第1回マーキュリーカップ
第1回マーキュリーカップ[GIII] サラ・オープン指定交流 ダ2000m
7月21日(月) 水沢競馬場 10R 右回り 10頭 良馬場
賞金 1着3000万円 2着1200万円 3着600万円 4着450万円 5着300万円
□結果
着枠馬 馬名 騎手 馬体重 タイム 着差 単勝票 複勝票
111招パリスナポレオン 田中勝春 535(-5) 2.13.0 2873 2075
2810招マジックシンガー 蛯名正義 482(-2) 2.13.3 1.1/2 916 794
344招エムアイブラン 武豊 459(+7) 2.13.7 2 27384 5210
422 ユウユウサンボーイ 三野宮通 495(-2) 2.13.9 1 250 1297
578 ロイヤルハーバー 草地保隆 518(+3) 2.14.1 1 3494 2010
666 シャマードシンボリ 佐藤雅彦 523(+4) 2.14.4 1.1/2 528 576
755 マルカショウグン 関本浩司 469(-1) 2.14.5 1/2 90 213
889招ホウエイコスモス 岡冨俊一 449(-2) 2.14.6 1/2 296 388
977 ミヤシロテュードオ 菅原勲 470(-15) 2.14.7 3/4 1504 1355
1033招レイカランマン 小林俊彦 507(+7) 2.15.2 2.1/2 1525 855
□払い戻し
単勝 1 1000円
複勝 1 160円
10 290円
4 110円
連勝複式 1−8 4610円
□コメント
夏本番の水沢競馬場。水沢競馬場で行われる初の全国統一グレードレース・マーキ
ュリーC。武豊騎乗エムアイブランが単勝支持率70%の断然人気。岩手の期待ロイ
ヤルハーバーが2番人気。KBC杯から連闘で臨むパリスナポレオンが3番人気とな
った。
2コーナー過ぎから各馬綺麗なスタート。大方の予想通りレイカランマンが先手を
取り、2番手ホウエイコスモス、3番手パリスナポレオン。最初のスタンド前、ゆっ
たりしたペースで小林俊彦レイカランマン。2番手ホウエイコスモス、3番手マジッ
クシンガー、4番手の内パリスナポレオン、外ロイヤルハーバー。6番手外目を通る
1番人気エムアイブラン。以下、マルカショウグン、ミヤシロテュードオ、シャマー
ドシンボリと続き、しんがりからユウユウサンボーイといった展開。スローペースで
詰まった馬群。3コーナー手前でマジックシンガーが先頭のレイカランマンに並び掛
け、4コーナーで単騎先頭に立つ。直線に入りマジックシンガーを交わしてパリスナ
ポレオンが先頭。エムアイブラン、ユウユウサンボーイが外から追いかけるが、パリ
スナポレオンがそのままゴールを突き抜ける。内で粘ったマジックシンガーが2着。
断然人気のエムアイブランは3着に敗れ3連勝でストップ。地方最先着は10歳馬ユ
ウユウサンボーイ。
勝ったパリスナポレオンはいかにも水沢のダートに合いそうなタイプ。重賞は初制
覇だが、近年レベル低下が囁かれる岩手勢を相手にこの着差はある意味では物足りな
い。トウケイニセイならばさらに10馬身以上は前にいる勘定になる。2着マジック
シンガーには正直びっくり。条件級のレースを中心に使われていたが、着実に力を付
けていたということか。3着に敗れたエムアイブランは輸送があっての+7k、それ
以上に何かあったのかは定かではないが、向正面での行きっぷりの悪さなどこの馬の
力から言えば不本意な結果か。
一方、一角を崩せなかった岩手勢だが、最先着がユウユウサンボーイ。馬の状態と
しては今期最高で調子の良さを活かした感じ。ロイヤルハーバーは勝負所から伸びな
かった。桂樹杯の頃がピークといった印象。ミヤシロテュードオは夏負けにかかった
感じで精彩を欠いたレース振りだった。
□勝ち馬のプロフィール
馬名 パリスナポレオン
性齢 牡7
父 メジロティターン
母 メジロキャニオン
母の父 モガミ
クロス 無し
騎手 田中勝春
厩舎 栗東・伊藤修司
馬主 李正洙氏
通算成績 33戦5勝、2着7回、3着1回
主な勝ち鞍 重賞:97年度マーキュリーC 水沢・ダ2000