田中フミヤ MIX.SOUND.SPACE.TOUR ＠ OZON
　
7/19(金)の田中フミヤ。そしてその前日のLOOPING STAR(ゲストにVALENTINO KANZYANI)。最初は両方行く予定だった。初の二夜連続クラビングでも決行しようと、あらかじめ休みの予定とかも調節してたのだが…。しかし結局、当日になってなんだか気乗りがせずに(と言うかここんとこずっと、ダメモードでクラビングすらめんどくさくなって来てるのだ。ああダメダメ)LOOPNG STARは行かず終い。でもこれがどうやら大正解だったらしい。後で聞いた話では、VALENTINOキャンセルで来なかったらしい。マジかよ…そんなコトもあるのね。怖。
　
そんなワケで結局、フミヤさんのだけは行って来ました。ではレポを以下に。
　
7/19(金)。仕事は休みだったので、普段の休日と同様に昼間は家でのんびり。夜になって普通に家で夕食を取り普通にビールを飲み、そして10時くらいに家を出る。
　
OZONに着いたのは23時過ぎ。とりあえずいつも通り(笑)、自販機でビールを買ってセカンドフロアへ。まわしてるのは全然知らない人??と思ったらSHINYA TANAKAさんだった。音が思ってたのよりずっとハードだったのと、髪を切ってイメチェン?してたせいで全然気付かんかった。ここでいろんな人に出会う。テツヲ君とか王様とかJUNさんとか。久しぶりにクロ君にも会った。あと会社の友人も来てた。でもいつも来てるエントランス周りのハードダンサー(笑)達はほとんど来てない模様。みんなミニマルは好きくないのかなぁ。
　
メインではKAZUMIさんがまわしてるらしい。そっちも凄く聴きたかったのだけど、セカンドのSHINYAさんがかなりツボだったので、とりあえずセカンドでずっとふらふら踊ってた。ビール飲んだり、まったり友人としゃべったりしながら。
　
日付も変わり、時間は夜中の1時。いよいよ本日のメイン、田中フミヤの出番。と言うわけでいざ、メインフロアへ突入。うお!! 結構すごい人だ。名古屋にこんなにミニマル好きいるのか?? ちょっとビックリ。でもそのまま最前列を目指す。混んでるように見えても、実は前の方は意外とすいてるコトが多いのだ。案の定、空いてる場所があったのでここでめでたく自分の踊りスペースを確保。
　
ブースではまだKAZUMIさんがまわしてた。後ろではフミヤがスタンバイしてる。ラストにKAZUMIさんがかけた曲。なんだったんだろう。凄く気になる。セカンドで確かSHINYAさんもかけてたような…凄く浮遊感のある、キレイでちょっとハードなミニマル。知りたい。もしここ読んでたらぜひ教えて下さい(笑)
　
そして田中フミヤのDJスタート。考えたら僕、フミヤさんのDJはこれで聴くの4回目?5回目?? なんだかんだ言って結構聴いてるなぁ。でも毎回、ストイックなミニマルながらも微妙に雰囲気変わってて面白い。それに今日は3時間やるとのコト。ロングプレイは聴くの初めてなんで楽しみだ。
　
最初の方はやっぱりと言うかなんと言うか、ゆったりじわじわ…と言う感じでスタート。いつもながらのフミヤさんぽいストイックミニマル。と、フミヤさん突然モニタースピーカを持って「ガコン!!」とずらす。どうやらモニターの位置が良くなかったらしい。
　
最前列では、ギャル達が数人キャアキャアいいながらフミヤさんのプレイを見てた。もしかして追っかけか??(笑) でも確かに田中フミヤはカッコいい。黙々とDJをするそのクールな姿は確実に人を魅き付ける何かがある。男前だし(笑)　いやでも、男の僕が見ても素直に「カッコいい」と思えるのだから、そりゃあ若い女の子にしてみればたまらんだろうな。
　
フミヤさん、結構いろんな感じのをかけてた。どれもストイックなミニマルだけれども、4つ打ちがあればそうでないのも。ゴリゴリなのもフワ〜っとしたのも。そしてなかなか上げない(笑) 段々とハードになってきたなぁ…と思わせておいてまた下げる。それの繰り返しだ。じわじわ。じわじわ。んもう。じらさないでってばぁ(爆)
