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WILD SKETCH SHOW裏レポート!!
…て言うか単なる旅行記(笑)
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12/9(月)のSKETCH SHOWのライブ観る為に東京まで出てきたはいいけれど、この後をどうするか…。ライブ終わってからじゃもう名古屋へは帰れないし(今にして思えば、夜行バスで帰ると言う手段もあったのですが)、とりあえずは新宿のビジネスホテルへ宿泊。さて、明日どうするか…。
せっかく東京で一泊して、翌朝またトンボ帰りで新幹線やらで帰ると言うんじゃあまりに寂しすぎます。と言って、レコ屋巡りと言うのもあまりにワンパターンでつまらない(別にそんなに今レコ欲しい気分じゃないし)
そこで考えました。何か面白く帰る方法があれば…そうだ!! 中央線経由で帰ろう!!
普通、名古屋〜東京を鉄道で移動する場合、東海道線ルート(あるいは新幹線)を使う人がほとんどでしょう。でも実は、中央線経由と言う方法もあるのです!!
中央線の名古屋口は僕も何度か利用したことがありますが、東京口はもちろん乗ったことがありません。面白そうで興味をひかれます。
更にひらめきました。「中央線には、東京口に特急[スーパーあずさ]、名古屋口に[ワイドビューしなの]と言う二つの振り子特急が走っているよな…。じゃあこの二つを乗り継いで比較してみたら面白いんじゃないか!!」
更に更に、途中松本あたりで一旦下車して、ブラリと散策でもしてみたら…もう気分はすっかり一人旅です。と言うワケで、男一人鉄道ブラリ旅[JR東日本vsJR東海
看板振り子特急乗り比べ!! 信州ソバと博物館巡り 雪の旅情編]のスタートです!!(前置き長ぇよ…)
ホテルを朝の7時過ぎに出て、新宿へと向かいます。まずは特急[スーパーあずさ3号]。これに乗って松本まで向かいます。[スーパーあずさ]に使用されるのはE351系。振り子車両でスピードを上げる為(空気抵抗考慮?)か、車体全体が丸っこい感じがしますね。
朝の新宿駅構内。
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これから乗り込む[スーパーあずさ]E351系。 |
隣のホームを見ると新型のE257系が停まっています。本当はこっちに乗りたかった気もするのですが…でも[スーパー]の付かないただの[あずさ]はこのE257系と旧型の183系との共通運用。もし古いヤツが来ちゃったら…と言う怖さもあったので今回は確実にE351系の来る[スーパーあずさ]をチョイス。と思ってたら、今回のダイヤ改正で[あずさ]は183系が撤退して全車E257系になったそうですね。何だよちくしょう…
こっちは向かいのホームに停まってた、
新型の[あずさ]E257系。 |
E351系車内。天井がやや狭い感じ。 |
朝ご飯代わりに菓子パンとコーヒーを買って乗り込みます。E351系の車内は…ちょっと独特の雰囲気。車体を外から見た時にも丸っこさを感じたけど、中から見ると一層丸いです。普通、電車の車体って断面が正方形に近い形をしているのですが、このE351系は天井部分に行くにしたがってすぼまっている、いわば卵型とでも言うような形をしています。ただそのせいで、どうしても車内が狭い印象になってしまうのが残念。更に、全体的な配色が抑え目な為(壁・天井部分がグレー、椅子はラベンダーとグレーを一脚ずつ隣り合わせ。でもどっちも地味目な色)、やや暗い印象も受けます。せめて壁や天井を膨張色(オフホワイトあたり)にした方が良かったんじゃないでしょうか。
椅子に腰掛けてみます。E351系普通車のシートはなんでも、一体表皮成形と言う自動車のシートに使われている手法で造られているらしいです。これだと、継ぎ目のない綺麗な表地のシートが出来るのだとか。座り心地は…う〜ん、まあ、普通でしょうか。シートピッチの広さも充分にあるし、ちゃんと足も伸ばせます。ただシート自体はちょっと小さい、かな…。でも窓位置の低さには感動しました。シート横のアームレストの高さと、窓枠下部の高さがピタッと合います。窓自体はさほど大きくはないのですが、窓位置を下げることで充分な眺望を確保しています。さすが景色のいい場所を走る列車だけはあります。
[スーパーあずさ]3号は新宿を8:00に出発。ゆっくりと走り出します。あまりスピードを出さないまま、いくつもの駅を通過。平日の朝8時過ぎ。まだまだラッシュの最中にあると見えて、通過していく駅のホームには大勢の通勤・通学客の姿が見えます。それを横目に特急電車に揺られているのは何とも言えない優越感を味わえて、なかなか気分のいいものです。
東京近郊の山々。 |
列車は山の中へと… |
