WIRE02 2002/08/31@埼玉スーパーアリーナ
 
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PM23:20 かなり休憩(笑)
 
モニカのプレイでもう完全燃焼し尽くしたので、エリちゃんと二人でフロアを出ることにする。が、しかしここで異常事態発生。なんと…ブロックから出られないのだ!! ブロック出口を係員が塞いで出られなくなってしまっている。次の卓球ライブでフロアが込む為の処置なんだろうか。しかし、ブロックに人を入れないと言うのならまだ分かるが、人を出さないってそれ、ちょっとおかしくないか!? ここで僕も少しキレる。結局、強引に強行突破してくれる連中がいたので、それに混じって僕らも無事脱出。まあこれはちょっとマナーの悪い行為だったとは思うけど、でもやっぱり納得いかない。大体、卓球ライブなんて混むだろうこと初めから分かってるんだから、もう少し事前に策を練っておくとか出来なかったんだろうか。今回は会場が変ったせいもあってか、ちょっと不手際が目立った様な気がする。僕らだって高いチケット代+交通費まで払って遊びに行ってるんだから、もう少しスタッフの人もきちんとして欲しいと思った次第。(他にもあったんだよ。某屋台の兄ちゃんがかなり対応悪かったとか。お客を何だと思ってるんだろう全く)
 
と、ここで文句を言ってもしょうがないのでレポの続き。ロビーに出て歩いていると、さっきモニカの時にはぐれてしまったまきちゃんと再会。更にエリちゃんの友人達も数人合流して、みんなで何か食べようかと言うことに。みんなカレーを注文。僕も野菜カレーとナンのセット。喫煙コーナーで腰をおろしてみんなで食べる。やっぱこうやってみんなでワイワイやってご飯食べたりするのって楽しい。さっき会ったばっかの人とももうすっかり友人みたいになってしまう。こういうのも大きなイベントの楽しみなんだよなぁ。単に踊ったり音聴いたりするだけじゃなくて。
 
更にカワムラさんがやって来て合流。しばらく喋ったりしたところで、「もうヘルとラッシュが始まってるんじゃないか!?」と言うことでフロアへ。ヘル組(メインフロア)とラッシュ組(セカンドフロア)へ分かれる。
 
 
PM24:00 DJ RUSH
 
セカンドフロアへ着き、とりあえずビールが飲みたかったのでまた並ぶ。しかし凄い行列。…セカンドフロア、屋台一つだけじゃ足りなかったのでは?? 二つか三つ欲しかったところ。並びながらラッシュのDJを聴く。かなりガッシガシのミニマルだ。それを次から次へと繋いで混ぜまくっている。同じミニマルでもモニカのとは、選曲もミックスもまるで異なるスタイル。「踊りたいな〜」と思いつつも、ビールが飲みたいので行列から離れるわけにもいかない。
 
と、突然、歌声が聴こえてきた。ラッシュの曲って、変態ぽい歌モノトラックが多いからきっとそれだろうな、などと思い、ふとDJブースの方を見る。 …な、な、なんだぁぁぁ!!!???? 僕は思わず目を疑った。ラッシュ、ブースの上でマイクを持っている。てコトはこれ…もしかして…歌モノトラックなのではなく、ラッシュが生で歌を入れてるってコト!!?? …アホだコイツ(笑) まさかDJやりながら歌うヤツがおったとは…そんなコトするのは名古屋の某カリスマさんだけかと思ったのに(いや、彼でもきっとやらない) それも、まだディスコDJがやるのは許せる気がするけど、まさかハードミニマルでこんなコトするヤツがおるとは…改めて世界は広いということを知った次第。て言うか、この面白パフォーマンスを近くで見れなかったコトを激しく後悔。くそ…こんなコトならビール買いに並ぶんじゃなかった…。
 
なんとかビールも買って、フロアへ突入。誰か知り合いいないかな〜と思いフラフラとフロアをさまよう。と、ca10さんを発見。更に、junさんにも出会う。junさんの前でいつもの様に踊ったらとてもウケてた。そんなに僕の踊りっておかしいんかなぁ。
 
ラッシュのプレイ、面白パフォーマンスは結局さっきの一回だけで、あとはひたすらガッシガシにハードミニマル。しかし、ハードミニマルDJはマジメな人ばっかかと思ってたけど、こんな面白いオッサンもおるんだなぁ。これはあるイミで今回一番の発見。
 
 
AM01:25 LUKE SLATER
 
と、ラッシュの音がフェードアウトで消えていき、それと同時に宇宙的な音。ジェフミルズのDJが始まった。ジェフのDJ、去年のWIREで素晴らしかったし、今年もどうなるかは気になるが、しかしやっぱりルークスレータのライブが見たいのでメインフロアへ行ってみることにする。
 
