第19回東北サラブレッド大賞典

第19回東北サラブレッド大賞典[重賞]  サラ・オープン 芝2400m
  6月22日(日)  盛岡競馬場  10R 左回り  12頭  稍重馬場
賞金  1着1000万円  2着350万円  3着200万円  4着150万円  5着100万円

□結果

着枠馬  馬名                騎手       馬体重   タイム  着差  単勝票  複勝票
111  ロイヤルハーバー  草地保隆  515(-6)  2.29.0  レコード  3115    1872
267  ウエストサンボーイ 菅原勲   459(-6)  2.29.4  2      1669    1048
355  オースミジョージ  阿部英俊  483(+1)  2.29.6  1       392     397
422  シャマードシンボリ 佐藤雅彦  526(+9)  2.29.6  頭     1066     963
556  キクノマスト    山本裕次郎 494(-6)  2.29.8  3/4     254     191
6812 ヤングノーブル   森川一二三 480(-10) 2.30.0  1       502     362
768 インターマイウェイ 小林俊彦  457(-2)  2.30.2  1      1808     996
844  ミヤシロテュードオ 千田知幸  485(+6)  2.30.2  頭      667     471
9710 ノイズレスウイナー 馬渕繁治  457(-14) 2.30.2  首      314     218
10811 ユウユウサンボーイ 三野宮通  493(-7)  2.30.8  3       197     201
1133  イブキクラッシュ  酒井忍   510(±0) 2.31.9  6       560     478
1279 レフトチェスマン  海方栄二  523(-1)  2.34.3  大差    368     261

□払い戻し

 単勝     1   260円
 複勝     1   130円
        7   180円
        5   340円
 連勝複式 1−6   400円

□コメント

 雨の心配もあった盛岡競馬場だが、思いがけない好天に恵まれ、前日の不良馬場が
稍重まで回復。一昨年から天皇賞ステップ競走代表馬選定レースとなり、初めて盛岡
競馬場、しかも芝コースを用いて行われる。過去、圧倒的優勢を誇る岩手勢が7連勝
中。山形、新潟勢が一矢報いることが出来るのか。トライアル桂樹杯の勝ち馬ロイヤ
ルハーバーが1番人気、産経大阪杯馬インターマイウェイが2番人気、桂樹杯2着ウ
エストサンボーイが3番人気と岩手勢が上位人気を占める。

 2コーナー付近から横一戦の綺麗なスタートを切る。ミヤシロテュードオが半馬身
ほど先頭も、すぐに内からロイヤルハーバーが交わして先頭。インターマイウェイも
先行策。最初のスタンド前、ロイヤルハーバーが先頭、その外にインターマイウェイ。
内にイブキクラッシュが差無く続き、4番手はシャマードシンボリ、ミヤシロテュー
ドオ、レフトチェスマンが並走。逃げたい馬も無くスローペースで団子状態。ロイヤ
ルハーバー、インターマイウェイの順に1コーナー、2コーナーとレースは流れる。
向正面に入って先頭はロイヤルハーバー、2番手インターマイウェイ、3番手の内シ
ャマードシンボリ、外にウエストサンボーイが進出。オースミジョージ、ノイズレス
ウイナー、ミヤシロテュードオ、イブキクラッシュ、ヤングノーブルもこの一団。後
方3番手にキクノマスト。少し離れてレフトチェスマンが後方2番手。しんがりから
ユウユウサンボーイといった態勢。3コーナーをロイヤルハーバー、インターマイウ
ェイ、ウエストサンボーイの順に回り、4コーナー手前ではウエストサンボーイが先
頭に並ぶ勢い。インターマイウェイはこの辺りで苦しい手応え。シャマードシンボリ、
オースミジョージ、ヤングノーブルが続く。4コーナーのインを突いたロイヤルハー
バーが先頭で上がりの勝負。ウエストサンボーイが襲いかかるが、ゴール前で突き放
したロイヤルハーバーが完勝。ウエストサンボーイも積極的なレース運びだったがゴ
ール前のもう一伸びが無く2着。3コーナー手前付近から伸びてきたオースミジョー
ジが3着。直線伸びなかったシャマードシンボリが4着。4コーナー後方3番手付近
から大外一気に追い込んだキクノマストが5着。他地区最先着は新潟代表ヤングノー
ブルの6着。

 勝ったロイヤルハーバーは桂樹杯に続く芝レース連勝。強い内容ではあるが、勝ち
時計2分29秒0は小回りコース、稍重馬場、前半のペースを考慮してもちょっと物
足りない。高齢馬でもあり、天皇賞ステップ競走に向かうかどうかは微妙なところだ
ろう。8年目の草地保隆騎手は悲願の重賞初制覇。

□勝ち馬のプロフィール

 馬名    ロイヤルハーバー
 性齢    牡8
 毛色    黒鹿毛
 父     アスワン
 母     ハーバーロータス
 母の父   ハードツービート
 クロス   Nearco 5*5父系, Umidwar 5*5母系, Djebel 5*5母系
       Lady Angela 4*5父系
  騎手    草地保隆
 厩舎    水沢・遠藤陸夫
 馬主    相場稔氏
 通算成績  37戦9勝、2着2回、3着4回
 主な勝ち鞍 重賞:95年度群馬記念         高崎・ダ2000
       特別:97年度桂樹杯          新盛岡芝2400
       重賞:97年度東北サラブレッド大賞典  新盛岡芝2400