Ｑ＆Ａ　解答│Unofficial EG-101 site

Q01.サンプル・メモリーの外部シーケンサーへの保存についての注意事項は？

シーケンサーによって、サンプル・メモリーのデータの保存に使えない場合があります。

●サンプル・メモリーを保存するシーケンサーは、次の仕様のものをお使いください。

サンプル・メモリ－のMIDIデータは約700 KB（時間にして約12分）。この容量が保存できること。シーケンサーのMIDI OUTが、MIDIタイミング・クロック（F8h）またはアクティブ・センシング（FEh）を出力できること。再生テンポが変更できること。システム・エクスクルーシブ・メッセージを他のMIDIメッセージと同様の取扱いで保存できること。（システム・エクスクルーシブ・メッセージの時間情報を変更／無視してしまう仕様のシーケンサーは不可）
※当社マイクロ・コンポーザーMCシリーズ（MC-50mkII, MC-80など）、およびCakewalkシリーズは対応しておりませんので、お使いにならないようご注意ください。
※シーケンス・ソフトウエア「Cubase（Steinberg）」および「Micro Logic（emagic）」では、動作が確認されています。

●シーケンサーからサンプル・メモリーをEG-101に戻す際に、「Er9」と表示される場合があります。シーケンサーの再生テンポが速く、EG-101の受信処理が追い付かない場合に発生するエラーです。

このような場合は、シーケンサーの再生テンポを遅くして再度操作を行ってください。例えば、記録時のテンポ（BPM）が120の場合、再生テンポを60～80程度にします。

●外部シーケンサーを使用しないで、EG-101同士を接続して、サンプル・メモリーの転送はできません。

EG-101の一台をマスター、もう一台をスレーブにしてMIDIで接続し、サンプル・メモリーの転送は行わないでください。スレーブ側のEG-101にデータを転送できません。また、スレーブ側のサンプル・メモリーの内容が消去されてしまいます。別のEG-101にサンプル・メモリーを転送する場合は、外部シーケンサーを仲介（一旦シーケンサーにレコーディングし、その後スレーブEG-101に対して再生）してください。

Q02.自分でユーザー・スタイルを作ることができますか？

ユーザー・スタイルを最初から作ることはできませんが、内蔵のスタイルを元に、各種設定を変更したものをユーザー・スタイルとして保存できます。

●変更できる設定は、次のとおりです。

テンポの設定
［ADVANCED］のオン／オフ
スプリット・ポイントの設定
リズム・ミュートの設定
アレンジャー・ドラムの代わりにサンプルを鳴らす設定
アッパー・パートのトーン設定
シンクロ・スタートのオン／オフ
［ORIGINAL］／［VARIATION］の切り替え
パート・ミュートの設定
特定のドラム音をサンプルと差替える設定
アッパー・パートのエフェクト設定

Q03. 自分でフレーズ（RPS セット=リアルタイム・フレーズ・シーケンサー・セット）を作ることはできますか？

フレーズを最初から作ることはできませんが、内蔵のRPSセットを元に、各種設定を変更したものをユーザーRPSセットとして保存できます。

●変更できる設定は、次のとおりです。

テンポの設定
リズム・ミュートの設定
特定のドラム音をサンプルと差替える設定
各キーに割り当てるフレーズの設定
RPSドラムの代わりにサンプルを鳴らす設定
アッパー・パートのトーン設定
アッパー・パートのエフェクト設定