ルークは、昔のアルバム[FREEK FUNK]が個人的に凄い好きだし、一昨年に幕張エレグラで見たライブも素晴らしいものだった。しかし、最近出た新作アルバムは期待を裏切った歌モノ。今回もきっと歌モノなんだろうなぁ…。
 
メインフロアへ入ると同時に音が聴こえてきた。やっぱり歌モノだった。少しガッカリしながらもフロア真ん中へと向かっていく。するとフロア真ん中の通路でれいれいに出会う。とりあえず僕もこの辺りでライブを見ることに決定。
 
と、ステージに目をやって目を丸くする。ステージ上には、なんかやたら派手なカッコをした、ツンツンヘアーの兄ちゃん。そいつがマイクを持って歌いまくり、踊りまくり。「…え、ルークってあんなヤツだったっけ??」 いや違う違う。その後ろを見ると、黙々と機材をいじる坊主頭のナイスガイ。それがルーク。
 
しかし、この歌モノライブが思っていたよりも全然良かった。と言うか、いつの間にか引き込まれている自分がいた。ド派手なヴォーカルの兄ちゃんはとにかくフロアを煽りまくる。テクノのライブであるにも関わらず曲と曲は繋がらず、曲間にはド派手兄ちゃんによるMC(しかもカタコトの日本語!!) そう。これはテクノのライブではないのだ。そのノリはほとんどロックのライブ。テクノの音によるロックのライブ。これはかなり新鮮だった。自分自身がロックのライブを見たことが無いだけに余計に新鮮だった。
 
曲の方は、アルバムからの曲だけでなく、[CLASS ACTION]や[BODY FREEFALL]なんかの昔の名曲を歌入りverにしたものなんかもかけていた。と、ラスト近くになってヴォーカル男がステージを去った。そしてルーク(ともう一人…エンジニアの人?)だけによる、音のみのライブ。これで終わりか? しかし、もう一度ド派手ヴォーカル兄ちゃんが登場。更に1曲歌入りの曲を披露してルークのライブが終了。
 
…しかしやっぱこの人、ライブ上手いわ。全然期待してなかった歌モノライブだったのに、思いっきり魅了されている自分がいた。踊らずにはいられない自分がいた。
 
 
AM02:25 JOSH WINK(ていうか休憩)〜AUTOTUNE
 
次はジョシュウィンク。しかし、ルークのライブがあまりに面白かった&疲れ過ぎてヤバくなってたので休憩することに。でも音は聴きたかったので2Fスタンド席へ。この埼玉スーパーアリーナ。横浜と違ってて、フロアから直接スタンド席へ上がれる構造になっている。これは結構ありがたかった。スタンド席から見るジョシュはなんか思った印象とは違っていた。と言うかドレッドヘアーじゃなかった。音は結構まったりゆったりした感じ。猛烈に眠気が襲ってきたので、空いてる座席を3つ分くらい取って、横になって本当に寝る。zzzzzzzzzzzzz……………。
 
しかし、少したったところで他のお客が来て起こされてしまった。仕方が無いのでロビーに出て休もうと、フラフラしながら歩く。と、ロビーへの出口でカヨちゃんに遭遇。そのまま二人でロビーへ出て、ビール飲んだり喋ったりしてぼ〜っと過ごす。ジョシュ、最初は聴くつもりだったんだけどなぁ…でもまあ、こんなのもイイか。だらだら。のんびり。
 
ジョシュの終わり近くにフロアへ戻る。なんか、最初の頃の音とは全然雰囲気が違ってきてた。かなりビキビキのアシッドサウンド全開と言う感じだった。聴くところによると、ジョシュ結構良かったとか。気になる…誰か、詳細なレポ求む!!
 
続いて、反対側のライブブースでオートチューンのライブ。普通にいいと言う感じだった。と言うか、さすがに聴くのが3回目ともなると個人的にもうあまり何も感じないと言うか…。でも、ラストの[トキオートキオー]という曲(新曲?)ではフロアはかなり盛り上がってた。
 
 
AM04:15 WESTBAM
 
そして遂にラスト。今回のトリはなんとこの男。お祭男のウェストバム!! いつもと違う時間帯での登場で、果たしてどんなプレイになるのか…期待は募る。とりあえず、ここではEブロックに全員集結してるに違いないと思い、Eブロックの前の方を目指す。…いた!! やっぱりみんないた!! 一緒に会場まで来たカワムラさんやca10さん達も、てつを君達も、junさんとかもみんないる!! nagai君ともこの日初遭遇!! …つうかもう脱いでんじゃんこの人(笑)
 
ブースに上がったバムやん、なんかいきなり相撲のポーズ(?)とか取り始めた。…でもなんか、微妙に違ってる? と言うか、これって典型的「間違った日本人像を抱いた外国人」の図??
 