新宿を出て3、40分もすると雪化粧に彩られた山々が見えてきました。大都会の真中から、わずか40分足らずでこんな自然の中に飛び込んでしまうだなんて…これは驚きでした。決して高い山ではないけれど、雪をまとったその姿は美しく、なんだか幻想的でもあります。やっぱり、こういう景色を見ると「ああ、旅に出たんだ…」と実感が湧いてきます。
更に列車は走り続けます。東京から山梨へと抜けたのでしょうか。本格的に山の中へと入っていきます。周りは白い山・山・山…。そして山の合間にはこれまたうっすらと白く塗られた田畑とわずかな民家。これぞ正しい日本の原風景!!て感じがします。しかし日本の景色って本当に美しい。僕は決して愛国者じゃないし(むしろそんな言葉大嫌いなのだけど)、でも景色だけに関しては、日本はどこの国にも負けない、本当に素晴らしいものを持っていると思います。
更に列車は走り続けます。満員に近かった車内も、長野県に入る頃にはかなり空いてきました。この特急、スーツ姿のビジネス客が目立ちます。東京⇔長野(山梨)の出張なんかに使うんでしょうか。
長野に入ると、辺りはもう完全な雪景色です。目的地松本の少し手前、諏訪ではホームにも高々と雪が積ってました。松本は大丈夫でしょうか…。心配な反面、なぜか笑みがこぼれてきます。雪のほとんど全く降らない地方に住む人間にとっては、やはり雪景色と言うのは憧れなのです…。
松本には、定刻から10分ほど遅れて10:45くらいに到着。3時間弱。なかなか乗り応えのある旅でした。しかしこのE351系と言う車両、とても美しい車両だと思います。丸みを帯びたフォルム、やさしい顔立ち。そしてラベンダーの車体はきっと、春の花々・夏の新緑・秋の紅葉・冬の雪景色…いつの季節の信濃路にもよく映えることでしょう。
E351系。こちらは貫通型先頭車。 |
松本駅。 |
松本駅から外に出てみます。さぞかし寒いだろう…と思っていたら、あれ? 案外そうでもない…。積雪も思ってた程ではないです。それに風がなくてポカポカと心地いい陽気。これは絶好の観光日和です。でも、電光掲示板の温度計を見たら…気温1℃。やっぱりあなどれませんね。
まずは(ベタですが)松本城へ。街中をぶらぶらと20分ほど歩いて到着。とりあえず城へは入らず、敷地内にある日本民俗資料館に入ってみます。松本の歴史や文化について色々と展示してあります。まあ言ってみれば、どこにでもありがちな(笑)ごく普通の人文系博物館ですね。
雪の松本城。まるで墨絵のよう。 |
松本城天守閣内。寒かった… |
いよいよ松本城内へと入ります。松本城は現代になって建て直された城ではなく、当時のものがそのまま現存(もちろん改修は幾度もされてますが)していると言う、なかなか貴重な存在です。内部はもちろん木造建築のまま。幾つもの小窓(ガラスとかは埋め込まれていません。当たり前ですが)から容赦なく風が吹き込まれてきます。そして、保護・保存の為と思われますが暖房は一切入っていません。…ハッキリ言ってめちゃめちゃ寒いです(涙)
この日、外は結構暖かかったのに、城の内部は激寒…。
まあ寒がっていてもしょうがないのでとりあえず天守閣を目指して上っていきます。城内は階段がかなり急です。なのに、階段部分は天井が低いと言う変な造り。外敵の侵入を防ぐとか、そんな意味合いもあるのでしょうか。でも、これ…気をつけないと頭ぶっつけますよ。と言うか、僕の前を歩いていたどっかのおじさんが思いっきりぶっつけてました。痛そ〜。
なんとか天守閣へと到着。ここからは松本市内が見渡せます。遠くには白い山々…なかなかの絶景です。昔のお殿様もこの景色を楽しんでいたのでしょう…。
この松本城、あまりに定番な気もしますが(笑)、やっぱり松本を訪れたからには行っとくべきだと思います。外から見るだけじゃなくて、ぜひとも中へ入ってみることをお勧めします。天守閣への急な階段を上っていくのは、ちょっとしたアスレチック感覚でなかなかスリルもあります(違)
さて、ちょうどお昼時なのでここらで昼食。信州とくればやっぱりソバでしょう!! と言う訳で、美味いらしいと評判のとあるソバ屋さんへ…。でも、定休日でお休み!! う〜ん残念…。裏通りにあるこのお店、こじんまりとしたお店で見るからに美味そうです…本当に残念。ソバ以外にも蜂の子の塩炒りとか珍しいものもあるらしいですし。(と言うかソバよりそっちが目当て) まあ仕方がないので他のお店へ。入った店はちょっと大きな感じの店で、「大丈夫かな?」(大きい店はまずそうと言う偏見)と思ったのですが、でも出されたソバは普通に美味しかったです。コシがあってそれでいて滑らかな喉越しで…。やはりソバどころ信州。どこのお店でも並以上に美味いソバが出るようですね。
腹ごしらえも済んで、一旦駅へと戻ります。そして今度は、松本電鉄に乗ります。この松本電鉄、典型的な地方ローカル線と言う感じです。電車は40分に一本しかありません!!
