第23回桐花賞
第23回桐花賞[重賞] サラ・オープン ダ2000m
12月31日(水) 水沢競馬場 9R 右回り 10頭 良馬場
賞金 1着1500万円 2着450万円 3着255万円 4着195万円 5着150万円
□結果
着枠馬 馬名 騎手 馬体重 タイム 着差 単勝票 複勝票
111 メイセイオペラ 菅原勲 481(+10) 2.15.7 7697 2421
277 ロイヤルハーバー 草地保隆 519(+7) 2.15.9 1 9555 2928
389 シャマードシンボリ 佐藤雅彦 520(-2) 2.16.0 1/2 4727 2581
455 フジノカズサオー 畠山信一 525(±0) 2.16.1 3/4 1167 732
566 リアルマスターズ 小林俊彦 497(-2) 2.16.8 4 1030 893
633 ユウユウサンボーイ 三野宮通 506(+14) 2.17.2 2 2066 1022
7810 サカモトリードワン 村上忍 470(+5) 2.17.4 1 264 251
878 ナイスマーク 阿部英俊 479(+4) 2.18.2 4 526 613
922 ミタカパッサー 小嶋久輝 453(-2) 2.19.7 8 524 526
1044 エムティエムディ S.サイトウ 428(+2) 2.21.1 7 73 162
□払い戻し
単勝 1 270円
複勝 1 120円
7 110円
9 120円
連勝複式 1−7 320円
□コメント
時折小雪の舞う水沢競馬場。この時期としては奇跡的な良馬場で今年最後の大一番
が行われた。東北サラブレッド大賞典馬ロイヤルハーバーが1番人気、東北ダービー
馬メイセイオペラは+10kが嫌われたのか2番人気、みちのく大賞典馬シャマード
シンボリが3番人気となった。
2コーナー出口からのスタート。先手を取ったのは華麗なる一族フジノカズサオー、
注目のメイセイオペラはナイスマークを挟んで3番手。最初のスタンド前、先頭はフ
ジノカズサオー、少し離れて2番手ナイスマーク。3番手の内ミタカパッサー、外メ
イセイオペラ。ロイヤルハーバー、エムティエムディが差無く続き、7番手の内ユウ
ユウザンボーイ、外シャマードシンボリ。離れてリアルマスターズが後方2番手。ポ
ツンと離れた最後方からサカモトリードワンといった態勢。向正面でナイスマークが
後退してメイセイオペラが2番手進出。これを1馬身差で追うのがロイヤルイハーバ
ーとシャマードシンボリで4頭の争いに絞られる。直線に入り内ラチすれすれを通っ
てフジノカズサオーが懸命に逃げる。メイセイオペラが外から並びかけ、その間を割
ってシャマードシンボリが伸び、ロイヤルハーバーも大外から追い詰める。フジノカ
ズサオーが残り100mでやや後退。1馬身抜けたメイセイオペラをロイヤルハーバ
ーとシャマードシンボリが追うがその差は殆ど詰まらずメイセイオペラが1着でゴー
ル。2着争いは外のロイヤルハーバーの脚色がやや上回る。フジノカズサオーが4着
に粘り、5着以下は差が開いた。
メイセイオペラが岩手サラブレッドの頂点に立ち、長く続いた高齢馬時代に遂に終
止符を打つ土壇場での世代交代劇となった。4歳馬が桐花賞に勝ったのはカウンテス
アップ、セーヌボーイ、グレートホープに続く4頭目。ユニコーンS直前のアクシデ
ントの影響でダービーグランプリ、スーパーダートダービーでは力を発揮出来なかっ
たが、状態もようやく上向いてきたというところ。それでもまだ100%の出来とい
う感じは受けなかったので、今後の更なる上積みを期待したい。菅原勲騎手は桐花賞
7度目の制覇となった。
この結果年間賞金獲得ランキングは、
メイセイオペラ 5240万円
ロイヤルハーバー 4450万円
シャマードシンボリ 4185万円
となり、年度代表馬はほぼメイセイオペラに決まりそうだ。
そしてシャマードシンボリ、ユウユウサンボーイ御苦労様。って、新春杯白嶺賞を
使う可能性も高いような気がする。
□勝ち馬のプロフィール
馬名 メイセイオペラ
性齢 牡4
毛色 栗毛
父 グランドオペラ
母 テラミス
母の父 タクラマカン
クロス Northern Dancer 3x4, Almahmoud 5*5父系
騎手 菅原勲
厩舎 水沢・佐々木修一
馬主 (有)明正商事
通算成績 17戦11勝、2着1回,3着1回
主な勝ち鞍 特別:96年度白菊賞 水沢・ダ1600
特別:97年度スプリングC 水沢・ダ1600
特別:97年度ダイヤモンドC 新盛岡ダ1800
重賞:97年度東北ダービー 新潟・ダ1800
重賞:97年度不来方賞 新盛岡ダ2000
重賞:97年度桐花賞 水沢・ダ2000