そしてバムのプレイ。開始早々こするこする。普通に手でこするのだけじゃなくて、ひじとか使ってこすりまくる。そしてむっちゃ笑顔(笑) 隣で踊ってた女の子達何人かが「バム可愛い〜」とか言っていた。そして、3曲目くらいにいきなり失敗(笑) パフォーマンスのし過ぎで針飛ばす(タオルか何か引っ掛けた模様) おいおい…ウッディーじゃないんだから。しかしそんなのを見てますます盛り上がる僕ら。自分で言うのもおかしいが、やっぱりウチら周りの人間はノリがいい。と言うかこのブース、バムの時は完全に名古屋と化していたのでは?(ここはdrAmかよオイ!!)
 
時間が深くなるにつれて、バムのテンションはますます上がってきたのか、パフォーマンスもますます冴える。途中でヘルメットなんかも登場。つうか、ヘルメットかぶっちゃったら工事現場のオッサンにしか見えないよこの人(笑) 少なくともテクノDJには見えん…。レコードも客席に度々放り投げていた。確かこの日、合計で3枚投げたのでは? …投げすぎだろいくら何でも…(笑) そのパフォーマンスに負けじと、僕らもかなり激しく踊りまくる。曲に合わせてギター弾くマネとか、かなり変な踊りをしていた。この時、てん君とかマツヒコ君とか、普段そんなコトしなさそうな人達までが壊れていたのがかなり面白かった。
 
しかし、バムはパフォーマンス過剰だけど、でもウッディーと違ってDJも普通に上手いよな…そんなコトを考えながら踊っていたら、隣でマツヒコ君が非常に上手いことを言った。曰く、「踊りは下手だけどDJの上手いウッディー」 なるほど…凄い納得。ウッディーとは踊りとDJの比率が逆なんだよな。(もっとも、DJなのに[踊り]と言うのもなんかおかしいのだが)
 
曲自体は、リズムトラックっぽいヤツから有名どころまで色々かけてた。そしてやっぱり、とにかくコスリまくる。繋ぎが全部スクラッチなのでは?と思うほどにコスリまくる。全体的には結構ハードでガシガシ踊らす感じだ。ラストだからと言っても特に何か違うと言うワケでもない。でもこの人をラストに持ってきたのは正解だったと思う。一昨々年・一昨年はラストがフミヤ、去年はジェフだったけど、それだとやっぱりどこかしんみりしてしまう感があった。でもバムだと、ラストまで楽しい気分のままで引っ張ってくれる。やっぱり、「お祭」なんだから楽しくなきゃ。
 
ふと見ると、いつの間にか横には大阪組の姿が。ゼンタ氏、RUKIA嬢、それにPKG君までいてビックリ。名古屋組・大阪組入り乱れての変態ダンス合戦へ突入!!(と言うか勝手に僕とかnagai君だけが突入)
 
こうして、バムのプレイはアンコールなんかを交えつつ、最終的に終わったのは朝6:30くらいだったのだろうか。2h以上廻してたんだろうな。この人は、ロングセットの方が本領発揮されるなぁと今回思った次第。去年のWIREやエレキンツアーなんかでは実力の半分も出てなかったに違いない。何にせよ、お祭男バムやん。アンタ最高だ!! 優勝!!!!
 
 
EPILOGUE〜アリガトウWIRE!!
 
こうして、今年もWIREが終わった。そして夏が終わった…。今年のWIRE。色々あったけど、やっぱり終わってみれば全てが楽しかった。上で書いてしまったように、色々「??…怒」なコトもあったけど、それらは来年以降改善されることを期待して。あと、今回は去年に比べるとあんまりたくさんの人とは出会えなかった様な…名古屋組とは一応全員と会えたけど、関西組とも大体出会えたけど、でも東京の人にほとんど出会えなかったのが少し残念。まあ、また来年もあることだし。皆さん、また来年もWIREで!!
 
 
…ちなみに、この後はせっかく東京まで来たから!!と言うことでレコ屋巡りへと突入。エリちゃんの案内でてつを君・王様・カワムラさん・ca10さん・アカポリ君と7人で渋谷レコ狩りへ。やっぱり東京は売ってるもんが違う。僕は探していたDOUBLE Xのアルバムを手に入れてすっかりご満悦。それにタワレコで探し求めていたカンツラのCDをゲットして更にご満悦。ちなみに、このレコ狩り途中、二回も岡山のPCKさんに出くわしたのが笑えた。会場ではほとんど(全く?)出会わなかったのに…どういうコト??