VOL.4
sensefiction remixed/HEIKO LAUX(KANZLERAMT)
1.sense fiction-alexander kowalski remix
2.sense fiction-diego remix  3.sense fiction-surgeon remix  4.consense-double x remix 5.sense fiction-revisted by alter ego
6.presence-golden dawn mix by johannes heil
7.sense fiction-five edit by heiko laux
8.presense-blooklyn beat mix by dj_indicator
9.sense fiction-blown ther piece mix by dj slip
10.moved recardo villalobos remix
*** やっぱりカンツラコンビ強し ***
ハイコ・ラウの代表作「sensefiction」のリミックス。まったりお部屋聴きなオリジナルと比べて、全体的にキックと低音が強調されてもろフロア仕様な創りに仕上がっているのが特徴。リミキサー陣はミニマル系・ディープ系中心にかなりツボを抑えた人選で、どの曲もリミキサーの個性が非常に色濃く出ています。展開の仕方がオリジナルなアレクサンダーに、流れるような上モノのDIEGO。そして美しいリフの入ったサージョンと、どれもそれぞれ好きなんだけど…個人的にイチバンはやっぱりヨハネスヘイルのリミックス。うなる低音と暗黒度の高いメロディーライン…それが原曲のピコピコした上モノと重なって…地味なんだけど破壊力ありすぎ。
ILLUMINATE THE PLANET/JOHANNES HEIL(KANZLERAMT)
1.independence  2.take control  3.the flower of life
4.rendevouz bizzarre  5.no more worries  6.sunrise
7.mr.brown  8.anti gravity pt1  9.illuminate the planet
10.product of dealing  11.wings of fire  12.lost in music
13.urban warrier  14.farewell
*** 硬質・良質・ミニマル!! ***
アルバム「FUTURE PRIMITVE」でハマって以来、個人的に目の離せないヨハネス。'99年に出たこのアルバムは、「FUTURE〜」のゆったりしたトランス具合と比べるとビックリするほど硬質でミニマル。でも、ミニマルと言っても単なるリズムだけのツールトラックではなく、どれもきちんとメロディーや展開があるのが特徴。ヨハネスの曲って、大きく分けて暗黒系とキレイ系に2分されると思うのだけど、このアルバムは暗黒度はかなり低めでキレイ目ミニマルが大半って感じ。4つ打ちのフロアトラック多めで、DJ向けっぽくもあるんだけど、でも合間合間にゆったりした曲を挟んだりと、きちんとリスニングにも対応した創り。て言うか、構成力が凄いんだろうね、この人。
ECHOES/ALEXANDER KOWALSKI(KANZLERAMT)
1.VOICES  2.OXYGEN  3.ECHOES(ALBUM-MIX)
4.DELICIOUS  5.HEARING IS BELIEVING  6.RATIO
7.PATTERNS OF HOPE  8.YOU SAD SOMETHING
9.DEBUT(LOST-SOUL-MIX)  10.SEQUENTIAL
11.SILENCE OF THOUGHTS  12.MY DEAR
*** お部屋聴きエレクトロ音響 ***
ヨハネス「FUTURE PRIMITIVE」⇒トランス音響。ハイコラウ「sensefiction」⇒ミニマル音響と来て…このアレクサンダーのアルバムはエレクトロ音響(←しつこい?) まあそれはともかくとして、実際、このアルバムはかなり独特の世界を創りだしちゃってます。ミニマルともエレクトロとも言い切れない、全く独自の世界観…。ただ一つ言えるのは、このアルバムはとても「深い」と言うこと。ジャケの深く澄み切った紺色。そのイメージそのままに繰り広げられる音の世界。どこまでも深く、堕ちて行きそうなんだけど、そんな音に身をまかせてぼ〜っとしてるととっても気持ちがイイんです。ぜひお試しあれ。ちなみに、アレクサンダーの曲って結構使いやすい気がするのって…僕だけかなぁ。
the future is on fire pt02/CHRISTIAN MORGENSTERN
(KANZLERAMT)
1.malaria  2.future is on fire pt.2
3.misellaneous pt.4  4.misellaneous pt.9  5.gem club pt.3
6.misellaneous pt.14  7.i bare because you do it pt.2
8.i bare because you do pt.1  9.future is on fire pt.2
10.misellaneous pt.13  11.el topo  
12.misellaneous pt.15  13.the kanzleramt yeas
*** 気持ちのイイDJミックス ***
クリスチャンの最新アルバム…単なるアルバムだと思って買ったら…聴いてオドロいた。なんとDJミックスになってるのだ(ちなみにミックスしてるのはmaral salmassiとか言う人?) まったりしたベース音の曲で始まって、前半〜中盤まではゆるい感じながらも適度にリズムもあって、ゆったりと体を揺らすのにイイ具合。で、10曲目に生音ぽい感じのキレイな音が印象的な曲を持ってきて(おそらくここがこのアルバムのヤマ)、そしてスローダウンして11曲目から最後まではノンビートでチルーな世界。全編通してホントに気持ちのイイミックスになっています。アルバムとして、て言うより、チルアウトDJミックスとしてオススメ。…てか、こんなミックス出来るようになりたいなぁ。
MOUTH FULL OF FRESH CUT FLOWERS/DIEGO(KANZLERAMT)
1.MOUTH FULL OF FRESH CUT FLOWERS
2.LINES OF FORCES  3.CONTACT IN CONTEXT PT.1
4.FINAL SEQUENCE  5.PRINCIPIA
6.CONTACT IN CONTEXT PT.2  7.THE PERSUATION CANNEL
8.REMEMBER THE(GEOFF MIX)  9.FACE  10.GROUNDED
11.TEMPTATION  12.GREEN POTION
*** 美し過ぎるミニマル ***
DIEGOさんはとにかく上モノがキレイ。それはEP何枚か買って知っていたのだけど…でも今回フルアルバムを初めて買ってビックリした。12の収録曲はどれも4つ打ちのキックが効いてて、ジャンル分けするなら確かに「ミニマル」というカテゴリーに入るのだろうけど…。でも…でも。こんなに上モノがキレイで印象的なミニマルがあっていいのだろうか? このアルバム聴いて、僕の中の「ミニマル」という音楽、いやもっと言うなら「テクノ」と言う音楽の概念すら壊されてしまいました。全曲カットインつなぎで、ノンストップに繰り広げられる耽美的ミニマルの世界。そして…ラストの曲にはちょっと仕掛けが…。ジャケのイメージは、あまりKANZLERAMTぽくない(ディープじゃない)感じでこれもまた良し。