Q04.アルペジエーターの機能はありますか？

あります。

Q05.サンプル・ダンプ・スタンダードに対応していますか？

対応していません。

Q06.つまみを操作して音色を加工するとき、MIDI情報は出力できますか？

次の操作では、MIDI情報も出力されます。（カッコ内はメッセージの種類です）

●パート・エフェクト

レゾナンス（NRPN）
パン（コントロール・チェンジ：パン）
リバーブ・レベル（コントロール・チェンジ：リバーブ・センド）

※ボリューム、リバーブ・タイムは、MIDIを出力しません。

●ポルタメント

オン／オフ（コントロール・チェンジ：ポルタメント）
タイム（コントロール・チェンジ：ポルタメント・タイム）

Q07.キーボードの演奏は、モードによってどのようにMIDI情報が出力されますか？

次のように出力されます。

●ホール・アッパー・モード

キーの押鍵情報がそのまま出力されます。

●RPSモード

RPS用のキーは押鍵情報ではなく、RPSフレーズの情報が出力されます。アッパー・キーは押鍵情報が出力されます。

●アレンジャー・モード

アレンジャーの演奏情報が出力されます。またアッパー・キーは押鍵情報が出力されます。

Q08.マイクは内蔵されていますか？

内蔵されていません。マイク入力端子に市販のマイクロホン（当社のDR-10/20など）を接続してください。

Q09.スマート・メディアなどでユーザーの設定を保存できますか？（JX-305, MC-505のように）

できません。保存はMIDI情報として外部シーケンサーに保存できます。
※保存に関しては、「Q01.サンプル・メモリーの外部シーケンサーへの保存についての注意事項は？」を参照してください。

Q10.マイク入力端子がついていますが、人の声をサンプリングできるのですか？

できます。

Q11.DTM用の音源として使えますか？

DTM用の音源の主流であるGMやGSに準拠していませんが、マルチ・パートの音源ですので、DTM用として使うことは可能です。音色は独自の配列になっていますので御注意ください。

Q12.マルチアウトはできますか？

できません。ステレオのアウトプットのみです。

Q13.サンプリングしたデータの保存方法は？

MIDI情報として外部シーケンサー（またはシーケンス・ソフトウエア）にレコーディングすることで保存できます。
※保存に関しては、「Q01.サンプル・メモリーの外部シーケンサーへの保存についての注意事項は？」を参照してください。

Q14.サンプリングのメモリー容量はいくつですか？

4 MBです。

Q15.サンプリングは何分までできますか？

モードによって次のようになります。

	ステレオサンプリング	モノラルサンプリング
HI-FIモード	16秒	32秒
LO-FIモード	1分5秒	2分10秒

Q16.サンプリングしたものを、通常のサンプラーのようにピッチを変えて鍵盤にアサインできますか？

できません。ピッチを変えずに16種のサンプルを中央Cキーから16個のキーに順番に割り当てることはできます。

Q17.外部機器との同期は？（マスター／スレーブの対応）

MIDI機器との同期が可能です。MIDIの設定により、次のようなモードが選べます。

モード1	同期なし（マスターになる）	ローカル・オン
モード2	スレーブ（アレンジャーが同期）	ローカル・オン
モード3	スレーブ（レコーダーが同期）	ローカル・オン
モード4	同期なし（マスターになる）	ローカル・オフ
モード5	スレーブ（アレンジャーが同期）	ローカル・オフ
モード6	スレーブ（レコーダーが同期）	ローカル・オフ

※ どのモードでも常にEG-101からMIDI clockが送信されます。
※ Mode2, 3, 5, 6のときに、MIDI clockが送られてこない場合は、EG-101は自分のテンポ・クロックを使用して動作します。

Q18.スピーカーの出力だけ出さないようにできますか？

できます。ヘッドホンを接続することで、内蔵スピーカーはオフになります。

Q19.MCシリーズ（MC-303、MC-505）との違いは？

EG-101は、MCシリーズのようなグルーブ・ボックスに、アレンジャー、サンプル・プレ－ヤー（BOSS SP-202相当）、キーボード、スピーカーをひとまとめにした楽器です。従来は、それぞれの機器を個別に揃えて、システムを作る必要がありましたが、EG-101ではそれらがオール・イン・ワンになっており、これ一台で演奏が始められるようになっています。

Q20.外部入力音声を内蔵スピーカーから出力できますか？

出力できます。内蔵サンプラーの［SOURCE］を押している間、外部入力音声が出力されます。

Q21.データの保存はどうするのですか？フロッピー・ディスク・ドライブはついているのですか？

フロッピー・ディスク・ドライブはついていません。データの保存はMIDI情報として、外部シーケンサーにレコーディングすることで保存することができます。
※ サンプルの保存に関しては、「Q01.サンプル・メモリーの外部シーケンサーへの保存についての注意事項は？」を参照してください。

●保存できるデータは次の通りです。

ユーザー・スタイル
レコーダー・ソング
ユーザーRPSセット
サンプル

Q22.大きさ、重さはどれくらいですか？

大きさ：幅835x奥行き37x高さ192 (mm)、質量：11.1 kgです。

Q23.デジタル入出力端子はついていますか？

ついていません。アナログのアウトプット（ステレオ）、ライン・イン（ステレオ）とマイク入力端子がついています。

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