何だかここんトコ、僕が仕事休みの日に限って雨降ってる様な気がします。
まあいつもだったら、こんな日は家から一歩も出ずに部屋でだらだら過ごすのですが、今日は雨の中を買い物決行。いい加減、自分の中に湧き上がる物欲を抑えられなくなってたし。
朝10時過ぎ、雨が小降りになったタイミングを見計らって駅まで自転車で猛ダッシュ。名鉄・JRと乗り継いで、一時間強の電車旅の後、無事岐阜へ到着。
駅のモスで軽く昼食を取り、街の中をぶらぶらと歩いて、大通りの一本裏、玉宮町の通りへ。この玉宮町って、いつ来ても不思議ゾーンだなぁって思う。若者向けのおしゃれなセレクトショップが次々とオープンする一方で、昔ながらの旅館・雑貨屋・食料品店…。そんなものが昔のたたずまいのまま残っている。移り変わりの激しい文化と、その反対に、何十年も変わらない文化。その両者が共存して一つの街並みを造りだしている。
そして通りに面した、とあるショップへ。顔なじみの店員さんと色々お喋りして、それからTシャツやらカットソーやら購入。今から5年以上も前に偶然見つけて以来、すっかり気に入って何度も通っているこの店、もしかしたらもう、僕が一番古い客なのかもしれないなぁ(笑)
周りの客を見ても自分よりはるかに年下の若者達ばかり。そろそろ[若者]とは呼べない年齢になりつつある自分、一体幾つまでこんなショップに遊びに行ったり出来るんだろう…。でもやっぱり、若い心だけは失いたくない。
帰りに岐阜の街中をぶらぶらと歩く。岐阜の街ってなんだか凄く好き。大きな[街]の雰囲気は漂わせているのに、決して[都会]ではない。結構な人の流れがあって、バスもひっきりなしに走っていて、色々なショップやらファッションビルやら建ち並んでいて…。でもその一方で緑がたくさんあって、公園もあって、近くに山も見えている。そのミックス感覚がたまらない。そして何より、市電がイイ味を出している。車の群れの間を縫う様にして、ガタゴト音をたてて路面電車が走っていく…。それが何とも言えない独特のレトロ感を生み出している。例えその車両自体が最新鋭のものだとしても。
この街は名古屋なんかよりも遥かに魅力的。名古屋は僕の目には、全く普通のありふれた[街]にしか見えない。でもこの街は違う。独特の「何か」で溢れている。だから僕はきっと、買い物には名古屋よりも岐阜を選んでしまうのだろう。岐阜の方が名古屋よりも遠くて不便であっても。
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