第27回桐花賞


第27回桐花賞[重賞] サラOP ダ2000m
12月31日(月) 水沢競馬場  9R 右回り  9頭 不良馬場
賞金 1着1200.0万円 2着276.0万円 3着180.0万円 4着144.0万円 5着120.0万円

□結果

着枠馬 馬名        騎手    馬体重   タイム  着差   単勝票  複勝票
189 バンケーティング  菅原勲   501(-1)  2.08.1         13859    1582
222 トーヨーリンカーン 関本浩司  510(-4)  2.08.2 首       916     476
366 トニージェント   村上忍   495(-5)  2.08.4 1.1/4   1305     544
455 バンチャンプ    畠山信一  495(+1)  2.09.1 4       1370     670
533 グローバルゴット  小林俊彦  534(+7)  2.09.3 1       1810     685
644 マルケイゲイン   村松学   455(±0) 2.09.6 1.3/4    133     117
788 ドラゴンスピリッツ 阿部英俊  498(-8)  2.09.8 1.1/2    197     151
811 ミヤシロブルボン  菅原雅文  486(±0) 2.09.9 1/2      239     240
977 ケイアイマイウルフ 沢田盛夫利 456(-1)  2.11.4 9        179     177

□払い戻し

 単勝式     9  110円
 複勝式     9  110円
         2  180円
         6  170円
 枠番連勝複式 2−8 790円
 馬番連勝複式 2−9 850円
 馬番連勝単式 9−2 890円
 ワイド    2−9 370円
        6−9 250円
        2−6 750円

□コメント

 20世紀最後の大一番桐花賞が、寒風が身に染みる師走の水沢競馬場で行なわれた。
3歳チャンピオンのバンケーティングが期待を込めて断然の1番人気。前走北上川大
賞典を逃げ切ったグローバルゴットが2番人気。前走快勝で復調をアピールしたトニ
ージェントが3番人気となった。

 2コーナーを回ったところからのスタート。内から押してトーヨーリンカーンが先
頭。直後にバンチャンプが続き、最初の3コーナーで、バンチャンプの外へトニージ
ェントが折り合いを欠いて並んでくるが、ホームストレッチを過ぎて2コーナーを回
ったあたりでは折り合いがつき、再び3番手を追走。向正面を軽快に飛ばすトーヨー
リンカーンを3コーナー手前からバンチャンプが捕らえにいくが、なかなか差が詰ま
らない。それどころか脚色が怪しくなり、替わって外からトニージェントが交してい
く。このあたりでようやくバンケーティングが4番手まで押し上げてくる。直線に入
ってもトーヨーリンカーンの脚色は衰えず、迫るトニージェントも同じ脚色となる。
このまま逃げ切るかと思われたとき、外から矢のように飛んできたのがバンケーティ
ング。一完歩ごとに差を詰め、ゴール前きっちり差し切った。

 バンケーティングは重賞6勝目で岩手No.2の座についた。もちろんNo.1は
昨年の桐花賞を制して本格化したトーホウエンペラーで、ポストエンペラーの旗手と
して名乗りをあげたことになる。名手勲の腕でもってきたのも事実だが、とても届き
そうにない位置から飛んできた鬼脚は並みではない。来期の活躍がとても楽しみとな
った。

 2着のトーヨーリンカーンも自らハイペースを演出しながら、最後まで脚色が衰え
ず、中距離でもと思わせるスピード馬だ。

□勝ち馬のプロフィール

 馬名    バンケーティング
 性齢    牡3
 毛色    鹿毛
 父     アジュディケーティング
 母     リバーガーネット
 母の父   ミルジョージ
 クロス   Nasrullah 4x5, Princequillo 5x5
 騎手    菅原勲
 厩舎    盛岡・平沢芳三
 馬主    佐々木誠吾氏
 生産者   新冠・ベルモントファーム
 通算成績  16戦11勝、2着2回、3着2回
 主な勝ち鞍 特別:2001年度初音特別     水沢・ダ1400
       重賞:2001年度ダイヤモンドC  水沢・ダ1600
       重賞:2001年度岩鷲賞      水沢・ダ1400
       重賞:2001年度不来方賞     新盛岡ダ2000
       重賞:2001年度東北ダービー   新潟・ダ1800
       重賞:2001年度ウインターC   水沢・ダ2000
       重賞:2001年度桐花賞      水沢・ダ2000

                     Written by フェアゲイル