2両編成で、ワンマン運転。各車両三つある扉のうちの、真ん中の扉から乗車して整理券を取って、降りる時は先頭車両の運転台後ろの運賃箱に切符を入れる…と言うスタイルみたいです。分かりにくい…。乗りなれた人は何とも思わないでしょうけど、旅行者とかがいきなり乗ったらまず困惑します。
松本電鉄の車両。 |
大庭で降りて、雪景色の中をただ歩く… |
さて、松本駅から3つ目の[大庭]と言う駅で降ります。ここに今回の松本旅行、メインとでも言うべきものがあるのです。それは、[日本浮世絵博物館]。浮世絵だけを展示した博物館(美術館)…なんともマニアックでそそられます。自称博物館・美術館オタクの僕としては見ない訳には行きません!!
駅を降りて、雪景色の中をひたすら歩きます。松本駅周辺は結構都会だったのに、そこから電車で10分足らずでもう…かなりの田舎です。そして気のせいか、松本の市街よりも気温が低い気がします。少し寒い…。散々歩いて、20分ほどでようやく[日本浮世絵博物館]に到着。
こじんまりとした、決して大きな建物ではないのですが、なんともモダンな感じ。浮世絵と言う古めかしいものよりもむしろ、現代美術とか抽象芸術が置いてありそうな、そんな雰囲気の博物館です。
チケットを買って中へ入ると、まずは2Fへ案内されました。ちょうどスライドの上映が始まったところみたいです。10分ほどの簡素なスライドですが、浮世絵の構造とかを分かり易く説明してくれます。実際に展示を見る前にこうした説明があると、より興味が沸いてきます。
いよいよ展示室へ…。一階部分が全て展示室となっています。ずらっと並べられた浮世絵の数々…。そしてそれぞれの絵の横には解説書きが添えられています。まあそれはどこの美術館でもやってることなんですが、でも何やら様子が違います。普通の美術館の、こうした解説ってその作品の時代背景だとか作者についてだとかが淡々と書かれてるだけで、面白くも何ともないもんなんですが…。でもこの浮世絵博物館の解説、書いてあることがいちいち面白いのです。ダジャレや色々なユーモアが散りばめてあったり、場合によっては浮世絵の解説から話が逸れて明後日の方向へ飛んでいってしまったり…。ここの館長さんが書かれてるみたいなんですが、きっと館長さん、凄く楽しい人なんでしょうね。ホント、絵を見ずに説明読んでるだけでも充分に面白いです(笑)
でも浮世絵と言う、普通の人にはおよそ馴染みの薄いものであっても、こんな楽しい解説が添えてあるとそれだけで凄く身近に思えてきます。そういう意味では、よく考えられた展示の仕方とも言えるでしょう。
楽しい解説のおかげか、僕自身も見ているうちに段々と浮世絵に魅かれていきました。歌麿の美人画だとか、以前はどうやっても美人に思えなかったのですが…でもじっくり眺めていると不思議と美人に思えてきます。いや、やっぱり絵自体は決して美人ではないのですが、う〜ん…なんて言うんでしょうか。絵を見ているとそのうちに、その絵を通してモデルになった人の顔が何となく浮かんでくるのです。可愛らしい人。ちょっとキツ目の美人。絵によって全然違うモデルさんが連想されて、なんとも面白いです。
こうして、全部見るのには結局1時間くらいかかってしまいました。決して大きな博物館ではないのに、いやはや内容は凄く濃ゆいです。ちなみにここ、三ヶ月に一度くらいで展示内容をガラっと変えるみたいです。と言うことは、今度行った時にはまた違ったものが見られると言う訳です。もしまた信州へ行く機会があれば、ぜひとも行ってみたいものです。
日本浮世絵博物館。やけにモダンな建物。 |
日本司法博物館。 |
[浮世絵博物館]を出て、今度は隣の[野麦街道歴史の里]と言うところへ行ってみます。敷地の中に[日本司法博物館][工女宿・宝来屋][松本少年刑務所][座繰製糸工場][木下尚江記念館]…と、いくつもの施設が入った複合施設です。とりあえず、中心にある[日本司法博物館]と言うのに入ってみます。入り口にいた係のおばちゃんが「あらまあ、寒い中わざわざ…」と一言。確かに僕以外には全くお客さん居ません(笑)
この博物館、その名の通り司法に関する色々な展示を行ってますが、まあ展示内容自体はよくある感じのものです。典型的な社会学系博物館(笑)
展示よりもむしろ、建物自体の方が凄いです。何でも、明治に建てられて昭和53年まで実際に使われていた裁判所の建物を移築したものだとか。もちろん木造建築。でやっぱり保存・保護の為か暖房が入っていません。…寒いです(涙)
