第10回南部杯
第10回マイルチャンピオンシップ南部杯[G1] サラ・オープン ダ1600m
10月10日(金) 盛岡競馬場 10R 左回り 12頭 良馬場
賞金 1着6000万円 2着2400万円 3着1200万円 4着900万円 5着600万円
□結果
着枠馬 馬名 騎手 馬体重 タイム 着差 単勝票 複勝票
122招タイキシャーロック 横山典弘 514(±0) 1.36.2 レコード 12831 5360
233招バトルライン 武豊 496(-10) 1.37.3 6 26727 6002
368招ファッションショー 藤田伸二 476(+6) 1.38.0 4 1582 1780
4710 ロイヤルハーバー 草地保隆 518(-1) 1.38.3 1.1/2 599 1181
555 ミヤシロテュードオ 小林俊彦 483(+1) 1.38.6 1.1/2 371 717
644 フジノカズサオー 畠山信一 523(+8) 1.38.9 1.1/2 212 580
7812 ユウユウサンボーイ 三野宮通 494(+2) 1.39.0 1/2 164 353
867 シャマードシンボリ 佐藤雅彦 520(+1) 1.39.2 3/4 455 1322
911 ウエストサンボーイ 菅原勲 470(+11) 1.39.8 3 404 992
1056招アマゾンオペラ 石崎隆之 460(±0) 1.39.8 鼻 2136 1634
1179招マフィン 石井勝男 493(+12) 1.40.7 5 170 306
12811招マルブツブルボン 宇都英樹 499(+1) 1.42.1 7 648 869
□払い戻し
単勝 2 270円
複勝 2 120円
3 110円
8 190円
連勝複式 2−3 160円
□コメント
スターにしきのあきら&井崎脩五郎トークショーで盛り上がる盛岡競馬場。ここ数
日の寒さから一転して好天に恵まれた。ケンタッキーダービー馬サンダーガルチの弟
バトルラインが1番人気、そのバトルラインと前走のエルムSで接戦を演じたタイキ
シャーロックが2番人気。この2頭が単勝売り上げの85%を占める。南関東の雄ア
マゾンオペラが離れた3番人気となった。一方、地元岩手はみちのく大賞典馬シャマ
ードシンボリ、東北サラブレッド大賞典馬ロイヤルハーバーら6頭が迎え撃つ。
2コーナーポケット最奥からのスタート。好スタートを切ったフジノカズサオーが
必死に逃げる。これを馬なりでタイキシャーロックが追い、3番手の内ファッション
ショー、外マルブツブルボン。その直後にバトルライン。2馬身ほど切れて6番手に
シャマードシンボリ。その直後にユウユウサンボーイ。4馬身近く開いてウエストサ
ンボーイとミヤシロテュードオ。2馬身離れてアマゾンオペラ。5馬身切れてロイヤ
ルハーバーが後方2番手。最後方からマフィンといった態勢。マルブツブルボンが3
コーナー手前で早くも脱落したものの、縦に長い展開のまま3コーナーに差しかかる。
先頭のフジノカズサオーにじりじりとタイキシャーロックが接近。直後の内ファッシ
ョンショーと外バトルラインも差をつめる。4コーナー手前であっさりとタイキシャ
ーロックが先頭に立ち、これをバトルライン,ファッションショーが追う。直線に入
るとタイキシャーロックが完全に抜け出した形でバトルラインとの差は開く一方。結
局、そのままゴールに飛び込み6馬身差の圧勝。バトルラインが2着、ファッション
ショーが3着に入りJRA勢が上位を占めた。地方最先着は後方2番手から伸びたロ
イヤルハーバーの4着。
タイキシャーロックの勝ちタイム1分36秒2は前年のホクトベガのレコードを2
秒1も上回る驚異的なレコード。秋に砂が入った前年と違って今年はさほど砂が深く
ないこともあってレコード決着は当然といえば当然。それにしても凄いタイムが出た
ものだ。
岩手初のG1ということであったが売り上げそのものはそれほど伸びていない。来
年以降は画期的な馬券発売作戦等急務だが、それ以上に地元馬の質を上げていく必要
があるだろう。今年の結果を見る限り来年即結果を出すのは苦しい印象。
□勝ち馬のプロフィール
馬名 タイキシャーロック
性齢 牡6
毛色 黒鹿毛
父 ジェイドロバリー
母 ビラローズ
母の父 キートゥザミント
クロス War Admiral 5*5母系
騎手 横山典弘
厩舎 美浦・土田稔
馬主 (有)大樹ファーム
通算成績 17戦8勝、2着2回、3着1回
主な勝ち鞍 特別:97年度マリーンS 函館・ダ1700
G1:97年度マイルCS南部杯 新盛岡ダ1600