第18回もみじ賞


第18回もみじ賞[特別] サラ3才牝馬 ダ1600m
10月 5日(火)  盛岡競馬場  10R 左回り    8頭 良馬場
賞金  1着350万円  2着105万円  3着59万円  4着45万円  5着35万円

□結果

順枠馬 馬名        騎手    馬体重   タイム  着差   単勝票  複勝票
155 タカシマフブキ   関本浩司  455(+10) 1.45.3           646     518
277 ワンダークリール  小林俊彦  449(+7)  1.45.3  頭       591     325
322 ナカトップスペクタ 村上忍   388(+11) 1.45.5  1        398     246
488 サニーエレガント  村松学   438(-7)  1.45.6  3/4      636     252
544 ロドリンドー    畠山信一  453(±0) 1.46.1  2.1/2    225     181
633 ジュディー     山本裕次郎 426(+9)  1.46.9  4        175     133
711 ハイフレンドルナー 菅原雅文  439(+5)  1.47.6  4         37      66
866 ハッピードロップス 牧野孝光  424(-6)  1.49.4  9        116      72

□払い戻し

 単勝式      5   330円
 複勝式      5   110円
          7   130円
          2   150円
 枠番連勝複式 5−7    500円

□コメント

 3歳牝馬の特別戦。おとといの東北ジュニアグランプリに牝馬のトップクラスが参
戦し、さみしいメンバーとなった。実績優るタカシマフブキが1番人気、デビュー戦
を今期最高タイムで勝ち上がったサニーエレガントが2番人気、小林俊彦ワンダーク
リールが3番人気となった。

 各馬じわっとしたスタートでけん制するなか大外サニーエレガントが先頭に立つ。
しっかり抑えてスローの展開、すぐ後ろ2番手にタカシマフブキ、その内ロドリンド
ー、差なく5番手ワンダークリール、2馬身開いてナカトップスペスタ、ハッピード
ロップス、その外押し上げてジュディーが交わしていく、最後方にハイフレンドルナ
ーといった展開。淡々としたスローの流れで、6頭が一塊となって3コーナーへ向か
うが、ハッピードロップスとハイフレンドルナーは4馬身ほど離され追走に苦労して
いる様子。3コーナーでタカシマフブキはサニーエレガントの外へ並びかけ、さらに
遅れまいとワンダークリールもその外へ続く。そのまま直線へ向いて、内サニーエレ
ガントと外タカシマフブキの競り合い。その外へワンダークリールがジリジリ迫って
くる。残り100mを切って、3頭が横一線となっての叩き合い。ここで頑張ったサ
ニーエレガントが脱落し、タカシマフブキとワンダークリールの競り合いとなるが、
頭差タカシマフブキが凌いだ。3着には追いこんだナカトップスペクタ。

 タカシマフブキは通算6戦2勝、3戦目の認定競走を勝ちあがり、プリンセスC、
野菊賞をそれぞれ5着入線していた。ここでは相手が弱かったというべきか?それで
も最後に力尽きたが、2戦目のサニーエレガントはなかなかの好素材のように思う。

 最後にこの牝馬特別は、東北ジュニアグランプリに牝馬は向かわない、あるいは参
戦できない牝馬のための特別戦の意味合いがあるようだが、この時期牡馬と牝馬の差
はあまりなく、全体数が膨大な中央ではともかく、常に頭数を揃えるのに苦労してい
る岩手競馬ではあまり意味がない。むしろ東北ジュニアグランプリへ向けての牝馬の
選定競走としたほうがいいのではないかと思う。

                                          by ニセエクリプスことフェアゲイル

□勝ち馬のプロフィール

 馬名    タカシマフブキ
 性齢    牝3
 毛色    芦毛
 父     ベリファ
 母     マリコサン
 母の父   マスターハンド
 騎手    関本浩二
 厩舎    盛岡・大和静治
 馬主    上野耕一氏
 生産者   幕別・新田牧場
 通算成績  6戦2勝、3着1回
 主な勝ち鞍 特別:99年度もみじ賞  新盛岡ダ1600