他の建物も一通り見てみます。どっちかと言うと、建物自体が一つの展示みたいな、そんな感じがします。なかでも[松本少年刑務所]と言うのは凄かった…。本物の刑務所です。独房が並ぶ廊下を歩いていると、自分自身が犯罪者になってしまったような、何とも惨めな気分になってきます…。
駆け足で[野麦街道歴史の里]を見終わって、大庭駅へと戻ります。何しろ電車は40分に一本。乗り逃がしたら大変です(笑)
日も暮れてきたせいもあって、雪の田舎道、かなり冷え込んできてます…。
大庭駅にて。線路は続くよどこまでも。 |
カタコト電車がやってきます。 |
ほどなくしてやってきた松本電鉄の電車に乗り、10分足らずで松本駅に到着。ここから帰途につきます。乗るのは16:36発の特急[ワイドビューしなの]。5.6分程度遅れてホームへとやって着ました。しかし、この雪でも電車の遅れが10分以下と言うのはなかなか凄い気がします。さすが雪の多い地方は対策がきちんとしていると言うか…。名古屋近郊の某M鉄なら確実に止まってますよこの雪なら。
雪の中をやってきた[ワイドビューしなの]。 |
[ワイドビューしなの]383系車内。 |
さっそく乗り込みます。この[ワイドビューしなの]用の383系という車両、今までにも2.3度乗ったことがあるのですが、個人的には結構好きな車両です。デッキから車内へと入ると、まず気がつくのはその明るさ。車内全体のカラーが明るいのです。天井の大きな照明、超大型の横窓、シートや壁の色も全体的に軽い色でまとめられていて、明るく、なおかつ暖かい雰囲気が客室内に漂っています。
朝乗ったE351系と比較するとその違いがよく分かります。天井照明なんかは両系ともよく似てるんですが…(グローブ付きの大型直接照明)こうも明るさに違いが出るというのは…。やっぱりそれ以外の、壁面やシート等のカラーの差でしょうか。
シートに腰をおろしてみます。大型で、座り心地も上々。シートピッチも広々としてかなり快適だと思います。特急普通車としてはかなり上のランクになるかと思います。僕、実は以前、この383系のグリーン車にも乗ったことがあるのですが…でもこの車両に関してはわざわざ高い金出してまでグリーン車に乗る必要もないかと思われます。普通車のランクはそれくらいに高いです。…もっとも、普通車の割にグリーン車のランクが劣ると言うのも確かなのですが(汗) 2+2の4列配置だし。
この383系普通車のシート、一見ライトグレー一色に見えるのですが、よくよく見るととても変わった色をしています。ライトグレー地の中に、黄・青・緑・赤…様々な色が細かく散りばめられています。でも全体として見ると決して派手ではなく、むしろ落ち着いたイメージで見えるのが不思議。
腰掛けて横を見ると、その側窓の大きさに目を奪われます。E351系と同様、窓位置の下部とシートのアームレストの位置が同じ。なおかつこの窓、上方向にも異常に大きいです。更に横にも長い…。さすが[ワイドビュー]の名は伊達じゃありません。
JR東海の特急車両と言うのは、この383系・特急[ひだ]用のキハ85系・特急[東海]用373系と、3形式ともある程度共通のカラーでまとめられていますね。大きな側窓・天井の大型直接照明・明るく清潔なイメージの客室…。それは決して派手だったり奇をてらったものではないけれど、落ち着いて、安心してくつろげる雰囲気のものです。そんなJR東海のカラー、個人的には結構好きです。
ただ、その反面ちょっと個性に欠ける気もしなくもないですが…。せめて、特急車両の車体カラーと他の車両のカラーは明確に分けて欲しかったです。特急車も快速車両も全て、ステンレスにオレンジの帯と言うのはちょっと…。
夕暮れの雪景色の中を猛スピードで走る特急[ワイドビューしなの]。(座っている限り)乗り心地は快適そのものです。ただ、振り子車両なので揺れます。トイレ等で立ち上がるとよろけます。ご注意。
揺れ・温度・シートの掛け心地…その全てがあまりに心地よかったのと、疲れきっていたのとで道中ではかなり爆睡(笑)
そして、名古屋駅には定刻より若干遅れて、18:45ころに到着。今回の松本旅行、前日のスケッチショウライブからの流れでかなり濃い日程となりました。でももうヘトヘト…。やっぱり、病み上がりであんま無理するもんじゃありませんね(笑)
名古屋に到着した[ワイドビューしなの]。
お疲れ様でした。 |
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