VOL.9 |
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PLUS TECHNASIA AMIL KHAN/AMIL KHAN(PLUS)
・St Germain/Percussion ・Fabrice Lig/Last Eden
・DJ Abstract/Just A Dream ・John Tejada/Music for Doubles
・The Youngsters/Spanish Harlem ・Technasia/Future Mix
・Co-Fusion/Break Beats(Wild World)
・John Thomas/Down Hill ・Mike Wade/The Level
・Thomas Schreiber/Time Traveller ・Technasia/Hydra
・Player/Player6-A1 ・Technasia/Evergreen W
・Steve Rachmad/Sinosphere 他全23曲 |
*** テクネジア・ミックス ***
テクネジアによるPLUSミックス第2弾。今回のアミルのミックス、個人的には前作のシャールのよりも断然好みです。前作←パーティでの生録・今作←スタジオ録音ていう違いもあるとは思うんだけど、創り込まれた世界観にただただ感嘆。最初の数曲は割とハウスっぽいゆったりとした感じでそっから徐々に上げていって、段々テクノっぽい展開へ。そして[FUTURE
MIX]で一つの山場を迎えてそっからはかなりハードでミニマルなテクノ。終盤[HYDRA]で更に弾けて、ラストは[EVERGREEN]でしっとり落として最後へつなぐ…と、こうして見ると自らの曲をかなり効果的に使ってるのが分かります。とにもかくにも、こりゃ明日の名古屋IDでのプレイが楽しみってもんですよ。 |
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Sound Repubilc Mixed by DJ Q'HEY/Q'HEY(KCCD)
・Chester Beatty/Turia ・Surgeon/Death Before Surrender
・Neil Landstrumm/The Tokyo Assassin
・Marco Bailey/Infected ・DJ Shufflemaster/Fourthinter
・Mr.Sliff/Rippin and Dippin ・FLR/Easy Filter Part 9
・John Thomas/Undisputed Life(Technasia Remix 2)
・DJ Shufflemaster/Gaylang Chris Vareland/Structural Piano
・Yama+Oka/Excursion(DJ Q'Hey Remix) ・DJ Q'HEY/Login
・Christian Smith&John Selway/Shift 他全24曲 |
*** ハード・ハード・ハード ***
ハードテクノDJのMIX CDて言うと、とにかくバッキバキにリズムだけが鳴ってる単調なミニマルミックスが多いのだけど、このQ'HEYさんのミックスはちょいと違う。クレジット見れば分かるのだけど、1曲目がまずチェスタービーティの[TURIA]に始まって、あとはサージョンのあのトラックにFLRのあの曲。ジョントーマスのあのテクネジアリミックスやらシャッフルマスターのあの歌モノやら…とにかくもう、キラーチューンの目白押し。ハードテクノ好きなら誰もが一度は聴いたことある曲ばかりで、言ってみれば「ハードテクノのヒットパレード」的な内容なのだ。そこに自身の曲なんかも織り交ぜつつ、非常に滑らかなミックスで綴られる疾走感溢れる70分。濃いです、かなり。 |
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CONTACT/SVEN VATH(ULTRA RECORDS)
1.PATHFINDER 2.EIN WAGGON VOLLER GESCHICHTEN
3.YDOLEM 4.YOUR SWEAT(DEIN SCHWEISS)
5.SMUGGLER 6.CONTACT 7.ONCE MORE...
8.STRAHLEMANN & SOHNE 9.APRICOT
10.PRIVADO 11.PAUM SAFARI 12.AGENT P.
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*** ベテラン。て言うか大人 ***
スヴェンて言うと、もともとはジャーマントランスの人らしいっすね。でもこのアルバムで聴ける音はそんな簡単に一つのジャンルにくくれるもんじゃあない。しっとりとしたエレクトロ調の曲に、ちょいとハード目のテクノ。音響ぽいのやらアンビエントやら実験やら色々飛び出して、最後はなんとジャズ!?(しかもちょっぴり変態系)
こりゃやっぱり、色々な音を通過してきたベテランじゃなきゃ出せない世界です。いろんなイミで、かなり大人な雰囲気を漂わせた一枚。しかしねぇ、このアルバム、妙に僕の耳には良くなじむんだよなぁ。…て思ってよくよくクレジット見てみたら…半数の曲がアンソニーローザーorヨハネスヘイルとの共作でした。なるほどね。なんだか凄く納得。 |
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Everyground/MIJK van DIJK(SUPERSTITION)
1.Lotos 2.How Deep Is Your Love? 3.Lite My Wire
4.Like The Sun 5.En Vivo 6.Ray Of Sunshine
7.Bass On Canvas 8.Discoqueen 9.Hello Rolex!
10.Drop Da Gun! 11.Kissin' And Dissin'
12.After The Darkness |
*** 復活のマイク ***
出ました。久々のマイクヴァンダイクさんです。前回アルバム創ってから、一体何年ぶりくらいになるんでしょうかねぇ。聴いてるだけで元気の出そうなマイク節は相変わらずなのだけど、でもやっぱり過去の作品に比べるとどこか角が取れて丸くなった感じ。[MULTI-MIJK]の頃の今にも飛び出しそうなアッパーさはちょっと押さえ気味にして、代わりに生サックスやら生ベースの入った曲や歌モノなんかもあったりして全体的にどこか大人っぽい感じ。ちなみにこのCD、PCで再生するとアルバム収録曲をマイク自身がMIXしたDJ
MIXを聴けるソフトがインストール出来たりと、いかにも「オタク」なマイクさんらしいサービスも。更に日本盤には[アーマード・コア]のMPEGビデオが見れるオマケCD付き。 |
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THE MACHINES WILL KNOW WHO YOU ARE!/DJ SLIP
(KANZLERAMT)
1.SOCA MONO 2.FAST EDDIE 3.ONLY THE STRONG SURVIVE
4.YOUR ALONE HERE NOW 5.INTENSLY SATURATED PHATS
6.SLOW PHRYLLS 7.CHANTING DOWN BABYLON 8.NUMBERS
9.THE MACHINES WILL KNOW WHO YOU ARE
10.AREA BOYZ 11.UPTOWN BABY
12.KOFO THE WONDERMAN 13.DETROIT MOVES TO BERLIN
14.BIRD OF PARADISE HITS JET MIXER |
*** KANZLERAMTの異端児 ***
先月の大阪ロケッツでのプレイが凄かったDJ SLIP。これは彼が2000年にKANZLERAMTからリリースしたアルバムなんだけど、彼の作品てここのレーベルの中じゃ結構異色かも。ここのって、どっちかって言うと上モノ・展開重視の作品が多いんだけど、彼の曲はメロディーよりもリズムをしっかり創りこんだ感じ。反復されるリズムパターン、それは一見「地味」にも聴こえるのだけど、それこそがミニマルの真骨頂とでも言うべきもの。でもってこのアルバム。基本的には実験(+変態)ぽいミニマルが多いのだけど、その中にも声やスクラッチを多用したHIP
HOPがあったり、音響系もあったりと、「テクノ」の枠だけに収まらないかなり自由な創り。しかしこの人、DJでかける曲と創る曲とが全然違いますなぁ。 |