　
中盤まではずっとそんな感じだった。混んでたのもあってそんなに激しくは踊れなかったけど、音に身をまかせてフラフラ揺れてるととても気持ちがいい。あ…いかん気持ちが良すぎて意識が…(笑)
　
とりあえず休憩。メインフロア出口あたりのスペースでテツヲ君やクロ君を見かけたので彼らとしばし談笑。色々話す。「メタモルは行くの?」とか色々。僕は行けない。どうでもイイことなんだけど。しばらく話してたところで段々と音の雰囲気が変わってきたことに気付く。いつの間にかフミヤさんのプレイ、凄く上げモードになってきてる。ヤバい!! 僕は再度フロアへ突入。
　
時間は3時をまわっていた。フロアもさっきまでと違って人もまばらに。こんな深い時間にまでフロアで踊り狂ってるのはホントのテクノ好き(とバカ)だけだろうなぁきっと。
　
フミヤさんのプレイ。さっきまでのじわじわぶりとは違ってかなりの上げっぷりだ。それに凄く展開もあってイイ感じ。なんて言うのか…キレイな上モノ重視なトラック多めで、とても気持ちのイイ音空間が出来上がってた。フワ〜っと広がっていく音の感じと、OZONの天井の高さとが相まって何とも言えない開放感だ。
　
ふとここで、何やらジャズ風の曲がかかる。ジャズっぽいメロディーと、トライバルなリズムとが重なった、ハードでいながらどこかオシャレな感じもする曲。最近出た、SLSの[JAZZ LESSON]とかそんな感じだ(もしかするとそのものだったのかもしれないが)　もうこの時点で僕は完全に壊れる。こういう音、大好きなのだ。それでなくても後半のフミヤさんの音はツボ突かれまくりだった。上モノでつないでく感じの、トランシーハードミニマルとでも言えば良いのだろうか。
　
フロアもいい具合に空いてるし、踊り狂いまくる僕。側でJUNさんやSHINYAさん達が笑ってた(笑)　今日はダンスパートナー(?)が来てないが、その分僕一人で踊り倒してやった。ここで判明。いつぞやの日記に「ディスコが変態ダンスに一番向いた音楽」とか書いたけど、なんのコトはない。ストイックハードミニマルでも全然イケますよ変態ダンス。
　
そうしてフミヤさんのプレイは4時に終了。変化に富んだ3時間で、色々と楽しめた。「ストイックなミニマル」を根底に置きつつも、あれだけ色々な音を聴かせられるというのはやっぱり凄い。客に媚びることも無く、一貫して自分自身の世界を貫きながらもあれだけフロアを沸かせられるというのはもう「さすが」と言うしか無い。田中フミヤ。まさに男の中の「漢(おとこ)」。
　
しかしパーティはまだ終わらない。ラストはDJ KAORU。KAORUさん、いつも通りのファンキーハードテクノで来るかと思いきや…以外にもダビーな感じのミニマルでフミヤさんからバトンタッチ。そこに2.3曲同じ様な雰囲気の曲をつないだから、「ああ、今日はパーティの雰囲気に合わせて音を変えたんだ」と思った。…しかしやっぱり、KAORUさんはそんなに甘くなかった(笑)
　
段々といつものハードテクノになっていき、プレイ開始後10数分もした頃には完全に上げモード。フロアにはさすがに人もかなり少なくなってきたが、残ってる人間はそれまで以上のテンションで踊り狂う。オイオイみんな、どこにそんな体力があるんだよ…て、それはオレのコトか??
　
この日のKAORUさん、結構意外な曲もかけてた。後半では[JAZZ LESSON](今度は間違い無くこの曲だったハズ)とか、FUNK D'VOID[DIABLA(HEAVENLY MIX)]とかかけてた。そしてラストには聴いたことのない歌モノ。後で聞いたところ、アンダーワールドの新曲だとか。アンコールに[DIABLA]の、SLSリミックスをかけ、パーティは5時半に終了。
　
　
今回のパーティ。久々にミニマルを思う存分堪能出来たパーティだった。と言うかやっぱり、自分は絶対にミニマル好きなのだと激しく思った次第。ディスコやエレクトロも好きなのだけど、それよりやっぱりミニマル。ハードミニマルでガシガシ踊るのはやっぱり楽しい。