第2回かきつばた賞


第2回かきつばた賞[特別] サラ・オープン 芝1600m
 5月23日(日)  盛岡競馬場  10R 左回り   9頭 良馬場
賞金  1着500万円  2着150万円  3着85万円  4着65万円  5着50万円

□結果

着枠馬 馬名        騎手    馬体重   タイム 着差   単勝票  複勝票
166 トウホクシャダイ  菅原勲   475(±0) 1.36.9          2180    1145
255 マルカダイシス   小林俊彦  475(-7)  1.36.9  首       424     350
344 グレイトオー    沢田盛夫利 488(-4)  1.37.0  首       457     331
489 ナカハマキング   佐藤雅彦  505(+9)  1.37.2  1       1117     635
533 マルタカサドラーズ 山本裕次郎 468(+2)  1.37.2  頭        79      50
677 アーバンヒーロー  三野宮通  457(+7)  1.37.3  1/2      276     189
722 ケリソン      千葉優   439(-6)  1.37.6  1.1/2     45      87
811 メイショウユウシ  草地保隆  457(-4)  1.38.0  2        598     350
988 サカモトデュラブ  関本浩司  458(-2)  1.39.0  5        634     320

□払い戻し

 単勝式      6   200円
 複勝式      6   110円
          5   190円
          4   200円
 枠番連勝複式 5−6  1240円
 馬番連勝複式 5−6  1230円

□コメント

 好天に恵まれた盛岡競馬場。今期初サラオープン馬による芝の特別かきつばた賞。
昨年のせきれい賞馬トウホクシャダイが1番人気、岩手移籍後2戦1勝ナカハマキン
グが2番人気、今期初登場の快速馬サカモトデュラブが3番人気となった。

 正面芝スタンド前からのスタート。トウホクシャダイが出遅れ最後方からの競馬を
余儀なくされる。先手を取ったのは大方の予想通りサカモトデュラブ。これになんと
ナカハマキングが絡んでいく。メイショウユウシ、グレイトオー、マルカダイシスも
先行策で3番手並走。マルタカサドラーズ、アーバンヒーローも差がなく続き、ケリ
ソンが少し離れた後方2番手。ポツンと離れた最後方からトウホクシャダイといった
態勢。サカモトデュラブが逃げるが、休み明けのせいかスピード感今一つ。3〜4コ
ーナーをサカモトデュラブ、ナカハマキング、マルカダイシスの順に回り、グレイト
オーも追い込み態勢。直線マルカダイシスが抜け出したかに見えた所、内からトウホ
クシャダイが一気に抜け出し全馬を差し切る。マルカダイシスも惜しい2着。さらに
伸びて来たグレイトオーが3着。

 トウホクシャダイが出遅れながらも直線凄い脚で追い込みを決めた。これまでパン
チ力不足の印象というか、先行してじりじりしか伸びない印象が強かったが、今日は
新しい一面を見たような気がする。これで4年連続の特別勝利となり、そのうち芝の
特別を3勝。昨年の勝ち馬グレイトオーがその後吾妻小富士オープンへ出走している
ように是非出て欲しい。

 2着マルカダイシスは芝レースで復活を見せた。とは言え、グラグラの脚は常に爆
弾を抱え込んでいるようなもので油断出来ない状態だろう。昨年の勝ち馬グレイトオ
ーも差の無い3着でまずまず復調の気配を見せる内容。今期初戦サカモトデュラブは
直線完全に失速、まだ本調子ではない感じ。というより、既に7歳でもあり多くを望
むのは酷なのかもしれない。

□勝ち馬のプロフィール

 馬名    トウホクシャダイ
 性齢    牡6
 毛色    鹿毛
 父     アンバーシャダイ
 母     オロマップグレース
 母の父   トウショウボーイ
 クロス   Hyperion 5x5, Lady Angela 4*5父系, Nasrullar 5*5母系
              Bull Lea 5*5父系
 騎手    菅原勲
 厩舎    水沢・佐々木由則
 馬主    (有)東北物産
 生産者   浦河・吉田実氏
 通算成績  48戦10勝、2着9回、3着7回
 主な勝ち鞍 特別:96年度MIT杯    新盛岡芝1600
       特別:97年度オータムC   水沢・ダ1900
       特別:98年度せきれい賞   新盛岡芝1600
       特別:99年度かきつばた賞  新盛岡芝1600