第23回IBC杯
第23回IBC杯〔特別〕 アラ・オープン ダ1600m
4月 6日(日) 水沢競馬場 10R 右回り 10頭 不良馬場
賞金 1着400万円 2着120万円 3着68万円 4着52万円 5着40万円
□結果
着枠馬 馬名 騎手 馬体重 タイム 着差 単勝票 複勝票
111 カサイオーカン 渡辺正彦 490(-3) 1.44.6 700 398
233 エルデンライデン 菅原勲 464(-1) 1.44.8 1 1147 884
378 グランドカイザー 小林俊彦 448(+6) 1.44.8 首 267 239
4810 ナスノセイコウ 小嶋久輝 479(+5) 1.45.0 3/4 188 149
577 トウホクシルバー 畠山信一 455(-1) 1.45.1 3/4 254 289
666 ミスハクギン 三野宮通 463(-19) 1.45.6 2.1/2 522 308
789 ミヤシロナドラオー 佐藤雅彦 478(-2) 1.46.1 2.1/2 157 110
844 グランドサイト 阿部英俊 464(+9) 1.46.8 4 135 121
922 ランドアポロ 千田知幸 520(-2) 1.47.4 3 2561 2190
1055 ジョセツローゼン 山本裕次郎 454(+2) 1.47.4 頭 191 193
□払い戻し
単勝 1 650円
複勝 1 290円
3 170円
8 420円
連勝複式 1−3 1120円
□コメント
薄曇りの水沢競馬場。前日の雨の影響で馬場コンディションは所々水の浮く不良。
昨年度代表馬ランドアポロが一番人気、一昨年のアラブ王冠馬エルデンライデンが2
番人気、全日本アラブ大賞典馬カサイオーカンが3番人気。今期は新たにグランドサ
イト、グランドカイザーの全兄弟、東海の女傑ミスハクギンが加わり、特別レースと
は思えない超豪華メンバー、これにサバンナテイオーが加われば完璧な布陣。
4コーナーポケットから各馬綺麗なスタート。ランドアポロ、カサイオーカン、ミ
スハクギン、ジョセツローゼンの先行争い。最初のスタンド前、ランドアポロがまず
先頭に立つが、外にミスハクギンが馬体を併せていく。やや掛かり気味。2馬身離れ
て3番手にカサイオーカン。内を通ってジョセツローゼン4番手。エルデンライデン、
グランドカイザー、トウホクシルバーは中団。少し離れてグランドサイト、後方2番
手にミヤシロナドラオー。最後方から例によってナスノセイコウといった態勢。1コ
ーナー、2コーナーと執拗にランドアポロをマークするミスハクギンは2コーナー出
口で首だけリード。さらにランドアポロの半馬身外にカサイオーカンがピッタリと付
ける。向正面、ジョセツローゼンが早くも後退して、エルデンライデンが4番手進出。
グランドカイザー、トウホクシルバーも上がっていく。3コーナー手前で早くもラン
ドアポロが一杯となり後退。代わってミスハクギン、カサイオーカンの瀬戸厩舎2頭
が先頭に立つ。これをグランドカイザー、エルデンライデンが追う。さらにナスノセ
イコウもすーと上がって来る。4コーナーを内ミスハクギン、外カサイオーカンが並
んで回り、残り100mを切った辺りでミスハクギンが後退してカサイオーカンが単
騎先頭。その外からエルデンライデン、グランドカイザー、ナスノセイコウ、さらに
内からはトウホクシルバーが、各馬カサイオーカンめがけて追い込んで来る。しかし、
カサイオーカンが粘りきり、エルデンライデンに1馬身の差を付け優勝。エルデンラ
イデンは昨年に続き2着。オープン馬らしい白熱したレースであった。
勝ったカサイオーカンは岩手転入後初の特別レース制覇。全日本チャンプの貫祿を
見せるレースであった。鞍上の渡辺正彦騎手は前日のスプリングCに続く特別制覇。
一方、1番人気のランドアポロは馬体重こそ520kであったが、まだ馬体に余裕
があり、今後の巻き返しが注目される。
□勝ち馬のプロフィール
馬名 カサイオーカン
性齢 セン8
毛色 鹿毛
父 キンカイチフジ
母 カサイマルゼン
母の父 マルゼンスキー
騎手 渡辺正彦
厩舎 水沢・瀬戸幸次
馬主 笠井益子氏
通算成績 55戦17勝、2着8回、3着8回
主な勝ち鞍 重賞:96年度全日本アラブ大賞典 大井・ダ2600
特別:97年度IBC杯 水沢・ダ1600