VOL.1 |
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ELECTRIC AVENUE/THOMAS SCHUMACHER
(SPIEL-ZEUG)
1.One Love 2.Good Life(Featuring Kaori)
3.47Ronin 4.Bimmer 5.Listen Up
6.Pimp That Bitch 7.Egoshooter 8.Tek 29
9.Play Fast & Loose 10.Ground Zero
11.Ehehygiene 12.Tora! Tora! Tora! |
*** 何が起きたんだトマシュー!? ***
トーマス・シューマッハ=ハードな低音ゴリ押し野郎。そう思ってる人、このアルバム聴いて即刻考え改めるべき!! …いや改めました僕。(笑) 上モノ重視のゆるい曲で幕を開け、続く「グッドライフ」のカヴァーは思いっきりジャズ風。そして3曲目はなんと超高速ドラムンベース!? ここまでの3曲だけで、今までの彼の作品とは明らかに違うモノになってることが分かるハズ。そこから徐々にいつものハードなトラックも出しつつ、民族ぽいリズムのやら声モノやら歌モノやら色々おりまぜて、最後まで全く飽きさせない怒涛の展開。彼の本性は今までのハードミニマル路線ではなく、実はこのアルバムで見せた幅広い音楽性にあるのでは? 「電子音楽大通り」のタイトルは伊達じゃあない。 |
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FUTURE PRIMITIVE/JOHANNES HEIL
(KANZLERAMT)
1.Future Primitive Intro 2.Children Of The Night
3.Play 4.Seven Stars 5.Days
6.The Chains Of Babylon 7.Future Primitive
8.Born In The Light 9.Golden Dawn
10.Divine Light Force 11.Cherubim |
*** お部屋用トランス音響 ***
この人のこと、名前は聞いたことあってもどんな人かほとんど知らずに買ったんだけど…でもこれはかなりの「当たり」でした。その音は一言で言って「実験的トランス音響」。とにかく音が深い。かなりディープな世界。やや暗めながらも美しいメロディーと広がりのある音響空間。そしてそこに絡むシーケンスのパターン。それらに耳を傾けていると、知らず知らず本当に「トランス」してしまいそうな危険さ。このアルバム出してるKANZLARAMTはかなりアングラなレーベルらしいけど、本当にそんな感じの音。でも一つつけ加えておくと、とっても聴きやすいのが特徴。実験と言っても変態じゃあないんだな。リスニングをかなり意識した音創り。お部屋聴きテクノリスナーの方にはぜひともオススメです。 |
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POP/BEROSHIMA
(MULLER RECORDS)
1.t-word(a tribute to juan) 2.mokambo
3.cold love(short version) 4.world-wide-whore(robot mix)
5.dance after 6.domo arrigato mr.robot
7.understand 8.mokka polka 9.shot me
10.cold love(club version) 11.world-wide-whore(voice mix)
12.the pornography of performance |
*** 繊細エレクトロボット ***
WIRE00での来日ライブでの彼らの演奏は「音がキレイ」 この一言に尽きるものでした。レーザーの渦との相乗効果で、とっても幻想的な空間を創り出してたなあ。そしてブース上での機材をあやつる彼らの姿がまるでロボットみたく見えたのを覚えている。さて、この最新アルバムで聴けるのも正にWIREで魅せた通りの音。同じドイツエレクトロでも、例えばウエストバムとかのはもっと音が濁った(て表現はあまり適当じゃないかもしれないけど)感じなんだけど、ベロシマは澄み切っている。澄んだ上モノ、繊細で美しいメロディー。それはエレクトロと言うよりも、トランスに近い印象さえ受けてしまう。そしてそこに絡みつくヴォコーダヴォイス。やっぱりこの人たちロボットだ。 |
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MODULATION/V.A.
(UPLINK RECORDS)
・I Feel Love/Donna Summer(Giorgio Moroder)
・Planet Rock/Afrika Bambaataa
・No Ufo's Remix/Model500(Juan Atkins)
・Simon From Sydney/Lfo ・Strings of Life/Derrick May
…他全12曲収録 |
*** テクノクラシック大全 ***
ちょっと前に上映してた、テクノ映画モジュレーションのサントラ(ていうかコンピ)。買ったもののあまり聴かずにほうっておいてたんだけど、最近ふと聴き直してみたらかなりいいじゃん、これ!! 内容は、ドナ・サマーにデリック・メイにホアン・アトキンスにアフリカバンバータに…と、テクノ・クラシックな方々大集合。音的にもデトロイトあり、ディスコあり、アンビエントあり、ドラムンベース(ジャングル)ありと狭い意味でのテクノのみならず、広く電子的舞踏音楽を集めた感じで色々聴けて楽しい1枚。どの曲もそれぞれ大好きだけど、でも一番を選べと言われたらやっぱり「Strings
of Life」。泣けるぜデトロイトテクノの元祖デリック。 |
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EVERYTHNG,EVERYTHING/UNDERWORLD
(JBO)
1.JUANITA/KITELESS 2.CUPS
3.PUSH UPSTAIRS 4.PEARLS GIRL 5.JUMBO
6.SHUDDER/KING OF SNAKE 7.BORN SLIPPY NUXX
8.REZ/COWGIRL |
***ロックの熱気+テクノの音楽論 ***
僕はアンダーワールドはテクノではないと思います。このライブ盤から伝わる熱気も、テクノのそれではなく、あきらかにロックのライブのみが持つもの。ロックがテクノの電子音楽的アプローチをものにして生まれたのがアンダーワールドの音。だけど、ジャンルに関わりなくいいものはいい。テクノだとかロックだとか、いい音楽にそんな境界線なんていらない。このアルバム改めて何度も聴き直してその良さに気付かされ、幕張エレクトラグライドでアンダーワールドきちんと見なかったことを後悔する僕でした…(涙) このアルバムの良さに11月以前の時点で気付いていればなぁ…。ラストのREZ〜COWGIRLのつなぎは何度聴いても鳥肌が立つほどいい。 |