2003 6
Music/Words Masato

逢いたい時に 逢えない距離が
切なすぎると涙した君に
伝えきれない心の声で
愛の何が告げられるのだろう

気付けなかった淡い優しさ
子供のように泣きじゃくる君の
その肩を抱き寄せたとき
形にならない愛だけが置き去りに

夢追う僕だけを責めるように
雪は降り続く
冷たい身体を抱きしめた時
涙したのは悲しいからじゃない

いつまでも降り続く雪が
君の頬に溶けて行く
今では涙を見せないと
意地を張った僕の心まで溶かすよに


 ゆっくり歩き出す僕たちに優しい雪が降る
小さな君の手を離さずに守って行ける
そんな気がしていた

かすかに微笑む僕を見て
何も言わず微笑んでくれる君に
「 愛してる 」囁いたその言葉さえ
包み込むように降り積もる雪