、それに様々なアーティストによるそのリミックスを中心にまとめられた、全17曲74分の[FORTE]ワールド。前半はかな〜りゆったりした感じで中盤にかけてはいろんなリズムで聴かせ、そして終盤一気に弾けると言う構成はコンピとしてだけじゃなく、ミックスとしてもなかなか聴き応えがあります。しかしこのレーベルって本当にいろんな音出してるねぇ。ゆるいヤツにディープなヤツ。ゲーム音楽みたいにチープな曲までも。でも一番異彩を放ってるのはウラル[TOTAL DESTRUCTION]のヨハネス・ヘイルリミックス。ドロドロ暗黒系+イケイケディスコは食い合わせ悪過ぎ。でもカッコいいんだけど(笑)
X-MIX Transmission from deep space radio/KEVIN SAUNDERSON
(P-VINE)
・Kevin Saunderson/Deep Space Intro  
・BANGO E.P./Ritual Beating Systems  
・TATA Box Inhibitors/Ribosomal  
・Chocolate City/Love Songs(Demo Mix)  ・Jark Prongo/Spadet
・Octave One/Night Illusions  ・Playboy/In Da Jungle
・E-Dancer/World Of Deep  ・Sean Deason/Razorback
・E-Dancer/Velocity Funk 他全22曲
*** 魂の音楽 ***
今更だけどもX-MIX。いや何を言う。イイものはいつの時代になってもイイものなんだよ。デトロイト三巨人の一人、ケヴィンによるこのミックス。それは「デトロイト・テクノの何たるか」を教えてくれるかのよう。随所にスクラッチなんかも交えつつ、OCTAVE ONEやBANGO E.P.、そしてE-DANCER等々数々のデトロイトの名曲達が織り成す音の饗宴。それはとても有機的なもの---そう、「テクノ」と言う言葉の響きが持つ無機質なイメージとはほど遠いもの。そして使ってる音自体は決して暗くないはずなのに、ある種のディープさ、ダークさ、情念の様なものまで感じるのは何故だろう。そう考えてハッと気付きました。デトロイト・テクノは黒人達の「ソウル・ミュージック」なのだと。
ON THE ROAD vol.2/MONIKA KRUSE(TERMINAL M)
・JEFF MILLS/CONDOR TO MALLORCA
・E-DANCER/WORLD OF DEEP
・SAMUEL L SESSIONS/VELVET(SAFETY SESSION RMX)
・MR SLIFF/RIPPIN & DIPPIN pt2(M.KRUSE@VOODOOAMT RMX)
・TOMAZ vs FILTERHEADZ/MORE HOUSE
・GAIDEN/POINT BLANK(SPEEDY J REMIX)
・TOKTOK/RUSHSTOPRESTORE
・FUNK D'VOID/DIABLA(FUNK D'VOID HEAVENLY MIX)他全16曲
*** はぁ…うっとり。 ***
出ましたモニカ嬢の最新ミックス。前作[ON THE ROAD vol.1]は普通〜にミニマルな感じで、正直ちょっと苦手だったのですが(笑)、今回のはイイ!! 凄くイイ!! ジェフミルズに始まって前半はケヴィンサンダーソンやらSLSやらで、もろデトロイト調の音創り。最近デトロイトにハマり気味な僕はもう、この出だしだけで完全ノックアウト。でもって中盤は更に音がふわ〜っと広がってややハードな感じになって、アゲアゲキレイ目な空間ミニマル。後半〜終盤はそれまでとうって変わってかなりディープな展開へ堕ちていくのだけど、ラストにFUNK D'VOID。壮大で美しいデトロイトに全てが浄化されます。しかしモニカ姐さんって本当に美しいね。このジャケの写真に僕ぁもうすっかりト・リ・コ(はぁと)