第4回青藍賞

第4回青藍賞〔重賞〕
10月27日(日)  盛岡競馬場  10R  9頭  良馬場
サラオープン ダ2000m  左回り  1着賞金1000万円

□結果

着枠馬 馬名               騎手      馬体重   タイム  着差   単勝票  複勝票
144 シャマードシンボリ 関本浩司  524(+4)  2.09.2          1282     505
233 モリユウプリンス  菊池武   446(-2)  2.09.3  首      2334     718
377 ミヤシロテュードオ 小林俊彦  484(-2)  2.10.0  4        356     207
466 ユウユウサンボーイ 草地保隆  495(+6)  2.10.3  1.1/2    349     207
588 ブラッククロス   山本裕次郎 470(+2)  2.10.4  3/4      214     191
622 ウエストサンボーイ 菅原勲   474(-4)  2.10.5  首      1543     648
789 サカモトリードワン 村上忍   461(+1)  2.10.8  1.1/2   1387     287
855 ナイスマーク    阿部英俊  475(+6)  2.11.7  5        246     165
911 グラールストーン  佐藤雅彦  538(-2)  2.11.7  頭       781     584

□払い戻し

 単勝     4   490円
 複勝     4   180円
        3   150円
        7   330円
 連勝複式 3−4   720円

□コメント

 好天に恵まれた盛岡競馬場。とは言え、冷たい風が身にしみる季節になった。復活
に向けて期待のかかるモリユウプリンスが1番人気。4歳馬ウエストサンボーイが2
番人気、以下サカモトリードワン、シャマードシンボリ、グラールストーンと人気は
続く。3レースでの発走時刻遅れにより、予定を変更して天皇賞の直後に行われた。

 4コーナーポケットからのスタート。ミヤシロテュードオが好スタート。グラール
ストーン、ナイスマークも出てきて3頭の先行争いは、すぐにナイスマークが先頭。
グラールストーン、ミヤシロテュードオが2番手並走。2コーナー手前でサカモトリ
ードワンが3番手に上がり、グラールストーンは4番手、その外にユウユウサンボー
イ。さらにシャマードシンボリ、モリユウプリンスが続く(この辺りの展開は少し曖
昧)。ウエストサンボーイは最初の直線では好位に付けていたが、古馬のペースに戸
惑ったのかズルズル後退して後方2番手。ポツンと離れたしんがりからブラッククロ
ス。3コーナーをナイスマーク、ミヤシロテュードオ、サカモトリードワン、ユウユ
ウサンボーイ、シャマードシンボリの順に通過。4コーナーでミヤシロテュードオが
ナイスマークを交わして先頭。シャマードシンボリ、サカモトリードワンも続き、大
外からモリユウプリンスも上がって来る。直線に入るとシャマードシンボリが抜け出
し、これをモリユウプリンスがじりじり追いつめるが差はなかなか縮まらず、シャマ
ードシンボリが首差凌ぎ切った。

 勝ったシャマードシンボリは9歳にして初の重賞制覇。不振だった8歳時から、誰
が今年の活躍を予想したことか。2着モリユウプリンスはまだまだ体は物足りなく、
今のところはこんなものだろう。それでも少しずつ良化しており、最も得意とする長
距離レース北上川大賞典での復活を望みたい。4歳からの挑戦ウエストサンボーイは
ペースに戸惑った印象で、一旦ズルズル下がりながらも再び伸びてきたが、上位とは
差のある6着。今の段階ではまだ通用しないようだが、まだまだ成長の余地を残して
おり、古馬になればかなり期待出来るのではないかと思う。ダービーグランプリ出走
は微妙かも知れないが他に有力馬も少ないので選出される可能性は高いだろう。

□勝ち馬のプロフィール

 馬名    シャマードシンボリ
 性齢    牡9
 毛色    鹿毛
 父     シンボリルドルフ
 母     スイートヘッド
 母の父   フィディオン
 クロス   無し
 騎手    関本浩司
 厩舎    盛岡・桜田浩三
 馬主    西村正氏
 生産者   シンボリ牧場
 通算成績  71戦15勝、2着4回、3着8回
 主な勝ち鞍 特別:94年ブラッドストーンS   中山・芝3200
       特別:96年すずらん賞       水沢・ダ1600
       重賞:96年青藍賞         新盛岡ダ2000